こんにちは。
木内(きのうち)です。
僕には前からやってみたいことがいくつかあり、その1つにヒッチハイクというものがありました。
特にその思いが強くなってきたので民泊やゲストハウスを運営し始めてから。
民泊やゲストハウスを運営していると本当に様々な旅行者と出会います。
本当に本当にたくさんの人です。
そして、個性豊かな様々なゲストさん達の『旅行の話』を聞いていると、やはりまた『旅に出てみたい』と思うようになってきました。
そんな時、東京に行く予定ができたので『せっかくだったら以前からやってみたかったヒッチハイクをやってみよう!』と考え実行しました。
今回は『徳島⇒東京』へヒッチハイクで移動するという目標は見事に失敗しましたがいい経験になりました。
そこで、今回のブログは
- ヒッチハイクの持ち物
- 失敗した原因
について僕の考えをまとめてみました。
是非最後まで読んでみてくださいね。
- ヒッチハイクの持ち物
- ヒッチハイクの途中で現地で購入したもの
- ヒッチハイクにあったらより良かったと思うもの(実際は購入はしていない)
- ヒッチハイクを体験してわかったヒッチハイクに最適な場所とは!?
- 知っているようで知らないSAとPAの違いは一体何?
- SAやPAでヒッチハイクすることをおすすめする理由とは!?
- SA・PAは車のスピードが遅いためドライバーの目につきやすい
- SA・PAは車のスピードが遅いため追突事故の可能性が少ない
- SA・PAは道路幅が広い場所があるので、車を停めやすい
- SA・PAでは休憩に立ち寄った人にヒッチハイクを交渉できる
- SA・PAなら疲れたら休憩できる
- ヒッチハイクを途中で断念した2つの理由とは?
- ヒッチハイクを体験する前と体験した後の感情の変化
- スケッチブックを掲げることが非常に恥ずかしい
- 人の温かさにふれることができた
- 服装を小奇麗にすることの大切さを学んだ
- 次の目的地を1時間前後に設定する大切さを学んだ
- 『僕は一体何をしているんだ』という時間を無駄に使っている感情に気付いた
- ヒッチハイク当日の詳細な足取り
- 1組目のヒッチハイクご協力者の方
- 2組目のヒッチハイクご協力者の方
- 3組目のヒッチハイクご協力者の方
- 4組目のヒッチハイクご協力者の方
- 5組目のヒッチハイクご協力者の方
- 6組目のヒッチハイクご協力者の方
- 7組目のヒッチハイクご協力者の方
- ヒッチハイクを断念したときの映像
- 最後に
ヒッチハイクの持ち物

実際にヒッチハイクに用意したものです。
衣服
- T-シャツ1枚(着替えは必要があれば現地調達)
- レインコート(台風用、100均で購入)
身だしなみ用品
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- コンタクトレンズの予備(写真にはありません)
- コンタクトレンズの保存容器
- コンタクトレンズの保存液
- めがね
- 整髪料
- ひげ剃り
- 爪切り(写真にはありません)
PC関係
- PC
- PC充電用アダプター
- ポケットWi-Fi(写真に入っていません)
- 携帯・ポケットWi-Fi用充電用ケーブル
その他
- メモ帳(旅の気づきをメモるため)
- ボールペン(3本、1本では心細いので)
- 大きめのマジック(画用紙に行き先を書くため)
- 画用紙(スケッチブックでも可)
- タオル2枚(本当は1枚でOKだが台風のため2枚用意)
- ビニール袋3枚(台風からリュックサックやPCを守るため)
- ゲストハウスのリーフレット(営業用)
以上のものをヒッチハイク前日に用意しました。
また、この他にも現地で購入したものがあります。(後述してます)
今回の旅では目的地を書く紙をスケッチブックではなく、画用紙にしました。
では、どうして画用紙にしたのかというと2点理由があるからです。
行き先を書くのをスケッチブックではなく画用紙にした2つの理由とは?
スケッチブックだとカバンに入らなかったため

今回使用したカバンが小さく、スケッチブックだったらカバンに入らなかったためです。
ですが、画用紙でしたらカバンに折りたたんで入ったので画用紙にしました。
こんな感じです。

