2019年7月8日に『食を通したインバウンドマーケティングのセミナー』に参加してきました。
僕がしているビジネスは民泊やゲストハウス、つまり宿泊業であるため、飲食業とは全く関係ありません。
ですが、何かヒントになるのではないかと考え、約2時間のセミナーに参加してきました。
そこで、今回のブログは『食を通したインバウンドマーケティングセミナー』の内容や僕が感じたことをまとめてみました。
今回の記事の内容は以下の通りです。
- 海外のお客さんの来日目的
- 海外の文化を知ることは非常に重要
- セミナーの影響を受けて僕がしたこと、しようとしていること
この記事を書いている人。
元サラリーマン。34歳で独立したのち、ゲストハウス、投資、ブログ運営等のビジネスをしています。また、民泊やゲストハウスは地元新聞やTV(NHK)を始め日本経済新聞にも民泊の実践者として紹介されています。
ちなみに、『インバウンド』という言葉の意味は『外国人が訪れてくる旅行のこと』を指します。
その逆の言葉は『アウトバウンド』になり、これは『日本人が海外へ旅行すること』を意味しています。
特にこの記事は
- インバウンドビジネスに興味がある人
- 海外のお客様向けの飲食店を展開してみたいと人
は特に参考になるので、ぜひ最後までご覧ください。
インバウンドマーケティングセミナーの講師は誰?
今回参加したインバウンドマーケティングセミナーの講師の方を紹介したいと思います。
片岡究(かたおか きゅう)さんになります。
詳しいプロフィールがこちらになります。
プロフィールを簡単にまとめると・・・
- 10代から飲食業界へ(調理師免許を取得)
- オーストラリア、アジアをバックパッカーとして旅をする
- 2007年にインバウンド誘致と現場改革を実施し、前年比400%を達成(セミナー内では400%以上の発言あり)
- 2011年に株式会社インテージア創業
- 年間集客数は20万人以上
という内容ですね。
特に、数字の大きさにびっくりしています。
では、この片岡研さんが行ったインバウンドマーケティングセミナーはどういうものだったのでしょうか。
インバウンドマーケティングセミナーの内容とは?
日本へ来る楽しみの1つに『日本食』を食べるというのがある
インバウンドマーケティングセミナーの開始は、『どのような目的で海外のお客さんは日本へ来るのか』という目的から話が始まりました。
そして、その目的の上位5つが以下の通りになります。
- 日本食を食べる
- ショッピング
- 自然・景観地観光
- 温泉に入る
- テーマパークに行く
というものとのこと。
そして、それぞれの数字の内訳は、
- 日本食を食べる(79.7%)
- ショッピング(62.8%)
- 自然・景観地観光(62.3%)
- 温泉に入る(50.7%)
- テーマパークに行く(38.8%)
という結果の数字が出ています
つまり、多くの来日する海外の人は『日本へ来たら日本食を食べたい』と考えているということですね。
では、なぜ海外の人は日本食が食べたいのか。
それは、現在世界中で日本食がブームになっているからとのことでした。
日本食は世界中でブームになっている
そして、渡辺さんがおっしゃるには、現在日本食は世界中でブームになっているとのことでした。
ちなみに、以前ツイッターにこういう投稿があり炎上したのを覚えていますか。
フランス人観光客「そばを啜る音が不快」
これは私もフランスから日本へ帰ってきたとき感じた
もちろん日本ではそう食べるのが一般的で食文化でもあるということは理解しているけど、私自信抵抗がある最近の若い女性は啜る人がほとんどいないと思う
食文化も変容していけばいいね pic.twitter.com/uqWld222S3— はるか (@Kg5GhATZPPA1WKx) 2019年5月4日
ですが、この渡辺さんは世界の食事情報に精通した方。
そして、『考えられない。むしろ全く逆。最近は日本の食べ方を海外の人は発信している』とおっしゃって、ある動画を見せてくれました。
具体的なラーメンの食べ方は1:16〜ぐらいから説明してくれてます。
この動画は個人的にかなり衝撃を受けました。もはや現在はこういう時代なのかと。
僕はよく海外の人と一緒にいます。そして、よく一緒の時間を過ごします。
でも、やはり一緒にラーメンを食べに行ったら、相手に気を使って『音を出来るだけ立てないように』食べていたからです。
なぜなら、相手が不快と思うことを、自分からわざわざする必要がないからですね。
でも、ある意味日本の食文化を伝えるチャンスでもありますね。
ただし、僕だけが説明すると『独りよがりになり価値観の押し付け』と捉えられるかもしれません。
ですが、こういう動画を見せて一緒にラーメン屋さんに行くのはありですね。
そして、『お手本見せるから、やってみな』って言って音を立てて普通にラーメンを食べる。
こういうのもいいですね。
もし、この手の動画が興味がある人は『How to eat ramen』で検索すれば、たくさん動画を見つけることができますよ。
ただし、このことも同時に覚えておいてくださいね。日本の文化を尊重してもらうためにも、相手の食文化を知るということが非常に重要になるということです。
冷たい食事は霊前の食事:アジア圏
