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副業として民泊は可能か?実践者が会社員を想定して解説してみた!

2018年6月から法律が改正され本格的に民泊に参加される人が増えてきました。

もちろん新規に参入される方もいますが、それ以上に同じ運営者が複数の物件を運用しているように思います。

 

僕自身は 2016年の6月に初めてのゲストさんを受け入れて以来、この記事を書いている2019年で3年が経過しようとしています。

 

そこで今回のブログは、その経験から『会社員が副業として民泊に参入することは可能かどうか』ということについて解説したいと思います。

 

様々な経験をもとに書いているので、是非最後まで読んでみてくださいね。

 

『会社員が副業として民泊に参入することは可能か』の定義とは?

まず、いつものブログのように定義を設定してから解説したいと思います。

なぜなら、定義があやふやだとやはり僕が考えていることが伝わりにくいからですね。

 

では、早速『会社員が副業として民泊に参入することは可能かどうか』について解説したいと思います。

 

民泊に参入することは誰でも可能

まず、民泊に参入することは宿泊事業の届け出番号等さえあれば誰でもが可能です。

ですので、まずは届け出番号を取得するように行動しましょう。

 

ですが、その届け出番号を取得をする前に覚えておいて欲しいことがあります。

それは、以下の2点です。

  • 民泊は立地によって収益が変わる
  • 民泊は条例によって集客数が変わる

 

民泊は民泊に適した立地で行うこと

オーストリア人・アメリカ人・台湾人と

まず、必ず民泊に適した立地を選択するということです。

これは非常に大切ですが、中にはこういう考えの人もいるので注意が必要です。

ラッキー!この辺りライバルがいないから儲かる!』とかですね。

 

ライバルがいないということは、民泊をする人にとって魅力がない地域ということです。

ですので、民泊に魅力的な立地を選びましょう。

 

では、どのように民泊に適した立地を選ぶかというと、下記の記事に詳しく掲載しているので、参考にしてみてくださいね。

【民泊実践者が語る】民泊で失敗する人に共通する8個のポイントとは?

 

そして、もう1つ立地を決める上で重要なことがあります。

それが地域の条例ですね。

 

民泊物件は法律や条例を調べてから立地を選ぶこと

香港人・フランス人・オーストラリア人と

こちらもかなり重要になことになってきます。

先程民泊は2018年の6月に新しく法律が施行されたということをお伝えしたいと思います。

 

例えば、民泊新法は180日まで宿泊は問題なく認められていますが、地域によっては平日の民泊は禁止されていたりする条例があります。

 

これでは、いくらオシャレな物件を選んでもそもそも受け入れることができないですよね。

ですので、条例は事前に調べてから立地を決まることをおすすめします。

 

さらにもう1つハードルがあります。

 

賃貸で民泊をする場合はオーナーの許可が必要

デンマークからのゲストさん

マンションの一室などを賃貸し、民泊として貸し出す場合はそのマンションオーナーの許可が必要になります。

ですので、ここをクリアするというのが物件を決めるときの第3のハードルになるかと思います。

これは会社員ではなく自分で事業をしている人も同じですね。

 

ですので、副業として成り立たせるためにも、

  • 立地が良い
  • 条例で規制されていない
  • オーナーの許可がある(賃貸で行う場合)

物件を探す必要があります。

 

ちなみに、僕は現在2物件を運営しています。

1つは自分の物件、もう1つは賃貸契約をして、ですね。

 

一時期5物件を運営していましたが、2018年の法改正や近隣からのクレーム、収益性が伴わなかった理由などで、撤退しましたね。

 

1つの物件以外はすべていい利益が出ていましたが、残念です。

※僕も数多くの失敗しながらきています。

 

では、会社員での民泊は副業として成り立つのかそれぞれの項目から実体験をもとに書いてみたいと思います。

 

副業をして収入を増やしたい!民泊の収益性は?

まず、やはり会社員の方で副業をする理由のほとんどを占めているのが、『給料+α』の収益を上げたいという気持ちだと思います。

 

そこで1番にこの内容について解説したいと思います。

 

会社員が民泊で毎月5万円の副収入を得ることは可能

台湾からのゲストさん

僕の実体験から言うと忙しい会社員の人でも5万円は稼げます。

ただし、この金額を達成するためにはいくつか条件があります。

 

そのポイントがあるので箇条書きで書いてみます。

  • 立地
  • ライバルチェック
  • 内装
  • 写真の充実
  • 口コミ
  • 英語ができるかどうか
  • 管理業者の有無

ですね。

 

立地は先程お伝えしたように、集客にダイレクトに影響を及ぼします。

ですので、ここを間違うとあとから何をしても稼げなくなるので、注意が必要です。

 

では、立地以外の項目について解説していきたいと思います。

 

民泊を副業と成り立たせるにはライバルチェックは欠かせない!

