本日人生で初めて『THE YELLOW MONKEY』(以下イエモン)のライブを見にいってきました。
人生を変えるきっかけとなったバンドが徳島に来るということもあり、結構早い段階からチケットの予約をしたんですよね。
では、なぜ人生を変えるきっかけとなったかというと、『イエモンがきっかけでドラムを始めたから』なんですね。
そこで、今回のブログはイエモンの徳島ライブを見た感想を、
- ドラマーの視点
- ファンの視点
の2つから書いてみたいと思います。
プロミュージシャンの演奏はとは?
プロミュージシャンの演奏は抜群の安定感がある
やはり、プロミュージシャンの演奏力は抜群に安定していました。
まず、これがアマチュアとプロの違いなのかなと思いましたね。
まず、ドラマーの菊地英二さんが曲の途中でテンポが早くなったりもしなければ、遅くなったりもしない。
基本的にCDに忠実に演奏していることがよくわかりました。
特に、こういう歌を聴かすバンドではテンポが極端に違うということは致命的になりかねない。
だって、バラードで曲が早くなったりすると曲の感じ方自体が変わる可能性が高いし、テンポの早い曲で遅くなってしまっては、疾走感が失われますよね。
だから、安定ってすごく大切なんですよね。
だから、まず1番始めに驚いたことはグルーヴでもなくドラムのフレーズでもなく、演奏の安定感でした。
抜群に安定している。
これが第一印象でした。
では、グルーヴはどうか。
グルーヴについて
音楽をしたことがない人は馴染みのない言葉からもしれないので、簡単に解説していますね。
グルーヴとは『ノリ』のことだと思ってもらって大丈夫ですね。
今にも自然と体が動いたり踊りだしたりする『ノリ』のこと。
個人的にはドラムのグルーヴは普通だと思いました。
演奏は安定しているんですね。
ほんと。
でも、グルーヴは別の話。
僕の勝手な感覚ですが、ライブだから疾走感があってめっちゃノレルという感じよりは、ほんとCDを聞いている感じがしました。
だから、少しまったりしている印象を受けました。
でも、これは事前にライブ映像からもそういう印象を受けていたので、特に驚かなかったです。
ただ、この感覚になったのは、僕がしている音楽がメタル系の音楽だからそう感じたかもしれません。
それよりも、このまったり感がボーカルの歌をより印象付けている感じがしたので、このまったりのグルーヴはある意味イエモンらしさなのかもしれません。
つまり、意図的にまったりしたグルーヴを演奏しているかもしれないということですね。
あまり抑揚をつけすぎると、歌を邪魔する恐れがある。
だから、グルーヴに関してはCDと同じように演奏している。
もし、これを意図的にしているのであれば、すごいドラマーだと思います。
ドラマーの叩き方のカッコよさはどうか
これはかなり個人の意見が入ります。
個人的にはもっとロックを感じさせる演奏をして欲しかったという印象を持ちました。
ただ、これだけ多くのツアーをしているとそうなるのかもしれませんが、とにかく力を抜いて叩いている印象を受けました。
言い方を変えると音に芯がないというか。
『ドン』という感じではなく『トン』という感じ。
わかるかな〜。
言語化するって難しい・・・。
でも、それはPAさんが調整した音だからそう聞こえたのかもしれませんが。
ドラムの演奏を近くで聴いた生音は違うかもしれませんけどね。
ただ、大きいモニターに流れる映像を見ても本当に力を抜いて叩いているというよりスティックをタムに置いているような印象を持ちました。
ですので、僕としてはもっと『ロック』っぽく叩いて欲しかったという印象を持ちました。
では、今まではドラマーとしての意見ですが、今度はファンとしての意見を書いてみたいと思います。
イエモンをファンとして見た感想とは?
イエモンは抜群にかっこいい!