※白く見えるのが画用紙ですね。
そして、実際使用したのがこのユニクロのバッグです。

かなりコンパクトだと思います。
小さいスケッチブックにすれば問題なくバッグに入るのですが、それだと文字が小さくなり『ドライバーの人が見にくいかもしれない』と考え、大きめの画用紙にしました。
そして、その画用紙を折り曲げて小さいバッグに入れていたというわけです。
また、スケッチブックではなく画用紙を選択したもう1つの理由が以下の通りです。
手が物で塞がらない状態を作りたかったため
スケッチブックカバンに入らないためどうしても片手に持って移動しなければなりません。
すると、当たり前ですが片方の手が使えない状態になります。
個人的には片手が埋まっている状態が嫌いで、両手をフリーの状態にしておきたかったからです。
結果、この判断は大正解。
のちのち疲れてきたときに、両方の手を同じように動かせて歩けたのはよかったと思います。
※ただし、カバンが大きくスケッチブックがカバンに入るならば問題ないと思います。
ヒッチハイクの行き先を『画用紙』に書いて良かった点、悪かった点

この画用紙の良かった点は、折りたためばコンパクトになるということですね。
1番大きな画用紙でもそこまでかさばらないと思います。
逆に悪かった点は、風が強いときは風の影響を受けて両手で抑えないとペラペラめくれてしまう点ですね。
※スケッチブックは片手だけで問題ないと思います。
それともう1つ。
それは、雨の時は雨が直接画用紙に当たり、濡れて破れてしまうという点です。
今回は台風の影響をモロに受けたので、行き先を書いた合計2枚の貴重な画用紙が破れて使えなくなってしまいました。
ですので、スケッチブックにするのか、画用紙にするのかカバンの大きさに合わせて判断されると良いと思います。
個人的には、カバンが大きいならばスケッチブックの方がが良いと思います。
ただし、カバンが大きければ持っていく物が増えてしまうためカバンが重くなりやすく、歩くときにあなたの体力をどんどん奪っていくと思います。
実際、僕が使ったこの小さなカバンでさえ歩くたびにだんだん重く感じるようになりました。
十分気をつけてくださいね。
ヒッチハイクの途中で現地で購入したもの

僕が旅をするときの基本的な考えは、『必要なものは現地調達』というのがあります。
これは、できるだけ最低限の荷物で旅行に行きたい=荷物を軽くして身軽な状態を作りたいという考えからです。
そこで、今回のヒッチハイクの旅のの途中で先程記載した以外に現地で購入したものを紹介したいと思います。
それは、ギャッツビーの商品です。

商品説明には以下のことが書いてあります。
クールな使用感で全身の汗・ベタつき・ニオイをスッキリふき取る薬用デオドラントボディペーパー。
9月に入ったとは言えまだまだ暑く、
- 車を待っている間
- 次の高速の入り口を目指して歩いている間
に汗をいっぱいかきました。
その時に活躍したのがこれ。
汗をかいた顔や体を拭くのに本当に助かりました。
特に、ドライバーさんの好意で乗せてもらったのに、汗くさかったらそのドライバーさんに申し訳ないですよね。
匂いは必要最低限の礼儀だと思っています。
自分でコントロールできることはコントロールした方がお互いのためにいいですね。
ですので、もちろん旅をする時期にもよりますが持っていくことをオススメします。
逆に今回の旅ではギャッツビーの商品(食事・飲み物は除く)以外は何も買っていません。
ヒッチハイクにあったらより良かったと思うもの(実際は購入はしていない)
では、実際は購入していないけれど、あったら良かったと思うものをまとめてみました。
それは以下の3点です。
- 赤のマジック
- 自撮りのための三脚
- 虫除け関係の商品
では、その理由をまとめてみました。
赤のマジックは文字がくっきり見える効果が高まる

赤のマジックはやはり画用紙に行き先を書く時にあればよりよかったと感じています。
特に、夜間にヒッチハイクをするときは・・・ですね。
なぜなら、どうしても夜間は周りが暗く黒いマジックの文字だけでは見えにくくなると思ったからです。
※今回は運がいいことに、夜間でもヒッチハイクに成功したので僕は買いませんでしたが。
ですので、赤のマジックもあればより良かったかなと思います。
自撮りの三脚は両手がふさがっている時に有効

また、もう1つの商品ですが自撮りのための三脚もあればよかったと思います。
コンパクトでいいので、三脚があればもっといい写真が撮影できたと思います。
僕は今回の旅もブログにまとめようと考えていたので、なおさらでした。
画用紙を両手で持って撮影したかったのですが、なかなかベストな場所がありませんでした。
だから、『自撮りするための簡単な三脚があれば・・・』と何回も思いました。
もしかしたら、ヒッチハイクをしたことがない人は『撮影に適した場所に移動して撮影すれば良いんじゃない?』と考えるかもしれません。
ですが、『撮影している間に僕を拾ってくれる車が現れるかもしれない』と考えてしまい、そのヒッチハイクをしている場所を離れることができませんでした。
もちろん時間に余裕があればこういうマインドになってはなかったと思いますが、今回はどうしても外せないアポイントがあったため、かなり焦っていたというのが事実です。
虫除け関係の商品はヒッチハイク待ちしている時に有効

これも用意してなかったのですが、時期によっては待っている間どうしても蚊などが近づいてきます。
実際、今回はヒッチハイクをしている途中に何カ所か蚊に刺されてしまいました。
ですので、こういう持ち物を持っていても良かったのかなと思っています。
ヒッチハイクを体験してわかったヒッチハイクに最適な場所とは!?

