このようなお悩みに回答しています。
今回の記事の内容は以下の通りです。
- ゲストハウスのデメリットの解説
- そのデメリットを克服するための方法
この記事を書いている人。
元サラリーマン。34歳で独立したのち、ゲストハウス、投資、ブログ運営等のビジネスをしています。
また、民泊やゲストハウスは地元新聞やTV(NHK)を始め日本経済新聞にも民泊の実践者として紹介されています。
ゲストハウスに初めて宿泊する人にとって、ゲストハウスには未知の部分が多くあると思います。
一体何を用意すればいいのか、どういうデメリットがあるのかなど知りたい人も多いと思います。
そこで今回は、ゲストハウスに宿泊するデメリット、そしてその対策について、ゲストハウス運営者である僕の視点からお伝えしたいと思います。
結論からお伝えすると、
- ゲストハウスに宿泊すると5つのデメリットがある
- デメリット対策をすれば宿泊に不便を感じなくなる
- ある程度の割り切る気持ちを持つと宿泊が快適となる
という内容になっています。
特にこの記事は、
- ゲストハウスに初めて宿泊しようと考えている人
- ゲストハウスに宿泊するデメリットが知りたい人
にとっては有益な情報となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
※ゲストハウスに宿泊するメリットはこちらの記事をご覧ください。
関連記事>>>ゲストハウスに宿泊するメリットって何なの?ホテルには無い魅力を紹介!
ゲストハウスに宿泊するデメリットとは?全部で5つあります
結論、ゲストハウスに宿泊するデメリットは以下の5つが考えられます。
- 音の問題
- プライバシーの問題
- 貴重品管理の問題
- 設備共有の問題
- コミュニケーションの問題
では、1つ1つお伝えしたいと思います。
ゲストハウスに宿泊するデメリット1:音の問題
ゲストハウスには大きくわけて以下の3つの宿泊プランがあります。
- 2段ベッドなどのドミトリータイプのお部屋
- 個室タイプのお部屋
- 1棟貸し切りタイプ
その中で特に音の問題がひどいのは当然2段ベッドなどがあるドミトリータイプのお部屋です。
では、具体的にどんな音の問題があるかというと以下の3つ。
- ①他人のいびき
- ②深夜・早朝の音
- ③音楽や電話の音
①他人のいびき
2段ベッドが数台あるドミトリーは空間がオープンになっていることが多く(カーテン等で間仕切りはされている)、そのため就寝時に他人のいびきがよく聞こえます。
当然その音が気になってなかなか寝れない、または睡眠中に起こされてしまう人もいるでしょう。
②深夜・早朝の音
旅行者によって行動は違います。例えば、
- 早朝5時にチェックアウトする人
- 近くのお店に飲みに行って深夜部屋に帰ってくる人
- 友達同士で盛り上がり周りの状況を気にかけない人
など様々な人がいます。
当然、5時にチェックアウトする人は午前4時や4時30分にアラームをセットするでしょう。
その結果、そのアラームにより起きたくもない時間に起こされてしまいます。
また、深夜の物音もそうです。やっと眠りにつけたと思った矢先、お酒が入った友達同士がお部屋に帰ってきた場合会話が始まることがあります。
もちろん、これはゲストハウスに宿泊する人(特にドミトリー)として最低限のマナーが無い場合ですが・・・。
ただ、僕の旅行者としての経験上、こういうことをする日本人は少なく、国内外の旅行問わず日本人以外の人が深夜に友達同士で周りを気にせず話をしていました。
③音楽や電話の音
音楽がドミトリーから漏れてくる。電話の声がよく聞こえる。
こういう音もゲストハウス(ドミトリータイプのお部屋)に泊まるデメリットだったりします。
カーテン1枚ではどうしても防ぎようがないですね。
ゲストハウスに宿泊するデメリット2:プライバシーの問題
2つめのデメリットはプライバシーの問題です。こちらもドミトリータイプのお部屋の場合のお話ですね。
もちろん、カーテンでしっかり囲われている施設もありますが(逆にカーテンの隙間から見えるベッドもあります)、そのカーテン1枚の先には人が歩いていたりします。
着替えている最中に旅行者がベッドを間違えてカーテンをが間違えて入ってくるというケースもあるかもしれません。
なかなかプライバシーの確保は難しいのでは、と感じています。
ゲストハウスに宿泊するデメリット3:貴重品管理の問題
貴重品管理のデメリットも、基本的にはドミトリータイプのお部屋に該当するデメリットとなります。
