あなたは今まで生きてきた人生に絶望感を感じたことはありますか。
僕は夢に向かって挑戦し失敗した経験があります。
具体的に言うと、プロドラマーになるという夢を叶えるためアメリカへ渡り挑戦し失敗した経験ですね。
その夢をあきらめてから、『これからの未来と僕の手元に残っている技術に対して絶望感』をかなり味わいました。
『一体僕の人生は何だったのか』と。
そこで、今回のブログは、夢に挑戦し失敗し人生に絶望を感じた僕の実体験を告白したいと思います。
- 夢に挑戦しようとしている人
- 夢に挑戦中の人
- 夢をあきらめた人
にぜひ読んで欲しいと思います。
夢に挑戦し失敗してから味わった人生の絶望感とは?
僕は21歳でアメリカに渡り4年半アメリカに滞在していました。
理由はもちろん『アメリカでプロドラマーになるため』です。
ですが、結論から伝えると、僕のドラミングは全く通用しませんでした。
13歳から努力し24歳ぐらいまで一生懸命プロを目指していましたが、、、。
・・・この文章で気づいた人はするどいですね。
そうなんです。
僕は『一生懸命』という言葉に酔っており、『結果』にフォーカスしていなかったんですね。
そりゃ、プロになることができなくて当然かなと今振り返って思います。
今では、このように客観的に自分自身を見つめることができますが、その夢をあきらめてからは現実と向きあうことができませんでした。
理由は、
- 自分のドラムが通じなかったことを認めたくなかったから
- 将来に向き合うことの絶望から
という理由でした。
人生をかけて取り組んだものが失敗に終わったとき人は絶望する
ここからの文章は、今まで何か1つでも人生をかけて挑戦をした人じゃないとわからない感覚かもしれません。
何か1つでも人生をかけて取り組んだものが失敗に終わったとき、人は絶望感を味わいます。
どんな絶望感かというと、未来への不安と自分の薄っぺらさです。
帰国直後の僕のステータスは25歳で高卒で無職。
ドラム以外特別なスキルもなく本当に何もなかったですね。
そのため、当然未来に希望を抱くことはできませんでした。
また、薄っぺらさというのは、僕からドラムを取った場合、何も残っていないという薄っぺらさなんですね。
本当に薄っぺらいなと自分自身は思いました。
するとこのような状態になると人間どうなるか。
僕の場合は、何も行動したくなくなるんですよね。
だから、日本に帰国してからはずっとゲームざんまいでした。
毎日毎日ゲームをして、1日1日無駄に過ごしていました。
『行動すればいいじゃないか』と思うかもしれませんが、人間未来に希望を見出すことができなかったら行動なんてできないんですね。
そして、自分と向き合い自分の薄っぺらさを認めたくなかった僕自身がいたのも事実です。
つまり、僕の経験上、人間の行動力とは『未来に対して何らかの希望がある』と感じたときには発揮しますが、『未来に希望を見出すことができない』状態だったら、そもそも行動することはできないんですね。
また、少し視点を変えてお伝えすると、努力をしたら報われると考えて努力した結果、報われなかった人も大勢いるという現実もあるんですね。
努力したからといって報われるとは限らないのが人生
僕たちはTVや新聞、ネットから様々な情報を得ています。
『◯◯が活躍した』とか『◯◯が優勝』とか『〇〇が新記録達成』とか素晴らしい情報を目の当たりにしていますよね。
でも、そこで注意が必要なんですね。
それは、その活躍した人は一部分で、僕のように夢やぶれてあきらめていった人は、報道されないだけで本当に多いという事実があるということなんですね。
例えば、野球を小学生から始めプロになるのを目指していた人がいたとします。
その人は、1日何時間も野球の練習にあけくれ毎日毎日プロを目指して何年も努力していたとします。
ですが、やはり活躍できる人は一握りで、その競争に破れてしまいプロになる夢を諦めたとします。
すると、僕のように気づくんですね。
『あれ!?俺から野球を奪うと何が残るのだろう』って。
イチロー選手のようになりたいと憧れを持ったとしても、全員がイチロー選手のようにプロ野球選手にはなれないという現実があるんですね。
このような薄っぺらい人生に気づいた人って告白しないだけで多いと思うんですよね。
なぜ多いと感じるかというと、そういう人達の会話の特徴が昔話だけだったりするので。
つまり、『過去は楽しかった。努力もした。でも今は仕事をして生きているだけ。特に情熱を持って生きてはいない』ということなのかなと思っています。
なぜなら、本当に今も人生が楽しかったら、過去の話はほどほどに現在や未来の話をしますからね。
だから、話をしていて過去の段階で止まっている人は多いなと感じたりしています。
では、その過去の絶望感をぬぐいさるにはどういう方法がいいのか。
僕のおすすめは、あなたよりもっと絶望感を味わった人の話を聞いたり、本を読むことをおすすめしています。
上には上にいるということを知って気が楽になる
以前お会いしたことある人がいます。
その人は『薬物で捕まって刑務所で服役。数々の人生の栄光がなくなり本当の絶望を味わった。お金も失い、捕まってから多くの仲間が目の前から去っていった』という体験を僕に教えてくださいました。
逆にいうと、僕が当時感じていた人生への絶望は、その人からすると『それは失敗体験だね。』と教えてくれました。