僕はヒッチハイクをする前は、『高速道路の入り口であれば車の通行が多いため簡単にヒッチハイクできる』と考えていました。
ですが、現実は甘く高速道路の入り口にいたとしても、全然相手にしてくれませんでした。
むしろ危ない。
そこで、僕の実体験からどういう場所がヒッチハイクにおすすめなのかまとめてみました。
高速道路の入り口はあまりおすすめしない!?その理由とは?
まず高速道路の入り口でのヒッチハイクは”本当に場所による”ということが実体験からわかりました。
少し具体的に書きますね。
実際にヒッチハイクをした場所です。

この場所は1番始めにヒッチハイクをした場所なのですが、ここは運が良かったと本当に思いました。
比較的車が通過する台数が多いため、『すぐにドライバーが止まってくれてヒッチハイクできるだろう』という考えで1番始めの場所に選んだのですが、経験を積んだ僕なら絶対に選ばない場所です。
なぜなら、3つ理由があるからです。
スピードを落とす必要がない場所では車は止まらない

まず、この左車線が高速道路への入り口なのですが、見てわかる通り一直線なのです。
つまり、スピードを落とす理由がないのです。
これが緩やかなカーブであったり、信号があったりすればスピードを落としますよね。
だけど、そういうのがない。
その結果、僕の前を何台もの車がものすごいスピードで過ぎ去っていきました。
車を運転した人ならわかると思いますが、車は急には止まれないですよね。
そして、車の通過台数が多いというのもメリットにならずデメリットになりました。
※これは場所にもよります。
通過台数が多いと追突事故になる可能性になるので車は止まらない

車の通過台数が多いということはメリットにもなりデメリットにもなります。
この場所は車の通過台数が多く、止まってしまうと後ろからの追突事故になる可能性があります。
運転したことがある人ならわかりますが、バックミラーを見て後ろから車が来ていたら止まらないですよね。
ですので、車の台数はほどほどの場所が乗せてくれる可能性が高まります。
ただし、少なすぎても今度は待っている間に心が折れてしまいます。
このバランスがある高速道路の入り口を見つけることが大切になります。
1車線のみだと追突事故の可能性があるので止まらない

これも考えてみればわかりますが、1車線しかない場所に車を止めて塞いでしまうと追突事故になりますよね。
だから、当然車は止まりません。
もちろん、後ろから車が来ていなければヒッチハイクできる可能性は高まりますが。
ですが、こういうすべての条件を満たしている場所はなかなかありません。
※少なくとも僕が経験した高速道路の入り口では。
では、ヒッチハイクはできないのかというともっと簡単にできる場所があるのです。
ヒッチハイクはSA(サービスエリア)またはPA(パーキングエリア)ですること

そうなんです。
僕の経験上、ヒッチハイクはSA(サービスエリア)またはPA(パーキングエリア)で行うことをおすすめします。
なぜなら、先程記載した理由とは逆の
- 車のスピードが遅い
- 追突事故の可能性が少ない
- 1車線のみではなく道路幅が広い
という理由からです。
では、この理由を説明する前にSAとPAの違いをまず知ってもらえたらと思います。
知っているようで知らないSAとPAの違いは一体何?
SA(サービスエリア)とPA(パーキングエリア)の違いを意識したことがある人は少ないのではないのでしょうか。
僕自身もヒッチハイクをするまでは、その違いを明確に説明することができませんでした。
そこで、まずは僕と同じように知らない人のためにSAとPAの違いを簡単に説明したいと思います。
SA(サービスエリア)とは人間や車が必要としている物を提供できる場所

人間や車が必要としているサービスとは一体何でしょうか。
それは以下の通りです。
- 人間・・・トイレやレストラン、休憩所など
- 車・・・駐車場、ガソリンスタンドなど
です。
もちろん、すべてのSAが上記の内容を満たしているわけではありません。
場所によっては、レストランがなかったりガソリンスタンドがなかったりします。
では、PA(パーキングエリア)とはどういう場所なのでしょうか。
PA(パーキングエリア)とはドライバーが休憩できる場所

PAは運転で疲れたドライバーさんが休憩できる場所と考えるとわかりやすいかもしれませんね。
すべてのPAにはトイレがあり、場所によってはコンビニやお土産物を売っている売店もあったりします。
ただ、場所によってはガソリンスタンドがあったりするので、『PAだからガソリンスタンドないかな』と判断することは難しいと思います。
SAは約50km・PAは約15km間隔で設置されている

