このようなご質問に回答しています。
今回の記事の内容は以下の通りです。
- Go To トラベルキャンペーンの仕組み
- 地域共通クーポンの不正利用が起こる原因
- 地域共通クーポンには電子と紙クーポンの2種類がある
- 知らない間に加害者にならないために
この記事を書いている人。
元サラリーマン。34歳で独立したのち、ゲストハウス、投資、ブログ運営等のビジネスをしています。
また、民泊やゲストハウスは地元新聞やTV(NHK)を始め日本経済新聞にも民泊の実践者として紹介されています。
2020年7月から始めったGo Toトラベルキャンペーン。
その利用累計人数は2020年10月15日までに3138万人もの人が利用している大人気キャンペーン。
宿泊料等の35%分の割引だけでなく、旅行代金の15%程度の地域共通クーポンまでもらえるというもの。
ですが、その地域共通クーポンの不正取得が起こっているということがニュースで大きく取り上げられています。
そこで今回は、
- 地域共通クーポンでなぜ不正取得が起こるのか
- 無意識で犯罪をしてしまわないために
ということについて、実体験を交えながら解説したいと思います。
結論からお伝えすると、
- 地域共通クーポンの電子クーポンで犯罪が起こっている
- 地域共通クーポンの紙クーポンは犯罪が起こりにくい
- 電子クーポンを間違って取得した場合は旅行エージェントに確認する
という内容になっています。
特にこの記事は
- Go To トラベルキャンペーンを正しく利用したい人
- 地域共通クーポンの犯罪に巻き込まれたくない人
にとって有益な内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
動画で説明を聞きたいという人はこちらからどうぞ!
Go To トラベルキャンペーンとはどういう仕組みか?
結論、Go To トラベルキャンペーンとは宿泊費等の割引が35%、旅行代金の15%程度の地域共通クーポンがもらえる仕組みとなっております。
Go To トラベルを利用して1泊10000円のホテルに1泊した場合
Go To トラベルキャンペーンを利用して1泊10000円のホテルに1泊した場合のご宿泊料金は10000円ですね。その場合、宿泊料の35%が割引となります。
計算すると、
- 10000円(本来の宿泊料) x 65%(35%割引後)=6500円
この6500円がご精算となる金額になります。
さらに、地域共通クーポンが15%程度つくので、
- 10000円 x 15% = 1500円
地域共通クーポンは1000円単位ですので、100円の位で四捨五入します。
今回は100の位が5ですので、切り上げになり取得できる地域共通クーポンは2000円となります。
つまり、Go To トラベルキャンペーンを使うと、1万円の宿泊代が6500円に、さらに2000円のクーポンまでついてくるというわけです。
Go To トラベルを利用して1泊4900円のホテルに2連泊した場合
1泊4900円が2泊ですので、合計のご宿泊料金は9800円になります。
ですので、この合計金額9800円にGo To トラベルキャンペーンの割引が適用となります。
- 9800円 x 65% = 6370円(2日分の宿泊料金)
さらに、ここから地域共通クーポンが発行されます。
- 9800円 x 15% = 1470円
先程もお伝えしまたが、地域共通クーポンは100の位を四捨五入するので、結果として1000円の地域共通クーポンが取得できます。
先程の宿泊代金は10000円だったので、四捨五入して2000円の地域共通クーポンがもらえたのですが、今回の9800円では1000円となってしまいます。
ですので、わずか20円の差で地域共通クーポンの取得金額に差が出るのであれば、あなた自身で地域共通クーポンの金額を計算してから宿の料金を選んでもいいかもしれませんね。
Go To トラベルの地域共通クーポンの不正取得はなぜ起こるのか?
結論、地域共通クーポンが電子クーポンの場合は不正取得が起こる可能性があるが紙クーポンではまず不可能。
地域共通クーポンには以下の2種類のクーポンがあります。
- 電子クーポン
- 紙クーポン
実際に不正取得が起こっているのは電子クーポンで起こっています。
僕自身は紙クーポンを取り扱っていますが、紙クーポンで不正をすることは不可能じゃないかなって思っています。
調べていくと、その不正取得詐欺はサイトAを経由した予約に集中している。
では、なぜそのサイトA経由の不正取得が多いかというと、そのサイトAには会員登録もクレジットカード情報の登録も必要ないからです。
そして、
- 偽名
- 嘘の住所
を入力して予約を確定し予約番号を取得するという手口です。
その結果、ホテル側は誰が予約したのかわからないため犯人を追跡できない、という状態になっているそうです。
では、なぜ予約番号を取得すれば地域共通クーポンの不正取得ができるかというと、電子クーポンの取得方法は、チェックイン日の午後3時以降にGo To トラベルのサイトに
- 予約した旅行会社の旅行業者等ID
- 予約番号・受付番号等
- 初泊の宿泊施設の都道府県
を入力すると取得できるからですね。
オンラインですべて簡潔に終わるというメリットを悪用した手口だといえます。
それと比較してなぜ紙クーポンでは不正取得が起きないかというと、対面で地域共通クーポンをお渡しするようになっているからです。
つまり、宿泊施設に予約した本人が現れない限り地域共通クーポンはお渡しすることは物理的に不可能です。
その結果、紙クーポンの場合は不正取得ができないということになります。
ただ、電子クーポンを利用した犯罪は簡単にバレると僕は考えています。
地域共通クーポンの不正取得は簡単にバレる!
