宿泊施設を運営している僕が書くのもあれですが、(以前のように)観光業に頼っているだけでは日本の将来は暗いと僕は考えています。
観光業とは何かwikipediaを引用して定義してみますね。
余暇活動や宗教活動による消費にて支えられている産業であり、旅行業(旅行代理店等)、宿泊業(観光ホテル等)、飲食業、運輸業(航空会社、バス会社・タクシー会社等)、製造業(名産品、お土産製造等)、娯楽・レジャー産業など極めて多岐にわたる幅の広い産業である。
引用元:wikipedia
では、なぜこういう分野に頼っていると日本の未来は暗いと考えているかというと、基本的に観光とは過去の先人たちの遺産に頼っているからです。
もちろん、頼るのが悪いというわけではありません。
頼れるところはどんどん頼るべきだと僕は考えています。
僕の考えはそれだけではダメだ、ということなんですね。
観光業に頼っているだけでは日本の未来は暗いと考える理由
具体的に言うと自分自身の技術を磨き新しいことに挑戦し続けないと日本の未来は暗いと考えています。
先人たちの遺産を上手く活用して商売したとして、それに携わる人達自身の能力の向上は少ないです。
語弊を恐れずに書くと、接客能力ぐらいでしょうか。
もちろん、日本の接客能力は海外から見ても絶賛されるぐらい素晴らしいものではありますが、それだけで世界の人々相手に商売できるかというと、疑問です。
例えば、
- 観光スポット周辺で大地震が起きたら?
- コロナのようなウィルスが将来また発生したら?
- 戦争に巻き込まれ旅行できない自体になったら?
どうやって観光業に従事する人達は生活していくのでしょうか。
事実、今回のコロナで実際多くの観光業に従事する会社・社員が困っています。(もちろん僕もここまで売上が落ちるかと思うぐらい辛い状態です)
だからこそ、観光業だけに頼った日本の国家戦略はダメだと考えています。
(まー僕も経験したからこそわかったことですけどね)
具体的にどういう技術を身につけると良いのか
では、どういう技術を磨けばいいのかというと、
- 無から有へと変換できる技術
- 少ない資本・資源を育て大きくする技術
- 投資技術
という抽象的な書き方しかできませんが、これらの能力を同時に磨く必要があるのかなと考えています。
やはり民泊やゲストハウスを運営して様々なお客さん達とお話をしていると、
- 売上が下がって困っている業界
- 少し売上は下がったが今は元に戻った業界
- まったく影響がない業界
- むしろコロナ需要で売上が大きく上がっている業界
の傾向がよくわかります。
僕が直接会ってお話した中でお伝えすると、やはり技術を武器に商売している業界の人はコロナ需要で大きく売上が上がっている人が多いですね。
今回のコロナで僕自身も痛い目にあっていますが、自分自身への良い教訓と捉え先程書いた
- 無から有へと変換できる技術
- 少ない資本・資源を育て大きくする技術
- 投資技術
の技術を磨いていこうと考えています。
もちろん、宿泊業は本当に楽しいのでそれは継続しつつです。
また、商才だけではなく道徳もあわせて磨く必要があるかなと。
士魂商才という言葉があります。
それに対し、私は「士魂商才」という言葉を提唱している。人が生きていくうえで士魂(武士のような崇高な精神)が必要なのは言うまでもないが、それだけでは生活できない。つまり、自立するためには士魂とともに商才も必要ということだ。
商売の能力と道徳。
コロナ禍で今までの価値観が変わる時だからこそ、その両方をバランス良く磨く必要が日本人にはあると考えています。
個人が技術を身につけるにはまずはあなたの生活の中にある価値があるものに気づくこと
そのためにはどうするか。
大切なのは、自分が今している行動の中に他の人にとっては価値あることはないか、それを上手く伸ばすにはどうすればいいか、等まずは気づくということが必要かなと。
会社員の方であれば時間が限られている中で0から技術を身につけるというのはなかなか大変な作業だと思います。
だからこそ、今行動している中に発展できそうな物が何か一旦あなたの行動を棚卸し、こういう技術を身につけるともっと人に貢献できるんじゃないだろうか。
もっと、商売が上手くいくのではないだろうか、ということを考えてみることがおすすめです。
僕もあたらめて始めようと考えています。
まとめ:日本は観光立国と技術大国の両輪を持った方がいい
まとめると、日本の将来を考えるなら、観光立国としての日本、そして技術を磨き技術大国としての日本、その両輪を持つ日本であってほしいと考えています。
日本のことが大好きだからこそ、より良い国になってほしいと考えていますし、そのためには個人個人の能力を高める必要があります。
最後に頼れるのは自分自身です。
お互い楽しい人生を歩みたいですね。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。