あくまでも1つの目安ですが、SAは50km〜60km間隔、PAは15km〜20km間隔で設置されていると言われています。
ですが、これも道路の状況によってはこの限りではありません。
では、このSAとPAでのヒッチハイクは高速道路の入り口でヒッチハイクするのと比べてどのように違うのか実体験を次の記事にまとめてみました。
SAやPAでヒッチハイクすることをおすすめする理由とは!?
先程高速道路の入り口でヒッチハイクをするより、SAやPAでヒッチハイクをすることをおすすめすると書いたと思います。
その理由が、
- 車のスピードが遅い
- 追突事故の可能性が少ない
- 1車線のみではなく道路幅が広い
ということも。
では、その理由をまとめてみました。
SA・PAは車のスピードが遅いためドライバーの目につきやすい

高速道路の入り口は車はスピードを出していることが多いです。
特に一直線の道では。
それと比べてSA・PAでは歩行者がいるため車は必然的にスピードが遅くなります。
つまり、目的地を大きく書いたスケッチブック等に持っていればドライバーの目につきやすいので、ヒッチハイクしやすくなります。
SA・PAは車のスピードが遅いため追突事故の可能性が少ない

先程も書きましたがSA・PAでは車のスピードが遅くなります。
まぜなら、歩行者がいるので車を運転する人は十分注意して運転している人が多いからです。
つまり、ドライバーが『ヒッチハイクしている人がいるな。乗せてあげようかな』と考え、車のスピードを落としたとしてもスピードがゆっくりなため止まっても後ろの車は回避しやすくなります。
ですので、乗せる側としても乗せやすい状況になっていると思います。
SA・PAは道路幅が広い場所があるので、車を停めやすい
これも大切なことです。
先程の高速道路の入り口の写真をもう1度掲載してみます。

このように高速道路への入り口が1車線であれば、車が左に寄って停車したとしても事故になる可能性があります。
ですが、SA・PAに関しては立つ場所によっては道路幅が広く車が停車しても交通に問題ない場所もあります。
そういう場所を狙って立つと交通の妨げにならずヒッチハイクしやくなります。
つまり、ドライバーの人にとっても”乗せやすい”状況になります。
SA・PAでは休憩に立ち寄った人にヒッチハイクを交渉できる

高速道路の入り口ではまずドライバーと直接交渉することはできません。
ですが、SA・PAでは休憩で立ち寄った人と交渉できます。
実際何人かの方と直接話しをして交渉しました。
※ヒッチハイクしてる人は珍しいので皆さん興味を持ってくれます。
また、1人で長時間立っていると疲れます。
そのときに話相手がいるということは気持ちの面でありがたかったりまします。
これもヒッチハイクをする前には気づかなかった点ですね。
SA・PAなら疲れたら休憩できる

これも大きな理由ですね。
先程も書きましたが、ヒッチハイクは長時間立つこともあります。
当然その時間は、
- ヒッチハイクする場所
- 車の通行量
- 時間帯
などによって違ってきます。
なかには2時間以上も待つこともあると聞きます。
そんな時どうしてもマインドが弱ってきます。
『また車が通りすぎてしまう・・・』とどんどん弱気になってくるんですね。
特に夜になればなるほど。
そんな時、休憩できる場所やトイレが近くにあるというのは本当にありがたいです。
また、食事をして心機一転することもできます。
ですので、マインドの仕切り直しの場所が近くにあるというのは本当に心強いと思います。
以上の理由により、高速道路の入り口でヒッチハイクをするよりもSA・PAでヒッチハイクをすることをおすすめします。
ヒッチハイクを途中で断念した2つの理由とは?

今回のヒッチハイクは徳島県〜東京都までを予定していました。
時間は9月3日のお昼の12時〜9月5日の午前中までには着きたいと考えていました。
ですが、実際は名古屋で諦めてバスで東京に向かいました。
※名古屋〜東京の新幹線は全線で運休中でした。
では、どうして僕はヒッチハイクに失敗してしまったのでしょうか。
考えられる理由は3つありました。
台風21号の影響ためヒッチハイクを断念
ヒッチハイクは8月の上旬から予定を立てていたのですが、残念ながら台風21号が直撃する日程となってしまいました。
ですので、9月3日中にはなんとしても名古屋までには到着したいと考え行動しました。
(そのため焦って体力を失ったというのは後述します)
実際名古屋に到着したのは9月4日の午前10時頃。
少し遅れてはいましたが、想定内の範囲で行動できていました。
ですが、午後1時ぐらいから猛烈な雨や風が発生しとてもじゃないけどヒッチハイクする状況ではなくなりました。
その断念する少し前の名古屋の動画がこれです。
もう1つ。
これでは高速道路の入り口に立つこともできないですし、仮に画用紙に行き先を書いてもすぐに画用紙が水に濡れてダメになってしまいます。
『静岡県ぐらいまで行けていれば・・・』と後悔しましたが、以下の2つの理由も合わせて断念しました。
ヒッチハイクに適した高速の入り口を見つけることができなかったため断念