イエモンのライブは本当にかっこよかったです。
ほんと抜群にかっこよかった。
まずは、ボーカルの吉井和哉さんが本当にかっこいいですね。
そして、歌が上手い。
よくライブとかになるとCDの音源と違って下手な人とかいますよね。
でも、吉井さんは歌が上手かった。
正直メジャーアーティストをライブで見るのは本当に久しぶりなんですよね。
そして、あらためて『プロミュージシャンと呼ばれる人は本当に歌がうまい!』と感じました。
また、吉井和哉さんのエロさというか、妖艶さというかこれもイエモンの魅力の1つですよね。
すごくよかったです。
同じ男として、魅了されてしましましたね。
ほんと。
また、MCも面白かったですね。
ライブ中に何回も笑いました。
やはり、笑いをとれる人って魅力的ですよね。
そして、その笑いから歌への切り替えが素敵で、『このギャップが好きな人も多いのでは?』と考えてしましました。
そして、その影響から『よし!僕もこのギャップ萌えを目指そう!』とあらためてそういう考えを持ちましたね。
メタルのライブばっかりに行っている僕にとっては、(そこまでライブは最近行っていないけど)かなり新鮮なライブでした。
イエモンは歌が聴きやすいバンド
ギター、ベース、ドラム、キーボードの安定性からか、すごく歌が聴きやすいですね。
それもイエローモンキーも魅力かなと思いました。
僕は最近ドラムを演奏するときに『お客さんはどうすれば1番喜んでくれるのか』ということを考えているのでいます。
その結果、最近ポップスやロックを演奏するときの思考として
- お客さんは歌を聴きに来ている
- 歌を上手く聴いてもらうためにはボーカルに上手く歌ってもらう必要がある
- ボーカルが上手く歌うためにはボーカルが歌いやすいように演奏する必要がある
- ドラムで必要なことは安定した演奏とボーカルをサポートする能力
- ドラムの安定=お客さんが喜んでくれるライブ
という考え方ですね。
でも、20代の頃ってこんな考え方なくて、とりあえず『上手ければいい』とかだったんですよね。
つまり、お客さんの方を見てなかったんですね。
そして、今回イエモンの演奏を聴いて思ったのが、結局ロックって歌ありきだと思うんですよね。
もちろん、メタルもそうですが、メタルと比較するとより歌が重視されているような気がします。
その点バックの4人の演奏が安定しているということは、すごく歌が歌いやすいと思うんですよね。
だから、CDを聴いているぐらいのクオリティで歌を聴くことができたのかなと。
その結果、僕も含めて多くの人が『ライブ良かったね!』となったと気づきました。
だから、『お客さんは何を求めているのか』ということを意識した演奏と歌なので、ファンとしては吉井さんの歌をじっくり聴くことができて満足でした。
僕が次したいのはギターボーカルと作詞作曲
メジャーアーティストであるイエモンを見てあらためて感じたのは、やはり『ボーカルやりたいな!』ってことですね。
吉井さんがそれぐらい『かっこよかった!』ってことなんですけどね。
ドラムはジャズ以外なら即興で演奏できるレベル。
だから、これ以上のドラムを追求することはなくて、歌いたいたいですね。
基礎からみっちりやって、自分が作詞作曲した曲を歌いたい。
または、自分が作詞作曲した曲を僕より上手い人に歌ってもらって、僕がその歌を聴きながらドラムを演奏する。
こういう瞬間ってすごく幸せなんだろうなって思いました。
だから、今年の目標であるギターと作詞作曲を始めようかな。
時間は有限。
行動あるのみですね。
最後に
演奏した曲とかはネタばれになってしまうのであえて書きません。
だから、音楽をしている僕の視点とファンである僕の視点から感じたイエモンの徳島ライブの感想を書いてみました。
そして、最後に1つ。
吉井さんがMCで言っていた僕が刺さった言葉を紹介したいと思います。
何気ない言葉だったのですが『体型を気にしているから普段から食べ物には気を使っている』という発言ですね。
楽屋の食事もヘルシーなものが多いようです。
すごく吉井さん含めメンバーの皆さんかっこいいじゃないですか。
お腹が出ているわけではなく、すらっとしていて見栄えがかなりしますよね。
それは普段でもステージの上でも。
だから、この発言から『こういう努力を普段からしているんだな』って気づきました。
そして、そういう細かい積み重ねがアーティストたるイエモンの雰囲気を作っているのかなと。
最後に今回のライブで行った曲を1曲紹介しますね。
ぜひ、時間がある人はイエモンのライブに行ってみてくださいね。
すごく楽しかったです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。