あなたは今まで、
- 英語で海外の人とコミュニケーションを取りたい
- 海外からの旅行者に道を聞かれてもすんなり英語で返したい
- 英語を使った仕事をしてみたい
ということを思ったことはありませんか。
そして、もしその質問に『はい』と答えたら、このような広告が気になると思います。
それは、『◯◯をすれば3ヶ月であなたも英語がペラペラに話せる』というような広告ですね。
と同時に、『本当かな』『試してみたいな』という気持ちが高まりますよね。
そこで、今回のブログはアメリカ留学5年弱の僕が『3ヶ月で英語がペラペラになるのかどうか』という点について僕の経験を交えて解説したいと思います。
そもそも英語がペラペラになるとはどの程度のレベルなのか
この英語がペラペラになるというのは、どの程度の英語力のことをいうのか。
ここが曖昧であれば、解説していてもなかなか僕の考えを理解してもらうことが難しいと思います。
ですので、まずは英語がペラペラになるという基準をお伝えしますね。
英語がペラペラになるというのは英語ネイティブと対等に議論できるレベル
これは百聞は一見に如かずなので、動画を使って説明しますね。
この動画は僕が好きなバイリンガールのチカさんの動画です。
さらに、その対談相手はあのウィルスミス。
世界的なムービースター相手に臆せず堂々と英語を話している。
さらに、英語力が高いだけではなくコミュニケーションの高さも加えた英語力ということが、英語がペラペラになる定義としてこれから伝えたいと思います。
では、早速3ヶ月で英語はチカさんのようにペラペラになるのでしょうか。
英語は3ヶ月勉強すればペラペラは本当?具体的なエピソードを紹介!
結論から書くと、3ヶ月の勉強を勉強しただけでは、僕はチカさんのようにペラペラにになるとは考えていません。
実際、こちらは僕がTwitterに投稿した内容です。
英語が3か月でペラペラになるという広告を見かけますが、僕の経験上信じることができない。ただその基準が違っているのかもしれないが。ネイティブと対等に会話するという目的であれば難しいだろう。だから、英語の勉強は短いスパンではなく長いスパンで考えると勉強が続きやすいのでおすすめです。
— 民泊・ゲストハウス起業家 木内健介 KensukeKinouchi (@kensukekinouchi) January 10, 2020
では、どうして信じることができないのか。
それは、
- 今まで大学受験程度の英語力がある人が3ヶ月でペラペラになっている人を1人も見たことがないから
です。
では、具体的な例をあげて説明していきますね。
5歳からジ◯スに行っていた20歳の人の英語がほぼ通じていなかった
いくつか僕の身の回りで起きた出来事を話ますね。
まず、5歳からジ◯スに行っていた20歳の大学生の子。
すごくいい子で、僕も語学留学時代話をしていました。
で、その子の英語力は当時英語が話せなかった僕からすると、すごく話せるという認識。
僕は英語が話せなかったので、その子に変わりに僕の言いたいことを通訳してもらおうとしたんですね。
でも、その結果は悲惨なものでした。
ネイティブと対等に話せるどころか、全く会話が成り立っていませんでした。
最後には、『あなたの友達の英語はわからないから他に英語ができる人と話たい』と言われる始末。
日本人からすると、キレイな発音ではあるんですけどね。
でも、それだけでネイティブと対等に話せるレベルの英語ではありませんでした。
5歳から15年間学んでいるのにです。
さらに言うと、その間当然中学生、高校生、大学受験と英語を勉強してきたはずなのにです。
しかも、現在は留学中です。
それぐらい英語を勉強してきた人でしたが、英語ネイティブとの会話は成り立っていませんでした。
そのような経験から、英語を3ヶ月でペラペラになるということは難しいと考えています。
英語が話せない同級生は3ヶ月経っても英語はペラペラにはなっていなかった
僕と同期入学した日本人の人達がいます。
結論から書くと、その人達全員3ヶ月では英語がペラペラになっていませんでした。
留学して、ホームステイして英語漬けの環境です。
でも、3ヶ月では時間が足りなかったようでチカさんレベルまでには・・・という状態です。
ただ、彼らは一生懸命同じ目的に向かって頑張ったある意味同志なんですね。
今でもたまに連絡を取りますし、ビジネスの関係ではない人間関係なので、死ぬまでこの良い人間関係は続くと思います。
最後は僕自身の体験からです。
筆談状態で渡米した僕の3ヶ月後の英語力はかろうじて聞き取れるレベル
僕自身の英語力も3ヶ月では大して伸びませんでした。
僕は留学当初は、毎日『相手の言ってることがこれっぽちもわからない』という状態だったので、常にメモ帳と辞書を持ち歩き筆談をしていました。
そして、中学1年生の英語から全部やり直しました。
学校で勉強して、自宅で勉強してという毎日。