先程高速道路の入り口はヒッチハイクに適さないということをお伝えしたと思います。
僕もヒッチハイクをするまで考えつかなかったのですが、高速道路の入り口によってはヒッチハイクをすることは非常に危険なのです。
先程も書きましたが、下手したら事故を起こしてしまうかもしれない。
だから、『ここは無理だ』と判断した場合は、その場所でヒッチハイクをするのをあきらめ、次の高速道路の入り口に向かって歩き始めました。
この『歩く』という行為が僕の体力を奪っていきました。
今冷静になって振り返ると『もっとヒッチハイクの早い時間帯で気付いていればこんなことにはならなかった』と思います。
ですが、『なんとしても時間内に東京に行かなければいけない』という焦りから、乗せてくれる人が行けるギリギリまで送ってもらいました。
その途中にSA・PAがあったのにも関わらず・・・です。
その結果、また高速道路の入り口でヒッチハイクをすることになりました。
ただ、もしかしたら・・・というのもあります。
それは、サンダルでなく靴で移動していた場合です。
サンダルではなく靴にすれば状況は変わっていたかも
今回は台風の影響をダイレクトに受けると事前にわかっていたので、靴ではなくサンダルでヒッチハイクをしました。
理由は、目上の方に会うのに『靴が雨に濡れて蒸れた状態で会うのは失礼に当たる』と考えサンダルで出発し、東京で靴を購入しようと考えました。
雨に濡れてもサンダルだったら問題ないですよね。
その他の理由としては、東京で靴を購入したときに靴で行くとその靴をカバンに入れるのに場所を取るからというのもあります。
ですが、これがよくなかった。
靴と比べてサンダルは歩きにくく、すごく体力を使ったように思います。
では、なぜそんなに歩いたかというと『この高速道路の入り口でのヒッチハイクは危ない。次の高速道路の入り口まで歩こう』と考えたからですね。
実際の例がこちら。

始めは大阪の吹田の高速道路の入り口でヒッチハイクを考えました。
なぜなら、降ろしていただいた場所が吹田のインターチェンジの近くだったからですね。
ですが、すぐに気が付きました。
めちゃくちゃ危ないのです。
そして、車も猛スピードで運転しているので、正直自殺行為だと考え『ヒッチハイクはここでするのは止めよう』と思いました。
※僕のせいで事故が起こっても取り返しがつかないですし。
その後次のインターチェンジまで歩きました。
それが茨城のインターチェンジです。

google map上約3.1kmの距離です。
たった3.1kmの距離ですが、
- サンダルで
- 荷物を持って
- 夜に
- 知らない道を歩く
とことは想像以上に体力を使いました。
実際1時間以上歩いていたと思います。
それと同じように名古屋でもインターチェンジを探してずっと歩き続けました。

これは名古屋城近くの高速の入り口から次の高速道路の入り口まで歩いた距離です。
2.3kmの距離です。
ですが、そこでも高速道路の入り口がヒッチハイクには適していなかったので、次の場所に歩いて移動しました。

その次は、2.1kmの距離です。
体力がある時は問題ありませんでしたが、ヒッチハイク2日目で睡眠不足と疲労している状態ではかなりきつかったというのがあります。
さらに、そこから次の高速の入り口を目指して歩いていたところ台風が強くなりました。
そこで、以下に記載する内容を考えてヒッチハイクを止める決断をしました。
目標と手段を考えて諦めた

今回の目的は東京で2人の人と会うというのが目的です。
お2人とも目上の方になるので、万全な状態で会いたいと考えていました。
ですが、もしヒッチハイクを続けて台風でびしょ濡れになり風邪を引いてしまうと『会ってお話する』ということに集中できなくなります。
下手をしたらドタキャンするかもしれない。
確かにFacebookで告知してヒッチハイクをしている手前、諦めたり失敗を報告するのはかっこ悪いと思いましたが、そんなプライドなんてどうでもいいと考えました。
そんな変なプライドよりも万全な状態でお二人に会うということを優先しました。
その後、名古屋駅からバスで東京に向かい午後10時30分頃無事に東京に到着しました。
他のゲストハウスを視察するという意味でも4日はゲストハウスに宿泊しぐっすり休みました。
結果、体調も回復し万全の状態になりました。
では、今回このヒッチハイクを経験してどういうことを感じたのか次の記事でまとめてみました。
ヒッチハイクを体験する前と体験した後の感情の変化
スケッチブックを掲げることが非常に恥ずかしい