結論、地域共通は以下の3つの理由で簡単にバレると考えています。
- 利用期限
- 利用できる場所
- 利用履歴
地域共通クーポンは利用期限が決まっている
地域共通の特徴として、利用期限が短いというのがあります。
利用期限は、チェックイン日〜チェックアウト日当日です。
例えば、本日11月12日にチェックインして、翌日の11月13日のチェックアウトとします。
その場合、利用できる日は12日と13日の2日間となります。
つまり、その期間に利用しなければ地域共通クーポンは使用することができない、というわけです。
地域共通クーポンは利用できる場所が限られている
地域共通クーポンは2つの点で利用できる場所が限られています。
- 取得した都道府県とその近隣県のみ
- 利用できる店舗のみ
取得した都道府県とその近隣県のみが対象となっており、僕の住んでいる徳島県では、
- 徳島県
- 香川県
- 愛媛県
- 高知県
- 兵庫県
- 和歌山県
が対象となっています。
さらに、その対象都道府県内にある電子クーポンが利用できるお店でしか取り扱うことができません。
つまり、立ち寄りそうな場所が簡単に絞られてしまう、ということを意味しています。
地域共通クーポンには利用履歴が残る
これは僕の推測になりますが、電子クーポンには利用履歴が残ると考えています。
なぜなら、紙クーポンの場合もそうだからです。
僕の場合は、誰が紙クーポンの何番をいつ取得したかというのをエクセルにまとめて提出する義務があるからですね。
おそらく、それと利用店舗からの提出を比較して不正があるかどうかチェックしているんだと思います。
紙の場合でもそうなので、おそらく電子クーポンの場合でもしていると推測しています。
つまり、店舗に立ち寄った際にそこにある防犯カメラから簡単に顔や車がバレてしまい、警察に捕まるのではと考えています。
したがって、電子クーポンを不正取得したとしても、
- 利用できる期限が短い
- 利用できる場所が限られている
- お店の防犯カメラから足がつく
ためすぐに捕まってしまうでしょうね。
万が一地域共通クーポンを不正取得してしまった場合には?
結論、旅行エージェント、またはOTAに連絡をして対応を確認しましょう。
実際、Go To トラベル事務局に連絡し以下の状況の場合はどうなるのか確認しました。
チェックイン日の午後3時に予約番号を入力し地域共通電子クーポンを取得。でも、その後何かトラブルがあり旅行をキャンセルせざるを得ない状況になったとします。
その場合は、Go To トラベルの事務局は
- 旅行エージェント
- OTA(じゃらんや楽天トラベル等)
に電話をして、どうすればいいのか確認してほしいという答えでした。
また、当日キャンセルになるので全額キャンセル料を払った場合でも電子クーポンは使えないのか、という質問も同時にしてみました。
こちらは、使えないという回答でした。
理由は、旅行代金に対する地域共通クーポンでありキャンセル料に対する地域共通クーポンではないからという理由でした。
ですので、何か困った場合は旅行エージェント、またはOTAに連絡し指示を仰ぐことをおすすめします。
まとめ:Go To トラベルの地域共通クーポンの不正取得は絶対にやめよう!
今回は、Go To トラベルキャンペーンで取得できる地域共通クーポンの不正取得について書いてみました。
まとめると、
- 地域共通クーポンの電子クーポンで不正取得が多発している
- 地域共通クーポンの不正取得は簡単にバレる
- 地域共通クーポンのことで困った場合は旅行エージェント、またはOTAに確認しよう
ということになります。
Go To トラベルキャンペーンは2021年2月1日チェックアウト分まで利用可能です。
この期間が伸びる可能性もありますが、この記事を書いている時点では上記の日程までとなっております。
各自が免疫力を高めぜひ旅行を楽しんでほしいと考えております。
そして、徳島県の鳴門市にお越しの際はぜひ僕が経営している『うずしおゲストハウス』に遊びに来てくださいね。
うずしおゲストハウスの公式ホームページ⇒https://uzushioguesthouse.com/
近くの観光スポットは、鳴門の渦潮や大津国際美術館があります。
詳しくはこちらの記事を読んでみてくださいね。
渦潮のことについてはこの記事がおすすめです。
関連記事>>>鳴門の渦潮のベストな時間帯とその2種類の見学方法を解説【徳島県】
大塚国際美術館のことについてはこちらの記事がおすすめです。
関連記事>>>大塚国際美術館へのアクセス方法は?車や公共交通機関での行き方を解説!
関連記事>>>【実体験】大塚国際美術館へ行った人の口コミのまとめてみた!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
2020年12月追記:地域共通クーポンの不正取得者が逮捕されました
結論、やっぱりすぐに捕まりましたね!
こちらがその記事になります。
逮捕容疑は10月上旬、宿泊する意思がないのに大手旅行サイトに虚偽の情報を入力し、東京都内の4カ所のホテルに5回にわたり予約を入れ、電子クーポン約54万円分をだまし取った疑い。
地域共通クーポンは、紙クーポンと電子クーポンの2種類あり、1人1泊当たり旅行代金の最大15%分を受け取れる。観光庁によると、電子クーポンは宿泊施設にチェックインする前でも当日の午後3時以降に発行され、不正取得が目的とみられる宿泊の無断キャンセルが複数確認されているという。
捜査2課によると、相田容疑者はいずれも1週間以上の長期の宿泊予約を入れ、ホテル側の被害は総額約500万円に上るという。インターネット交流サイト(SNS)の情報を基に不正を行ったと話しており、詐取したクーポンの多くはスマートフォンやゲームソフトの購入に充てたという。
引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020112900183&g=soc
この記事を書いて公開したので2020年11月12日。
そこからわずか1ヶ月経たない間に逮捕されました。
不正はバレます。絶対にやめましょうね!