不特定多数の人がカーテン1枚開けると簡単にベッドにの上に置いてある荷物にアクセスすることができます。
そして、そのバッグから財布やパスポート等の貴重品を盗むという行為になるかもしれません。
貴重品管理は自己責任。まず盗まれたら戻ってこないと考えた方がいいでしょう。
僕が実際にしていた対策方法は後ほどお伝えしますね。
ゲストハウスに宿泊するデメリット4:設備共有の問題
この設備共有のデメリットは、ドミトリーだけでなく個室や一棟貸しのゲストハウスにも当てはまります。
ホテルに宿泊する場合は、各お部屋にトイレとお風呂(シャワー)があると思います。
ですが、基本的にゲストハウスではトイレやお風呂(シャワー)が共有です。
トイレは男女別で分かれているところが多いですが、僕の経験上お風呂(シャワー)に関しては共有というところが多いですね。
だから、『他人が使ったあとはちょっと・・・』というのに抵抗がある人にとっては、ゲストハウスのデメリットとなるでしょう。
ゲストハウスに宿泊するデメリット5:コミュニケーションの問題
このコミュニケーションのデメリットは、ドミトリーと個室に当てはまるデメリットです。
具体的に言うと、
- みんなで集まって食事を食べるスタイルのゲストハウス
- ◯時〜はみんなで集まってお酒を飲むスタイルのゲストハウス
など、宿泊者全員で何かをするというスタイルのゲストハウスに宿泊すると、コミュニケーションが苦手な人にとっては苦痛となる可能性があります。
でも、これは悪いことばかりではなく
- 他の旅行者の人と仲良くなれるきっかけができる
- 旅行者同士で情報交換がしやすくなる
- 旅の思い出は人!というように様々な人と話ができるかもしれない
というメリットも持ち合わせています。
他の旅人と交流したい人には最適なのですが、コミュニケーションが不得意な人にとってはハードルが少し高いかもしれません。
このあたりはどういうスタイルのゲストハウスなのか、色々調べてから予約してもいいかもしれませんね。
ゲストハウスのデメリットを克服し快適に宿泊するには?
結論、ゲストハウスの5つのデメリット対策は以下の通りです。
- 音の問題には耳栓と貸切ゲストハウスを選ぶ
- プライバシーは個室か貸切ゲストハウスで対策をする
- 貴重品はバッグに鍵を付ける
- トイレ・お風呂等の清潔さはクチコミを参考に
- 交流が強制のゲストハウスはコミュニケーションが苦手な人は避ける
音の問題は耳栓と貸切タイプのゲストハウスを選ぶ
音の問題への対策方法は以下の2つです。
- 耳栓を用意する
- ドミトリーではなく個室、または貸切のゲストハウスを選ぶ
耳栓を用意する
耳栓を用意しましょう。これで他人のいびきを含む騒音はだいぶ軽減されます。お金をかけたくない人は100均にある耳栓で十分でしょう。
ですが、今後も継続して使用する場合、例えば
- 集中して勉強するため
- 大音量でする楽器の演奏から耳を守るため
- DIYでの作業音の軽減のため
- 飛行機等の気圧の変化による耳の痛みを防ぐため
など様々な用途で使用する場合はこちらの耳栓がおすすめです。
ぜひ、耳栓を用意して快適にゲストハウスに宿泊してみてください。
ドミトリーではなく個室、または貸切のゲストハウスを選ぶ
他人の音を気にしたくないのであれば、
- ドミトリーではなく個室
- 貸切のゲストハウス
のどちらかを選ぶとより快適に宿泊することができます。
ドミトリーは他の旅行者と相部屋ですが、個室はあなただけの空間になります。
ただ、壁やドア越しに他人のいびきであったり生活音が聞こえるかもしれませんが、それでもドミトリーのカーテン1枚と比較すると快適に宿泊することができます。
さらに、個室ではなく1棟まるまる貸切のゲストハウスを選ぶとより快適になります。
その分デメリットとしてお値段は高くなってしまいますが、
- 友達だけ
- カップルだけ
- 家族だけ
というように、あなたの知っている人だけで利用できるのでストレスが大幅に軽減されます。
実際、僕がしている3つの宿泊施設のうち、
- 2つは貸切タイプのみ
- 1つは要望があれば貸切タイプにできる
ゲストハウスになっており、多くの人にご利用いただいています。
ですので、他人の音が気になる場合は、
- 耳栓で対応する
- 個室または貸切型のゲストハウスを選ぶ
ということをおすすめします。
プライバシー問題は個室か貸切型のゲストハウスを選ぶと解決します!