まず、以前ヒッチハイクをした人から聞いていたが、この画用紙(スケッチブック等)を両手で掲げるということが恥ずかしい。
もちろん、ドライバーの人からは一瞬しか見られていないとわかっているけれど、それでも1番始めに掲げる時は想像以上に恥ずかしかったという感情がありますね。
でも、10分も経てばその『恥ずかしさ』というものは消えてしまい、それよりも、
- 本当にヒッチハイクで止まってくれるのか
- ずっとこのままここから抜け出せなかったらどうしよう
という不安感情があらわれてきました。
だから、恥ずかしさよりも時間内に東京に着くという目的を達成するために画用紙を掲げていました。
そして、その後どの場所で画用紙を掲げても一切恥ずかしいという感情はなくなりました。
人の温かさにふれることができた

これは僕を拾ってくれたすべての人に言えるのですが、心から感謝することができます。
誰でも1度は経験があると思うのですが、人間は困っているときに助けてくれると非常にありがたく感じます。
特に、
- 夜中のピックアップ
- 長時間待っているときのピックアップ
- 雨の中でのピックアップ
をしてくれた時は、本当にありがたかったです。
本当に心から感謝しました。
今後はもしヒッチハイクをしている人がいれば、僕が逆に拾ってあげたいと本当に思います。
※ただ、子供たちが一緒にいる状態ではおそらく乗せないかもしれませんね。
服装を小奇麗にすることの大切さを学んだ

これは僕をピックアップしてくれた人に言われた言葉です。
- 僕『どうして僕をピックアップしてくれたんですか』
- ドライバーの方『服装が汚れてないし全体的に小奇麗だったから』
という言葉をいただきました。
その時『なるほど!』と思いましたね、本当に。
当然ながら、相手は好意でピックアップしてくれてます。
その時、バッグが汚れていたり服装がドロドロであれば当然車が汚れてしまうので誰も乗せたくないですよね。
相手目線に立つ。
ドライバー目線に立つことの大切さを学びました。
次の目的地を1時間前後に設定する大切さを学んだ

これもドライバーの方に言われて気づいたことです。
- 僕『どうして僕をピックアップしてくれたんですか』
- ドライバーの方『画用紙に書いていた次の目的地が1時間ぐらいの場所だったら。もし2時間も3時間も知らない人と一緒にいるのは辛いから、その場合は乗せてなかったかな』
というのがあります。
確かに知らない人を乗せて3時間もその空間に一緒にいるというのはキツイですよね。
それを聞いた後は降ろしてもらった場所から1時間前後の場所を目的地として書くようにしました。
その時もポイントがあります。
それは『〜方面』と書くことです。
例えば、『大阪』だけではドライバーの方の心理は『大阪に行かなければいけない』となります。
ですが、『大阪方面』と書くと、『神戸でも大丈夫かな』とか『途中のSAで降ろしてあげよう』という気持ちになったりもします。
だから、もしヒッチハイクで目的地を書く時は『〜方面』と書くことをおすすめします。
『僕は一体何をしているんだ』という時間を無駄に使っている感情に気付いた

徳島〜東京までは飛行機で約1時間の距離。
ですが、ヒッチハイクで約24時間かけて到着したのは名古屋まで。
その車をヒッチハイクしている間、この感情がずっとついてまわりました。
『僕は一体何をしているんだ。時間がもったいないじゃないか』という感情です。
少しでも時間を有効に使おうと考え、色々なことを自問自答するのですがあまり続かず。
本当に上辺だけの自問自答をしただけになりました。
それ以上に常に頭によぎってきたのは、『時間を無駄にしている』という感情です。
では、どうしてこういう感情になったのか。
おそらくその理由の1つに、徳島⇒東京が約1時間で到着できるということを知っており、なおかつ体験しているからだと思う。
それをなぜ24時間もかけてしなければいけないのか。
おそらく、学生の間であればこういう感情にはならなかったと思います。
なぜなら、お金がなくその代わり時間がたくさんあったから。
ですが、学生のときの僕と今の僕では時間の使い方が全然違います。
常に『より時間を有効に使いたい』と考えている今の僕にとっては、この『待っている時間』はとても苦痛に感じました。
ですが、こういう感情を知ることができたのはある意味良かったと思います。
何の役に立つかわかりませんが(笑)
ヒッチハイク当日の詳細な足取り
ヒッチハイクをしたときの実際の行動や待ち時間をまとめてみました。
ほとんどの人はヒッチハイクをすることもないかもしれません。
ですが、中にはヒッチハイクをしたいと考えている人いることも事実ですよね。
ですので、そういう人たちのためにも僕のヒッチハイクの時間の使い方をまとめてみました。
是非参考にしてみてくださいね。
ちなみに、こちらはヒッチハイクを始めるときに撮影した僕の映像です。
1組目のヒッチハイクご協力者の方

