僕は英語を話すためには必要最低限の単語力や文法は必須だと考えています。
そして、その必要最低限の単語力と文法とは中学英語レベルのです。
ただ、そうは言っても、21歳でプロドラマーを目指し単身渡米し、白人社会の中で4年半生活してきた僕ですが、留学当時は中学英語すら満足に覚えていませんでした。
特に、再度英語を勉強し始めて意味がわからなかったのが、『三単現』です。
あの動詞にsが付ついたり動詞の形が変化してしまうアレですね。
本当に意味がわからず、間違ってよくsを付けずに使っていたと思います。
そこで、今回のブログは英語をもう1度やり直したい人のために三単現について初心者目線でわかりやすく解説してみました。
是非最後まで読んで参考にして欲しいと思います。
英語の三単現とは?
僕が勉強始めたときに、わからなかったのがこの『三単現』です。
この『三単現』の読み方は『さんたんげん』と読みます。
では、この三単現とはどのような意味があるのでしょうか。
『三単現』とは三人称・単数・現在の略
英語の三単現とは、以下の3つの言葉の省略になります。
- 三人称
- 単数
- 現在
では、三単現この言葉を1つ1つ解説していきたいと思います。
三人称とは話し手・聞き手以外の人や事柄のこと
三人称の定義を辞書で調べてみました。
すると、以下のように定義されていました。
文法で、人称の一。話し手(書き手)・聞き手(読み手)以外の人または事柄に関することを示すもの。「彼」「彼女」「これ」「それ」「あれ」「どれ」など。
引用元:コトバンク
簡単にまとめると、三人称とは私やあなた以外の第三者や事柄になります。
では、三単現の『単数』とは何でしょうか。
単数とは数が1つであること
単数を同じように辞書で調べてみると以下のように定義されていました。
数が一つであること。単一であること。
引用元:コトバンク
つまり、1人や1個ということですね。
英語で言うと、『I』や『You』『It』であり、『We』や『They』ではないということがわかって頂けると思います。
では、最後の現在とは一体どういう意味になるのでしょうか。
現在とは今この時
『現在』の定義を調べると以下のように解説されていました。
時間を三つに区分した一つ。過去と未来の間。刻々と過去へと移り過ぎてゆく、今のこの時。また、その瞬間を含んで近い過去から近い未来にわたる時間。
引用元:コトバンク
英語には過去形、現在形、未来系があります。
その『現在形のときに適用しますよ』ということになります。
したがって上記の3つの内容をまとめると、
- 私やあなた以外の第三者や事柄のとき
- 『I』や『You』であり、『We』や『They』ではないとき
- 現在形のとき
に動詞が変化しますよ、という意味が三単現には込められています。
では、具体的にどのように動詞が変化するか解説していきたいと思います。
三人称・単数・現在形の3つが合わさったときのみ動詞にsまたはesが付く
三単現の考え方としては、先程の3つの条件(ルール)が合わさった時に
- 動詞にsまたはes
が付き、動詞が変化します。
ここでポイントとなるのは、3つの条件が『合わさった時』という点です。
そうなんです。
1つでも、ルールに当てはまらないときは、動詞は変化しないんですね。
つまり、英語は三人称のときに動詞にsが付くのではなく、3つの条件があわさった時のみ動詞が変化するのです。
ここは非常に重要なポイントなので、必ず抑えておいてくださいね。
では、どのようなときに、eまたはesが付くかというと、一定のルールがあります。
〜s, 〜sh, 〜ch, 〜x, 〜o で終わる単語にはesを付ける
いくつか単語を書きたいと思います。
まずは、sで終わる英単語。
- pass⇒passes
- cross⇒crosses
shで終わる英単語。
- wash⇒washes
- accomplish⇒accomplishes
chで終わる英単語
- catch⇒catches
- teach⇒teaches
xで終わる英単語。
- fix⇒fixes
- relax⇒relaxes
oで終わる英単語
- go⇒goes
- do⇒does
yをiに変更してesを付ける動詞がある
study(スタディ)勉強するという単語はstudyのyがiに変化しesを付けstudies(スタディイズ)となります。