冷たい食事は霊前の食事、特にアジア圏では。
このことを、僕はセミナーに参加するまで知りませんでした。
どれだけ美味しくても・・・です。
だから、もしあなたが飲食業界で働いていて、よかれと思って『冷たい食事』を相手に提供すると、怒るかもしれませんね。
十分注意が必要です。
これは、僕の留学経験から常に考えていることですが、海外の人と話すときは、相手の文化を知るということは非常に重要です。
特に、もし今後あなたがインバウンドビジネスをしていく上では。
だからこそ、まずは『知る』という努力を飲食業界にお勤めの人はすることをおすすめします。
ちなみに、僕自身も本日はスペイン人からスペインの文化を色々教えていただきました。
また、どれだけ人気があっても、絶対に悪い部分があります。
そこで、次の項目は『海外の人が日本の食事に不満を持っていること』について、紹介したいと思います。
日本食への3大クレーム
どれだけ、素晴らし人でも必ず悪い部分があります。
そして、それは世界中でブームである日本食であってもです。
では、講師の渡辺さんは以下の3つが日本食のクレームで多いと教えていただきました。
- ボリュームが少ない
- 温かい料理を提供できていない
- スピードが遅い
という内容です。
では、1つ1つ説明したいと思います。
食事のボリュームが少ない
ボリュームが少ないというのは、わかりますよね。
単純に量が少ないということです。
例えば、中華系の人は食べきれないぐらい注文をして、残すという文化がありますよね。
その人達からすると、日本の食事は全体的にボリュームが少ないとの印象を持っているようです。
冷たい食事を出される
これは先ほど説明した通りですね。
冷たい食事は霊前の食事という文化だからですね。
ですので、これは食事の内容を変える等の対応をする必要がありますね。
スピードが遅い
これは以下の2つのスピードのことです。
- 食事の提供が遅い
- 支払いに時間がかかる
食事はゆっくり出すというのもありますよね。
でも、旅行者にとっては、日本にいる時間はとても限られています。
だから、いっぱい色んなところへ行きたい。
でも、食事がゆっくり出ていたらどうでしょう。
これでは、食事が中途半端になってしまい、食事が終わらないまま、バスへの移動が始まりますよね。
だからこそ、スピードは非常に重要になるとのこと。
また、支払いも現金対応のみだったりするので、時間がかかるとのことでした。
電子マネーでの決済、最低でもクレジットカードが必須なのかなと個人的には考えています。
でも、現実は多くのお店が現金でのお取引ですよね。当然電子マネーと比較すると、現金では時間がかかります。
その結果、スピードが遅いとクレームになったりするようです。
インバウンドマーケティングセミナーに参加して僕が行動したこと・今後行動すること
最後に、インバウンドマーケティングセミナーに参加して僕が行動したこと。
そして、今後行動しようと考えていることを書いてみました。
まずは、行動済みのこと。
団体客を受け入れることができうように、貸切プランのみの販売としましたね。
僕はいくつか代理で運用を任されている物件があります。
そこのオーナーさんと話をして、集客方法を変更しました。
つまり、団体客専用の宿泊施設としてネット上にアップしました。
この意図は、団体客を取り込むためですね。
僕が運用を任されている地域では、この値段でやっているところがないので。
その結果、最大70名ぐらいの人に同時に宿泊していただくことが可能です。
そして、その全ての手続きは終わっています。
また、今後しようと考えているのが、
- 徳島ラーメンの食べ方動画を英語で海外の人に向けて発信する
ということです。
普通のラーメンはもうすでに色んな人がしているからですね。
だから、徳島ラーメンにします。
そして、徳島ラーメンのポイントはもちろん生卵ですね。
海外の人は生卵を食べる習慣はあまりありません。
だからこそ、シナリオを作ってしっかりした英語で撮影したいと考えています。
あとは、地元鳴門の人に協力してもらって、料理教室とかですね。
他には、『流しそうめん体験』を作るとか、paypayの導入とか。
考えれば考えるほど、沢山したいことがあるので、継続して実践していきたいと思います。
まとめ:インバウンドマーケティングセミナーは学びが多かった
今回は渡辺究さんのインバウンドマーケティングセミナーに参加して、多くの学びがありました。
ですが、学んで『いいセミナーだったね』では、時間の無駄になります。
大切なことは行動すること。
これしかありません、このブログを読んでくれているあなたは知っていますよね。
ずっと書き続けているので。
なぜなら、いくら知識を詰め込んだところで、行動しなければ宝の持ち腐れになってしまうからです。
だからこそ、このブログを読んだあなたもぜひ何か行動を起こしてみてください。
主体的に自分の人生を生きることは楽しいですよ。
ぜひ一緒に頑張ってみましょう。
ちなみに、起業に興味がある人はこちらの記事もおすすめです。
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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。