この言葉を教えていただいてから、『上には上がいる。僕のドラマーの絶望体験なんて絶望体験に入らない』と考えるようになったんですね。
そして、その会話をしてから僕はかなり気が楽になりました。
それまでは、プロドラマーになるという失敗体験を普通に話をしていましたが、どこか後ろめたさがあったかもしれません。
でも、僕の絶望体験なんてかなり小さいと考えるようになってからは、失敗体験もこのように堂々と語れるようになりました。
これはね、気持ちいいですよ。
考え方を変えると、過去に固執していないとも言えると思うんですよね。
では、このような小さな絶望体験をした僕ですが、夢に挑戦することは尊いことだと考えていますが、同時に様々なことも学んでほしいとも考えています。
そして、絶望を持ち続けないためにも、僕は人生におけるリスクヘッジは必要だと考えるようになりました。
人生に絶望を感じないためにもリスクヘッジの感覚は持つ
ビジネスの世界を見渡すと、『リスクヘッジ』という言葉をよくみかけます。
簡単にリスクヘッジを説明すると、『危険回避』のことで、『これから起こるであろう様々な出来事に対してそれを軽減するための行動や工夫』になります。
ビジネスはこのリスクヘッジをするのに、僕は最も大切な人生においてこのリスクヘッジをしていなかったんですね。
だから、挑戦し失敗したときにかなりの絶望感を味わいました。
もし、僕がドラム以外の技術を身につける行動をしていたら。
もし、僕がマーケティングの勉強をしていたら。
もし、僕が営業力を磨く練習をしていたら。
もし、僕がビジネスをアメリカでしていたら・・・。
今振り返って考えると色んな『もし』を思いつくことはできますが、当時の僕は『アメリカでプロドラマーになる』ということしか考えてなかったんですね。
これは、本当に非効率。
わかりやすく言うと、日本からアメリカに行くのに、そこへの行き方もろくに調べもせず『行くと決めた瞬間に走り出した』といい感じですね。
本来ならば、その過程でも何か調べて軌道修正すればよかったのですが、何も戦略を立てないまま突っ走った感じ。
当然、走ってではアメリカに到達しないですよね。
つまり、僕の失敗はなるようにしてなったわけです。
だからこそ、このブログを読んでいるあなたには、僕と同じような失敗をしてほしくないので、ぜひ夢に挑戦を続けながら学んで欲しいと思います。
では、何を学ぶのがよいのかというと、僕のおすすめはマーケティングです。
マーケティングを学ぶと人生に大きなメリットをもたらしてくれる
マーケティングは人生においてかなり有効だと僕は考えています。
例えば、
- スポーツ
- 音楽
- 恋愛
- 仕事
- 起業
- 集客
など、すべてのことに有効だと僕は考えています。
例えば、当時プロドラマーになることを夢見ていた僕に今の僕がアドバイスするなら『ドラムの練習と同じぐらい、またはそれ以上にマーケティングも勉強しろ』とアドバイスするでしょう。
マーケティングとスポーツは疑問に思うかもしれませんが、マーケティングの醍醐味は『勝てる場所を探してそこで戦い勝つ』という戦略をもたらしてくれることだと僕は考えています。
そして、それを学ぶことによって、視野が圧倒的に広がるんですね。
事実、僕自身もマーケティングを学び続けていますし、日々自分のビジネスに応用して実践しています。
もし、この考えを『プロドラマーを目指していたときに持っていたら・・・』と本気で思ったりしています。
ですので、何か1つのことに集中して取り組んでいる人は、マーケティングの視点もあわせて持つことをおすすめします。
ただし、アホだからこそできる行動というのがあるのも事実です。
賢くなりすぎると思いきった行動が取れなくなる
当時21歳の僕はアホだから渡米という選択をし、感性が豊かなときに海外生活を送ることができました。
これは、本当に僕の人生を良い方向へ大きく変えた出来事なんですね。
でも、もし僕が頭が良かったらどうでしょう。
『いきなり単身渡米するとかあほちゃうか。もっと現実的に考えて、徳島からだったら大阪に出ていこう』と考えるかもしれません。
すると、アメリカへの留学体験はすることもできませんし、他の一般の人と同じ体験をして人生を過ごしていたかもしれません。
もしかしたら、英語は話せないままだったかも。
そう考えると、アホだから失敗し絶望感を味わったけど、それ以上に得るものがあったとも考えることができます。
だから、僕の中ではアホな行動は人生を大きく変えるチャンスを持っている。
でも、そのチャンスを将来活かすも殺すもその人の今後によるとも考えています。
最後に
夢に向かって挑戦し失敗して人生に絶望を感じることはあると思います。
もちろん、これ以外の方法でも絶望感を味わうことがあるでしょう。
そして、絶望感から自分に情けなくなりその後行動できないという人もきっといるはずです。
ただ、僕も同じような経験をして感じていることは、自分自身が感じている絶望感は他人から見ると大したことがないということです。
決して相対的な価値観で判断することは難しいですが、絶望体験をした人の本を読んでいただければ、もっと前を向くことができると思います。
つまり、未来に希望が持てるようになるということですね。
そして、ぜひ何をするにしてもマーケティングの視点は勉強しておきましょう。
きっとあなたの行動を助けてくれるときが来ると僕は信じています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。