このようにsまたはesだけではなく、不規則な変化をする動詞もあります。
その見極め方とは、母音『a,e,i,o,u』で終わる言葉以外+yで終わる一般動詞のときに、『y⇒iに変更してes』を付けます。
今回は、studyでしたが、その他の単語には以下のよなものがあります。
- fly⇒flies
- try⇒tries
- body⇒bodies
だから例えば、enjoyやplayはyで終わっていますが、yはそのままでsが付きます。
- enjoy⇒enjoys
- play⇒plays
ですね。
次は、このルールに当てはまらない単語があるのでそれを紹介したいと思います。
haveはhavesにならないので注意が必用
よく英語初心者の人はhaveをhavesと書く人がいます。
ですが、このhaveに関しては例外になります。
では、どのような表記になるかと言うと、以下のようになります。
- have⇒has
これは覚えるしかありませんので、しっかりと覚えるようにしましょう。
それ以外の単語は動詞の終わりにsを付ける
上記に示した英単語以外は動詞の終わりにsを付けると大丈夫です。
- drink⇒drinks
- eat⇒eats
- talk⇒talks
- walk⇒walks
とかですね。
ただ、そうは言っても『意味はわかるけど、なかなか頭では理解できない!』という人も多いと思うので、実際練習問題に取り組んでみましょう。
英語の三単現(三人称・単数・現在)の練習問題
三単現は何回も繰り返して行うことによって、自然と使えるようになります。
ですので、練習問題を実際にやってみましょう。
まずは、基本的なルールのおさらいをします。
- 三人称であるとき
- 単数であるとき
- 現在形であるとき
の3つの条件が揃った場合のみ、動詞が変化します。
そして、動詞の変化とは、
- 動詞にsまたはes
を付けるというものです。
では、練習問題に取り組んでみましょう。
三単現の練習
では、早速下記の文章で三単現について考えてみましょう。
※僕の考えでは読めない単語にはカタカナをふってでも声に出すというのがいいと思ってます。ですので、まずは英語が読めるという成功体験を積みましょう。そして、実際に声に出し、目と耳で英語を覚えていきましょう。
この意味は
となります。
つまり、
- 私はあなたが好きです。
という内容ですね。
これは、三単現のルールに当てはまらないので、動詞は変化しません。
では、こちらの場合はどうでしょうか。
主語がHe(ヒー)の場合ですね。
こちらは、以下のルールに合っているでしょうか。
- 三人称であるとき⇒He⇒彼=第三者
- 単数であるとき⇒He⇒1人
- 現在形であるとき⇒likeは動詞の現在形
となっているため、動詞が変化します。
では、どのように変化するかというと、
- 動詞にsまたはes
を付けるということでしたよね。
だから、以下のように動詞が変化します。
となります。
では、主語がThey(ゼイ)彼らの場合はどうでしょう。
『They=第三者なので、動詞にsを付けました!』と考える人も多いと思いますが、実は間違いです。
もう1度ルールを思い出してくださいね。
三単現のルールでは、
- 三人称であるとき
- 単数であるとき
- 現在形であるとき
の3つのルールが揃った場合のみ、動詞にeまたはesを付けるというルールでしたね。
この文章でのTheyは3つのルールのうち
- 三人称
- 現在形
というルールは満たしていますが、
- 単数
に関しては満たしていません。
なぜなら、Theyは2人または2つ以上のことを指すからですね。
ですので、正解は
They like youとなります。
なんとなく頭でわかったようなわからないような気持ちになっていると思います。
ですが、数をこなすことができれば、自然とわかるようになってきます。
では、早速練習問題に取り組んでみましょう。
三単現の練習問題に英語で答えてみよう!
僕は以前から英語の勉強方法は
- 英語⇨日本語訳
ではなく、
- 日本語⇨英作文作成
の問題をひたすら反復して勉強することが必要だと考えています。
実際、小学生の女の子に英語を教えていたとき、僕の塾に来て1年で英検3級に合格しました。
その時の体験記事はこちらにあります。
⇒【実績あり】英検3級を小学生のうちに合格するノウハウを公開します!