さらに、夜は白人たちとバンドを一緒にしていたので、英語ネイティヴばかりの環境にいました。
それでも、3ヶ月目は正直『こんなこと言ってるのかな〜』ぐらいです。
とてもじゃないけど、チカさんみたいに英語を流暢に話すことはできませんでした。
今でもチカさんほどの英語力があるかというと、全然ありません。
民泊やゲストハウスビジネスをする程度の英語力は問題がありませんが、もし大物俳優が来たら・・・あんな感じではきっと話せないかもしれませんね。
緊張してしまって。
したがって、以上3つの具体的なエピソードから、英語は3ヶ月でペラペラになることはないと僕は考えています。
では、英語を勉強することは無駄なのか。
いいえ、そんなことはありません。
僕は考え方の変化が必要だと考えています。
英語の勉強は短期間で考えるより長期間で考えた方がいい
僕の今までの経験上、英語を短期間でペラペラになるように勉強しようとしている人の多くは、英語の勉強をやめてしまっています。
逆に、英語の勉強の続けている人はゆるくコツコツ続けている人が多い印象を持っています。
そして、その人達の共通点は、英語自体が好きで、英語を学び実践し相手に通じることの喜びを知っている人というのがあります。
そこで、もう1度僕がツイートした内容を書いてみますね。
英語が3か月でペラペラになるという広告を見かけますが、僕の経験上信じることができない。ただその基準が違っているのかもしれないが。ネイティブと対等に会話するという目的であれば難しいだろう。だから、英語の勉強は短いスパンではなく長いスパンで考えると勉強が続きやすいのでおすすめです。
— 民泊・ゲストハウス起業家 木内健介 KensukeKinouchi (@kensukekinouchi) January 10, 2020
以上のツイートからわかるように、僕は英語を短期間で習得するのではなく、長期間で習得するようにコツコツ勉強を続けていく人の方が、勉強自体は長続きすると考えているんですね。
だから、あせらず毎日コツコツ勉強することをおすすめしています。
ただ、そうはいっても『短期間で英語を習得したい』という人もいますよね。
その場合は、環境を変え責任を負う覚悟と行動があれば英語は飛躍的に伸びるとも考えています。
英語がペラペラになるためには環境を変え責任を負う覚悟と行動が必要
僕がおすすめする短期間で英語が飛躍的に伸びる方法はズバリ、『日本語が話せない英語ネイティヴと仕事をする』ということです。
まず、今まで英語が話せなかったのに、同じことをしても英語が話せる可能性は低いですよね。
だから、英語圏の人と交流するようにし環境を変えます。
そして、その交流した人から仕事を請け負いましょう。
このように金銭の授受がある仕事は当然責任を負います。
その結果、あなたの考え方が変わるんですよね。
『絶対仕事をやり遂げないといけない』と。
すると、今までなんだかんだ言っていた英語の勉強に集中するようになります。
そして、もう1つのメリットは、仕事の英語なので、勉強する範囲がある程度限られてくるということです。
僕たちは英語を勉強するとき幅広く勉強してしまいます。
すると、使わない単語や熟語まで覚えてしまい、時間を無駄にしてしまいます。
もちろん、あなたが学生さんで時間があるうちはいいでしょう。
ですが、社会人には時間の余裕が学生の時ほどありません。
だから、使わない英語や熟語を覚えている時間はもったいないんですね。
そして、『仕事を完遂する』という目的があるため、それを達成するための英語を勉強するようになります。
つまり、勉強する範囲がぐっと狭まるんですね。
これで、一気に勉強する効率が上がります。
無駄な範囲を勉強せず、集中して1点突破。
そして、無事突破すればあなたに自信がつきます。
英語でもどんなことでも同じですが、僕はこのような成功体験の積み重ねが非常に重要だと考えています。
その結果、英語 の勉強もよりはかどるようになるでしょう。
ですので、短期間で英語力を伸ばしたい人は、ぜひ環境を変え責任を負う覚悟をし行動に移してみてくださいね。
最後に
今回は英語は3ヶ月でペラペラになるのかという点について、僕の実体験を交えて解説してみました。
参考書や広告が悪いのではなく、それを短期間で勉強して結果を出しましょうというのが僕は悪いと考えています。
ある意味、『短期間では結果は出ない』と割り切ってもいいのかなと。
英語なんて所詮そんなものです。
英語とはあなたの目的を達成するための1つの手段です。
逆にいうと、”数ある手段のうちの1つ”でしかないんですね。
ですので、短期間ではなく長期間で考えていくとあなたに余裕が生まれ、より勉強が楽しくなり英語の勉強が継続しやすいのでおすすめです。
ぜひ、意識してみてくださいね。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。