ゲストハウスのデメリットであるプライバシー問題は、以下の対策が有効です。
- 個室を選ぶ
- 貸切型のゲストハウスを選ぶ
個室は当然お部屋に鍵がついているタイプのお部屋を選ぶと一気にプライバシー問題は解決します。
それ以上にプライバシー問題を解決したい場合は、貸切型のゲストハウスを選ぶようにしましょう。
貸切型のゲストハウスに宿泊すると、宿泊者であるあなた、またはあなたの友人や家族以外誰もいない状態になるため、自宅の延長のようになります。
旅行先にいつもとは違う自宅ができると思うとワクワクしますね!
貴重品の管理は自己責任!バッグに鍵は必ずつけましょう!
貴重品の管理はすべて自己責任と考えるようにしましょう。
そのための対策として、
- バッグには鍵をつける
- バッグと柱等をワイヤーでつなぐ
- 外側から鍵がかかる個室を選ぶ
という対策が有効です。
実際、僕が海外を放浪していたときはこのような対策をしていました。
なぜバッグだけでなく、バッグと柱等をワイヤーをつなぐかというと、バッグごと盗まれることもあるからですね。
こういう用途で使います。
そして、ここでポイントとなるのは、鍵付きの鍵ではなくダイヤルロック式の鍵を使うということです。
だから、ダイヤル式の鍵とワイヤーなどを用意して貴重品は自分で守ることを意識してください。
下記の商品はそのダイヤル式の鍵とワイヤーがセットになった商品なので1回の購入ですべて揃うのでおすすめです。
ただ、ワイヤーを切られたり鍵を無理やり壊されることもあるので、
- 財布
- パスポート
は必ず肌見放さず持ちあることが大切だと僕は考えています。
また、外側から鍵がかかる個室を選ぶというのも有効です。
なぜ『外側から鍵がかかる』という表現をしたかというと、お部屋の中からしか鍵がかからない個室のお部屋もあるからですね。
すると、外出中誰でも簡単にお部屋に入ってこれるので、貴重品の管理には役に立ちません。
ですので、外側から鍵がかかるゲストハウス+ダイヤル式の鍵+ワイヤーで固定をすると、簡単に盗難被害にはあわなくなるので、ぜひ試してみてくださいね。
※それでもワイヤーを切られ盗難にあうときはあいますが・・・。
トイレ・お風呂等の清潔さはクチコミを参考にしよう
ゲストハウスのトイレや洗面、お風呂(シャワー)は基本的に共有です。
僕も国内外様々な旅をしていますが、経験上宿泊したすべてのゲストハウスの設備機器は共有でした。
当然キレイなトイレもあれば汚いトイレもあったり、掃除が行き届いているお風呂もあれば掃除が行き届いていないゲストハウスもありました。
では、どのように清潔なゲストハウスとそうでないゲストハウスを宿泊予約する前に判断するかというと、クチコミの『清潔さ』という項目で確認します。
例えば、僕の経営している『うずしおゲストハウス』の実際のクチコミを取り上げて説明してみますね。
こちらはbooking.comに掲載されている実際のクチコミになります。
この中で『清潔さ』という項目を見てみると9.2という数字が出てきますね。260件のクチコミの平均が9.2ということになります。
10点満点中の9.2なので、まずまず清潔な方ではないでしょうか。
これはbooking.comの項目ですがその他にも
- 楽天トラベル
- じゃらん
- るるぶトラベル
- Airbnb
- Expedia
などにもよく似た項目があるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
交流が強制のゲストハウスは初心者は避けてもいいかも
僕が考えるゲストハウスの魅力は大きく分けて2つあります。
- 価格
- 人との交流
ただ、コミュニケーションが苦手な人にとっては、他人との会話というのは始めは恐怖に感じるかもしれませんね。
その場合の対策としては3つあります。
- 個室を選んで他の人との交流を極力避ける
- 交流が強制のゲストハウスは避ける
- 貸切型のゲストハウスを選ぶ