この勉強方法で英語を勉強すると、あなたの
- 単語力
- 文法力
が飛躍的に伸びていきます。
さらに言うと、その作った英作文を声に出して読んでみましょう。
すると、あなたの
- スピーキング力
が伸びていきます。
『正しい発音で』と考えるかもしれませんが、まずは声に出して発声することが大切だと僕は考えています。
この方法で、まずは徹底的に三単現をマスターしていただければと思います。
これから下にスクロールすると、日本語⇒英語の順番で流れています。
日本語が見えてきたらその日本語を英語で書いてみましょう。
実際にノートに書いてみるということが大切です。
そして、下記終わったら下へスクロールし、英語の答え合わせをしていただければと思います。
※三単現ではない文章も混ぜてますので、いろいろ考えながらトライしてみてください。
三単現の問題集
あなたは将棋をプレイしますか
↓
Do you play shogi?
あなたはサッカーをプレイしますか
↓
Do you play soccer?
私の父もそれが好きです。
↓
My father likes it too.
私の妹( little sister)もそれをプレイします。
↓
My little sister plays it too.
あなたは野球(baseball)をしますか
↓
Do you play baseball?
はい、します。
そして私の兄(brother)もそれをプレイします。
↓
Yes, I do. And my brother plays it too.
あなたは音楽を聴くことが好きですか
↓
Do you like listening to music?
彼は音楽を聴くことが好きですか
↓
Does he like listening to music?
※do, does, didの後は動詞は原型になります。原型とは元の形という意味です。
この当たりもまた詳しく解説したいと思います。
Ms.Megは英語を話します。
↓
Ms. Meg speaks English.
ケンタは音楽が好きです。彼は(その)ピアノをとても上手に演奏します
↓
Kenta likes music. He plays the piano very well.
※likesの発音はライクスですが、playsの発音はプレイズと濁りますので気をつけてくださいね。
私の父親はサッカーをとても上手にプレイします
↓
My father plays soccer very well.
彼は英語と理科を勉強します
↓
He studies English and science.
※先ほど紹介した子音+yで終わる英単語の場合は、yをiに変更してesを付けるでしたね。
数は少ないですが、覚えるしかないですね。
私の母親は私の部屋を掃除します、毎週日曜日に
↓
My mother cleans my room every Sunday.
Mr.Billは(その)ピアノを演奏します
↓
Mr. Bill plays the piano.
彼は犬が好きです。そして私もそれが好きです
↓
He likes a dog. And I like it too.
ケンはスポーツが好きです。
↓
Ken likes sports.
練習問題は引き続き時間を見つけては書き足していくので、楽しみにしていてくださいね。
最後に
いかがでしたか?
今回は英語初心者の人のために三単現について解説してみました。
少しは三単現について理解が深まったでしょうか。
この練習問題は随時アップデートしていきますので、このサイトをブックマークして定期的に訪問してみてくださいね。
三単現は慣れるとすごく簡単ですよ。
ちなみに、ネイティブも会話の中での普通に使ってます。
『ほんとに彼らは使っているのかな』って考えたので意識して彼らの英語を聞いてみました。
すると、やっぱり三単現のときは、動詞にsまたはesを付けて発音してました。
当たり前ですが。
ですが、アメリカ留学時代に会ったネイティブスピーカーの一部の人達は『He don’t know』と平気で言ってる人もいましたけどね。
だから、ネイティブの人達でも間違うのだから第二ヶ国語学んでいる私達は間違えて当然。
それぐらいの気持ちを持って、恐れずに発声してみましょう。
大人になってから英語を話すためにはこういう基礎問題を繰り返し、英語を発声する必要があります。
忙しいとは思いますが、継続すれば必ずできるようになりますので、あきらめず続けてくださいね。
ちなみに、ネイティブスピーカーが教えてくれた英語の勉強方法があります。
こちらの記事にまとめていますので、あわせて読んでみてくださいね。
⇒英語初心者のための勉強方法とは?ネイティブ直伝のノウハウを公開!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。