台湾と香港からのゲストさん

当たり前ですが、このライバルチェックは必ず立地を決める前に行うことが欠かせません。

民泊はある意味不動産投資と同じだと僕は考えています。

ですので、徹底的に行うことをおすすめします。

 

では、何をチェックするかというと、ライバルの

  • 立地
  • 強み
  • 弱み
  • 設定価格
  • アカウントの写真
  • 口コミ

ですね。

 

これらは全てネット上で調べることが可能です。

ですので、まず徹底的にライバルとなる物件をチェックしましょう。

 

ターゲットに合わせたお部屋の内装にする

ドイツ人のゲストさん

あなたのターゲットは誰でしょうか。

  • 日本人が多いのか、それとも海外の人が多いのか
  • 海外の人はどこの国の人が多いのか
  • その人達は何の目的であなたの地域に来るのか

 

ですので、内装を変更するため前にまずはターゲットとなる人達の特徴を知りましょう。

ちなみに、僕が民泊を行っている徳島県は全国で魅力度ランキングワースト1・2位の県です。

 

こういう県の場合は、特徴をあまり出しすぎないというのも実は考えています。

なぜなら、圧倒的に徳島県に来る観光客の少ないからですね。

無理をして差別化をしても集客が減るだけで意味がないと考えています。

 

ですので、このあたりはあなたの地域に合わせて柔軟に対応しましょう。

 

では、具体的にどのように内装の飾り付けをすればいいかというと、時間がない会社員の人は近隣の人気物件を真似をしてください。

 

近隣の人気物件の真似をすることで、時間の節約と大きな失敗をすることがなくなります。

学ぶの語源は真似ぶ』とも言われていますよね。

ですので、初心者の場合は勇気を持って真似をすることが、無駄な経費をかけずに集客ができる内装になります。

 

そして、集客が安定してきたら少しずつお金をかけて自分の色を出していけばいいと思います。

 

民泊人気物件はサイトの写真の充実していることが多い

イギリス人とイタリア人のゲストさん

民泊の人気物件はサイトの写真が充実していることが多いですね。

当然始めは何も知らないですよね。

 

その場合は、徹底的にライバルサイトの良い部分を真似しましょう

これは非常に重要です。

 

どこの写真を掲載しているのか、どの角度からお部屋を撮影しているのか。

そのときどのように光の当てているのか、とかですね。

 

そして、大切なことは近隣のライバルではなく世界中で人気のある物件を真似するということです。

 

もちろん、これを先程の内装に合わせてもいいのですが、内装の場合はターゲットありきなので、少し内容が変わってきますね。

 

ですので、おすすめは内装は地元の人気物件を参考に、写真のとり方は世界中の写真を参考にすることですね。

是非試してみてください。

 

民泊を副業として成り立たせるには口コミは超重要

子供同士の交流もあり

こちらも重要な部分になるので、覚えておいて欲しいですね。

会社員の人でこれから民泊に挑戦してみようと思っても、あなたの物件には全く口コミがありません。

 

つまり、ゲストさんとしては不安になります。

ここは宿泊しても大丈夫なのかどうか』と。

 

だから、始めは収益も大切ですが、この口コミを意識して集めるようにしてください。

しかも良い口コミですね。

この積み重ねをすることによって、良い口コミが集まります。

 

そして、それは物件とあなたの信頼につながります。

ですので、この点も意識して欲しいと思います。

 

英語はできないより出来た方が当然いい

フランス人と韓国人のゲストさん

英語はやはり出来ないよりは出来た方がいいですよね。

でもこれを伝えると『私英語話せないし・・・』とか『発音が悪くて伝わらないかも・・・』と考えている人もいると思います。

 

ですが、僕の経験上民泊で収益を上げようと思うと海外の人は避けて通れません。

是非勉強して挑戦してみてください。

 

民泊で収益を上げるには管理業者の有無は大きく影響する

おそらく、これが原因で多くの人が民泊から撤退していくのではないでしょうか。

少し具体的に解説したいと思います。

 

住宅宿泊事業法(民泊新法)で許可証を取った場合、物件を管理する義務を負います。

それは、

  • 自分で管理をするか
  • 管理業者に管理を任せるか

ですね。

 

もしあなたが、その家に住んでいる(または同一敷地内に滞在している)のであれば、自分で管理をすることができます。

ですが、その民泊物件にあなたが住んでいない場合は管理業者に管理を任せなければいけないという決まりがあります。

 

つまり、家賃以外に管理業者への支払い義務が生じるわけです。

これは正直痛い出費です。

なぜなら、当然利益が減ってしまうからですね。

 

せっかく利益が出たとしてもこの管理費で結構なお金を持っていかれるため、民泊は全く儲からないと言って撤退する人も多いです。

 

ですので、利益を確保するためにも、集客の命である立地には十分こだわることをおすすめします。

 

では、今までは民泊に対して収益について稼ぐことが可能かどうかについて解説してきました。

そのほかに時間はどれぐらいかかるのか解説したいと思います。

 

副業をしたいけど時間をかけたくない!民泊にかかる時間は?