9月3日
- ヒッチハイクスタート:午後0時10分
- ヒッチハイク成功:午後1時5分
- 待ち時間:55分
- ヒッチハイク場所:鳴門インターチェンジ
まだ全然元気なときでした。
笑顔からもわかりますよね(笑)
人生初のヒッチハイク成功ですごく嬉しかったですね。
お名前はKさんで徳島へサーフィンをした帰りに、神戸へ帰る途中に拾ってもらいました。
現在は美容師さんでご自身で経営されております。
このお店ですね。
お店の名前:ドゥ・オンダ
地図:https://goo.gl/maps/6qZ4bGpYU1k
※お店の掲載に関してはKさんに許可を得ています。
すごく気さくな方で道中色々お話をしました。
その中で、お子様と一緒にサーフィンをしているというお話になり、親子で共通の趣味を持つことの素晴らしさを教えてくれました。
その1回目のヒッチハイクが終わった直後の自撮りです。
※ちょっと風がうるさくて何を言っているか聞き取れないかもしれません。
2組目のヒッチハイクご協力者の方

9月3日
- ヒッチハイクスタート:午後2時15分
- ヒッチハイク成功:午後2時30分
- 待ち時間:15分
- ヒッチハイク場所:淡路サービスエリア
こんなにヒッチハイクが上手くいくとは思っていなかったぐらい早くヒッチハイクが成功しました。
この方のお名前もKさんで、サーファーの方でした。(すごい偶然!)
この方もお子様と一緒にサーフィンをしているとのことで、お子様との仲は非常にいいとのことでした。
大阪にお仕事に行く途中で僕を見かけたとのことで、お車に乗せてもらいました。
この方の言葉で印象に残っているのは『せっかく行くのだったら(車の)空間がもったいない。その人が喜んでくれるなら(乗せても)いいかな』という言葉です。
また、Kさんが別のヒッチハイクをしている人から教えてもらった情報で『男性の場合はヒッチハイクの待ち時間が平均約1時間ちょっと。でも女性の場合は平均約10分ちょっとみたいだよ』とも教えてもらいました。
この数字は僕も調べたわけではないので何とも言えませんが、普通に考えたら絶対女性はすぐにピックアップされるだろうなとも思いました。
本当にありがたかったです。
3組目のヒッチハイクご協力者の方

9月3日
- ヒッチハイクスタート:午後3時10分
- ヒッチハイク成功:午後3時50分
- 待ち時間:40分
- ヒッチハイク場所:京橋PA
お名前はAさんとMさん。
ご年齢はお2人とも20代。
今回合計7組の人にヒッチハイクをご協力いただいたのですが、初カップルさんです。
すごく雰囲気が優しいお2人で、車の中では様々なお話をしました。
特に、よく話をしたのはビジネスのことやお金のお話です。
僕自身両方とも大好きな話題でしたので、様々な情報交換を行いました。
お2人の今後の人生が上手くいくといいですね。
応援しています。
お互いがんばりましょうね!
4組目のヒッチハイクご協力者の方

9月3日
- ヒッチハイクスタート:午後5時40分
- ヒッチハイク成功:午後5時55分
- 待ち時間:15分
- ヒッチハイク場所:大阪扇町のインターチェンジ
おは前はDさん。
野球が大好きな方でした。
プロ野球選手の野球センスについて野球素人の僕に丁寧に教えてくれました。
その中の会話で、『昔と違ってやはりボールが見えにくくなってきた』というのがあります。
以前はバットでボールを打つ時にボールの縫い目が見えていたとのことですが、最近はその縫い目が見えなくなってきたと。
だから、体力などはトレーニング次第で維持できるけど、目が悪くなってくるから当たらなくなってくる。
『イチローはあの年齢で結果を出しているから野球をしている人から言うとありえないぐらいすごいことだよ』と教えてくれました。
やはり野球を知っている人からの解説があるとまた違って見方ができますね。
物事を別角度から見ることの大切さに気づきました。
また、吹田に日本一の観覧車があることも教えてくれました。
本当にありがとうございました。
5組目のヒッチハイクご協力者の方