『交流が強制のゲストハウス』と書くと何か悪いイメージを持ってしまうかもしれませんが、そんなことありません。
デメリットの紹介のところでも少し解説しましたが、ゲストハウスに宿泊する人の中には、『交流したいけどなかなか自分から話かけづらい・・・』という人もいます。
ですので、何かの機会に全員で集まるというのは、実は他の人と話す良いきっかけだったりするんですね。
ですが、あまりコミュニケーションが得意でない人にとってはもしかしたらその空間が苦手に感じるかもしれません。
ですので、その場合は『他の人と交流する必要がないゲストハウス』か『貸切型のゲストハウス』を選ぶといいでしょう。
ちなみに、僕のゲストハウスは会話したい人が自然と共有ルームで集まってみんなで話をしています。
交流したくない人はゆっくりお部屋でお休みになられてます。
ただ、コミュニケーション能力はより快適に人生を生きていくためには、ある程度の向上させておいて損ではありません。
なぜなら、ストレスの原因の1つに人間関係があるからですね。
そのためにも少しずつコミュニケーション能力を高めてみてくださいね。
本で勉強するならこちらの本がおすすめです。
How to 本というよりは、コミュニケーションの本質について書かれています。
ちなみに、ゲストハウスではどういう出会いがあるのか実体験を交えて書いた記事はこちらになります。
ぜひあわせてご覧ください。
関連記事>>>ゲストハウスで出会いはあるのか?ゲストハウス運営者が裏側を告白!
ゲストハウスのデメリットはある程度割り切る気持ちも大切
不特定多数の人が利用するゲストハウス。
やはり、人それぞれ設備の使い方が違ったりします。日本人だけでも大きく違うのに海外の人がそこに混ざると日本人の常識ではないことも起こったりする可能性もあります。
そういうときは『割り切る気持ち』が大切です。
僕は21歳からアメリカで4年半生活していたので、文化の違いというものを痛いぐらい経験しています。
『まーそんなもんだよね』という割り切る気持ちを持つとゲストハウスのデメリットもそこまで気にならなくなったりします。
ですので、神経質にはならず『割り切る気持ち』を持つこともゲストハウスを快適に過ごす秘訣だったりします。
まとめ:ゲストハウス宿泊のデメリットは対策すれば大丈夫!
今回は、ゲストハウスに宿泊するデメリットについて僕の実体験を交えて書いてみました。
まとめると、
- ゲストハウスのデメリットは5つある
- デメリットの対策をすれば快適に宿泊することができる
- 初心者はドミトリーではなく、個室または貸切型のゲストハウスを選択する
- 割り切る気持ちを持つことも大切
ということになります。
今回は様々なゲストハウスのデメリットを紹介しましたが、ゲストハウスはとても楽しい場所です。
ホテルにはない魅力がいっぱいあったりします。
もちろんこの意味は、ホテルより優れているということではなくホテルとは違った魅力がありそれぞれに良さがあるという意味です。
旅の思い出は観光地もそうですが、現地の人や旅行者との交流にもあります。ぜひデメリット対策をしてゲストハウスに宿泊してほしいと思います。
新しい経験ができるので旅行の選択肢が増えますよ。
ちなみに、僕が経営する『うずしおゲストハウス』の近くの観光スポットは2つあります。
1つは、鳴門の渦潮。もう1つは大塚国際美術館です。
徳島県の鳴門市に旅行に行く場合は、ぜひ立ち寄ってくださいね。
それぞれの特徴は別の記事にまとめているので、ぜひあわせてご覧ください。
渦潮のことについてはこの記事に書いています。
関連記事>>>鳴門の渦潮のベストな時間帯とその2種類の見学方法を解説【徳島県】
大塚国際美術館のことについてはこちらの記事に書いています。
関連記事>>>大塚国際美術館へのアクセス方法は?車や公共交通機関での行き方を解説!
関連記事>>>【実体験】大塚国際美術館へ行った人の口コミのまとめてみた!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。