では、民泊にかかる時間について解説したいと思います。

民泊で時間がかかることと言えば、掃除です。

 

これが本当に時間がかかりますね。

では、どれぐらい時間がかかるかというと、その物件の規模と運営スタイルによります。

 

民泊の掃除にかかる時間は物件の規模と運営スタイルによる

物件の規模とは最大何人泊まることが可能かどうか

例えば、1人しか宿泊できない民泊と、10人まで宿泊できる民泊でしたら、どちらが掃除に時間がかかるでしょうか。

当然、10人を受け入れる民泊ですよね。

 

ですので、掃除の時間は本当に物件の規模によりますね。

1つの目安として、僕が掃除をするときは、1人でしたら洗濯込みで30分程度でしょうか。

5人宿泊するのでしたら、1時間15分程度だと思います。

 

もちろん、もっと早く終わらすことも可能なのですが、手抜きはよくないですね。

清潔かどうか』はすぐに口コミかかれてしまいます。

 

実際の口コミがこちらですね。

これが今運営している物件のairbnbでの評価ですね。

 

そして、実際のゲストさんからの口コミがこちら。

ゲストさん1

 

ゲストさん2

 

ゲストさん3

 

いかがでしょうか。

皆さん清潔感や綺麗という言葉を使って口コミを書いてくれてますよね。

ですので、掃除はきちんとしています。

 

では、もう1つの運営スタイルとは何でしょうか。

 

運営スタイルとは貸し切りかシェアタイプか

中国人からのゲストさん

例えば、2LDKのお部屋があったとします。

民泊はこの2LDKのお部屋を丸ごと貸し切りとして貸し出すことも可能ですし、お部屋ごとに貸すことも可能なんですね。

 

ですので、もし貸し切りだった場合、あなたは誰に気兼ねなく掃除をすることができます。

ですので、時間効率としてはこちらがいいです。

 

ですが、もしお部屋ごとに貸す『個室プラン』、またはお部屋に2段ベッドを置いて『ドミトリースタイル』として運営すると掃除の時間は変わってきます。

 

特に時間がかかるのが、掃除のときに他のゲストさんがいる場合ですね。

やはり気を使います。

また、掃除をしているそばから汚す人もいたり、掃除をしたいけどシャワーを使っていたりですね。

 

ですので、時間効率を考えるなら貸し切りプランがおすすめですね。

 

ホストがゲストさんに会うか合わないかでも時間のかかり方は変わってくる

あとは時間がかかることとしては、ホスト自身(あなた)が宿泊中のゲストさんと会うかどうかによっても時間が変わります。

 

僕は交流を楽しみたい人なので、会って話をしますが、会わないという人もいますね。

その場合はゲストさんと交流するという時間はなくなりますので、時間効率はこちらがいいですね。

 

ただ、民泊の醍醐味は知らない人との交流とも僕は考えているので、僕の時間が合えばいつもご挨拶に伺っています。

時間がかかることばっかりお伝えしてきたので、時間を節約する方法を1つご紹介したいと思います。

 

民泊物件を管理業者に依頼すると時間の面ではかなりメリットがある

中国からのゲストさん

先程お伝えした管理業者ですが、実は支出が増えるというデメリットだけではありません。

 

いくつかメリットもあるので合わせて紹介しておきます。

  • わずらわしい掃除から開放される
  • 宿泊者名簿の作成から開放される
  • クレーム対応をしてくれる
  • 顧客とのやり取りをしてくれる
  • 2ヶ月に1回の報告をしてくれる

などですね。

 

ですので、忙しい会社員の人は民泊物件を管理業者さんに任せてもいいかもしれませんね。

 

最後に

ドイツ人のゲストさんと地元の子供達の交流

いかがでしたか。

今回は収益面と時間面について僕の考え方を解説してみました。

結論は、副業として民泊をすると5万円は稼ぐことができる可能性が多いにあります。

 

ただ、あなたが不在の物件であれば管理業者に任せなければならず、その分利益が削られていくため、集客が命となります。

 

つまり、忙しい会社員の人が副業として民泊を成り立たせるためには、僕の考えは何よりも立地です。

立地こそ本当に大切になってきます。

 

今回のブログをまとめると、

  • 副業として民泊を運営するためには立地が何より重要
  • 時間効率を考えるなら管理業者に任せることも大切
  • 最後にもとにかく立地が大切

ということです。

 

もし、立地について詳しく知りたい人は先程の紹介した記事を読んでみてくださいね。

これで、大きなハズレはなくなると思います。

 

ちなみに、もしあなたが民泊やゲストハウスのことをより詳しく知りたいならこちら記事がおすすめです。

  • 宿泊者側の視点から
  • 経営者側の視点から

という2つの視点で記事をわけているので、参考になると思います。

 

ぜひあわせて読んでみてくださいね。

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民泊・ゲストハウスが好きな人へ!絶対読むべき人気記事のまとめ!

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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。