9月3日
- ヒッチハイクスタート:午後6時45分
ヒッチハイク一旦ストップし徒歩で場所移動する
- ヒッチハイク再スタート:午後8時40分
- ヒッチハイク成功:午後9時20分
- 待ち時間:40分
- ヒッチハイク場所:茨城のインターチェンジ
お名前はFさん。
大阪でのお仕事が終わり、ちょうどご自宅がある京都へ帰る途中にピックアップしてもらいました。
だから、この方のおかげで大阪から京都へ入ることができました。
またヒッチハイクをしようと思った吹田のインターチェンジでは、ヒッチハイクをすると危ないということにすぐ気が付きました。
だから、その周辺にあるガソリンスタンドやコンビニの駐車場の出入り口で画用紙を掲げましたが全然反応がありませんでした。
そのため、吹田のインターチェンジから徒歩で茨城のインターチェンジまで移動しました。
その間に食事も済ませ再開。
もう周りは真っ暗になってました。
やはり人間というのは暗くなると心が弱ってきますね。
しかも知らない場所。
『大丈夫かな・・・』と不安になっていたときに僕を見つけピックアップしてくれました。
本当に助かりました。
ありがとうございました。
6組目のヒッチハイクご協力者の方

9月3日〜9月4日
- ヒッチハイクスタート:午後9時55分
- ヒッチハイク成功:午後11時20分
- 待ち時間:1時間25分
- ヒッチハイク場所:京都南のインターチェンジ
お名前はAさん。
茨城県ご出身の方でした。
人生で初!?となる茨城の人との交流。
このAさんはお仕事の関係で茨城県から大阪で来られていました。
ちょうど大阪へ戻ろうとしたとき、京都南のインターチェンジで僕を見つけピックアップしてくれました。
お仕事では現場の責任者を任せられるほど優秀な方で、実際お話するとすごく物腰や口調がやわらかい方で、その人柄が表れてました。
また、このAさんは今回のヒッチハイクの旅では1番長くドライブしていただきました。
そのお時間約2時間40分。
そのおかげで僕は滋賀県の土山SAまで行くことができました。
その中で、茨城県の方と大阪の人との商売感の違いのお話はすごく新鮮で印象に残りました。
ただ、1つだけ申し訳ないことをしてしまいました。
それは、人生初のヒッチハイクや徒歩での長距離移動、連日の睡眠不足から途中で少し寝てしまったということです。
普段は僕は夜3時ぐらいまで起きているのですが、、、。
途中で寄ったコンビニで眠眠打破を飲んでも全く効果がありませんでした。
本当に本当に申し訳なく感じました。
せっかくピックアップしていただいたのに申し訳ありませんでした。
7組目のヒッチハイクご協力者の方

9月4日
- ヒッチハイクスタート:午前7時30分
- ヒッチハイク成功:午後8時50分
- 待ち時間:1時間20分
- ヒッチハイク場所:土山SA
最後のヒッチハイクにご協力いただけたのはカップルの方でした。
お名前はEさんとYさんで、大阪在住の方。
今回のヒッチハイクの旅2組目のカップルの方で、名古屋までお2人のおかげで到着することができました。
雨が降っているのでSAのお店の軒のところで画用紙を持っている僕を見つけて、ピックアップしてくれました。
雨の中のヒッチハイクは本当に大変で、すごくありがたかったです。
実際台風が近づいていたので、土山SAの周辺はこんな感じでした。

道中はビジネスのお話を中心に3人で色々お話しました。
仮想通貨のお話も少し出たりして面白かったですね。
まだ20代のお2人。
僕もまだ30代。
様々なことに挑戦していきたいですね!
ヒッチハイクを断念したときの映像
無念ですがあきらめました。
今回失敗しましたが、ヒッチハイクに挑戦したことは後悔してはないですね。
最後に

36歳にもなってヒッチハイクをするというのはある意味非常識かもしれません。
実際、僕の周りでは1人もいません。
ですが、非常識で終わってしまうと行動力がなくなってしまいます。
僕の考えでは『いつか人間は死ぬ。それであれば自分がやりたいことは健康なうちにやってしまおう』というのがあります。
先程も書きましたが、このヒッチハイクに関しては旅の途中で終わってしまい失敗に終わりましたが、全く後悔していません。
むしろ挑戦して良かったと思っています。
そして、この失敗も経験になります。
成功も経験になりますが、失敗も人生の経験になるのです。
僕もあなたも含めて。
その失敗経験から次回はもう2度と同じ失敗をしないように行動することによって人間は成長します。
だから、このブログを読んでいる人はどんどん挑戦して欲しいと思います。
周りの人に何と言われようと。
でも、もし『次はいつヒッチハイクする?』と聞かれたら絶対こう答えますね。
『絶対もう2度としない!』と(笑)