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- やっぱり英語を勉強するならスラングは外せない
- 英会話の技術を磨くにはスラングは必須
- まずはスラングばっかり勉強しよう
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と考えている人は多いですよね。
実は、僕も留学当初はこのように考えていて、スラングばっかり勉強していました。
なぜなら、当時英語が話せなかった僕にとってかっこよく感じたからですね。
ですが、今では無駄とまではいきませんが、もっと基本的な英語の勉強に時間を費やすべきだったと反省しています。
そこで、今回の記事では英会話でよく使われるスラングよりなぜ基本的な英語を勉強する方がいいのか、僕の実体験を基に解説してみました。
記事を読み終えると、『スラングは後からでもいいかな』と考え方が変わるので、是非最後まで読んでみてくださいね。
英語や英会話で出てくるスラングとは?
いつも僕のブログを読んでくれている人は知っていると思いますが、僕はよく言葉の定義から解説したりします。
なぜなら、言葉の定義があやふやであれば、説明を読んでも腑に落ちにくいですし、間違って意味を捉える可能性があるからですね。
ですので、まずはスラングの定義を解説したいと思います。
スラングとはある集団だけで使われている言葉
スラングの意味を調べると以下のような解説が掲載されていました。
[aside type=”normal”]
- ある特定の生活集団に用いられる特注な言葉である
- 親しみ、新しさ、ユーモアなどの表現効果がある
- 新語、流行語はスラングから発生する可能性あり
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意味はなんとなくわかるけど、いまいちよくわからないな〜
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そうですよね。
確かにこれだけだとイメージしづらいと思います。
ですので、より腑に落とすために日本語のスラングを紹介しましょう。
日本語のスラングを紹介
スラングは日本語にもあります。
例えば、
- 定期
- ワンチャン
- 卍(まんじ)
- 草
などですね。
定期とは、『何回も』とか『常識と思うけど』『繰り返し言うけど』という時に使う言葉ですね。
例えば、『定期ツイート』とか『○○君かわいい【定期】』とかですね。
ワンチャンもよく言いますよね。
あなたも1度は聞いたことはあるのではないでしょうか。
これは『one chance(ワン チャンス)』ある、またはないという意味で使われる言葉ですね。
つまり、『可能性がある・なし』の時に使う言葉になります。
例えば、『ワンチャンある?』という意味は『可能性ある?』という意味ですね。
卍(まんじ)も良く聞きますね。
以前よくネットで見かけた言葉に『マジ卍』というのがありますよね。
この卍の意味ですがこのような意味で使われています。
- 写真を撮影するときの掛け声として
- 調子に乗っている人に対して
- 気持ちが高まったときに使う
- 特に意味がなく使う
ビジネスの世界ではなかなか使わない言葉ですが、以前高校生と話しをしていると使っている人もいましたね。
草もよく見かける言葉ですよね。
草とは『笑い』のことです。
- 笑い⇒wrai⇒(頭文字の)w⇒草
という流れでこの『草』は生まれました。
では、wがなぜ草になるのかというと、面白かった場合『w』とか何回も『www』と書いたりしますよね。
その『w』『www』が草が生えているように見えることから『草=笑い』となりました。
そして、面白いことを『草生える』とか『草不可避』とか『大草原』と言ったりします。
そこで、もう1度スラングの言葉の定義を見返します。
先程スラングの意味を、
- ある特定の生活集団に用いられる特注な言葉である
- 親しみ、新しさ、ユーモアなどの表現効果がある
- 新語、流行語はスラングから発生する可能性あり
と書きましたが、日本語に置き換えるとなんとなく意味がわかっていただけたでしょうか。
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確かに日本語で考えるとわかりやすい
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スラングとは、ある特定の集団で使う言葉。
ユーモアもありますよね。
そして、そのスラングが流行語にもなったりしますよね。
そういう言葉をスラングと言います。
では、英語や英会話におけるスラングには具体的にどのような言葉があるのでしょうか。
英会話の中でよく使われるスラング
4年半のアメリカ留学経験、そして、バンドマンとしてほぼずっと白人コミュニティにいた僕の経験から、当時よく聞いたスラングがあります。
いくつか紹介したいと思います。
What’s up?
これは本当によく聞きました。
むしろ、これが挨拶でしたので、言わない日がないぐらいずっと言っていましたね。
What’s upの基本的な挨拶の意味は日本語の『よっ!』とか『おっす』というニュアンス近いです。
詳しくはこちらの記事にまとめているので、参考にしてみてくださいね。
[kanren2 postid=”4152″]
⇒アメリカでよく使う『What’s Up?』には英語でどう答えるべき?
How’s it going?
この『How’s it going?』はスラングだったのかというぐらい日常的に使われていました。
発音としては『ハウズィゴーイン』と聞こえます。
言葉の意味としては『How are you?』とよく似た意味なのですが、むしろ『How are you?』は僕の留学体験では皆無と言っていいほど聞きませんでした。
むしろ、『What’s up?』『How’s it going?』『How are you doing?』が圧倒的に多かったですね。
だから、スラングと聞いてびっくりしています。
cool
これもよくバンド仲間が言っていた言葉になります。
何かあると『cool』と発言してましたね。
例えば、発言した言葉が良かったときに『cool』とか演奏した音が良かったときですね。
意味としては『いいね』とか『かっこいい』という意味ですね。
本当に頻繁に使っていました。
日本でもCool Japanとして定着していますよね。
awesome
これも本当によく聞きました。
今調べても『これってスラングなの?』と思うぐらい日常的に使われていましたね。
意味としては『すごくいいね!』っていう意味として使われています。
Do me a favor?
この『do me a favor?』もスラングなんですね。
これはあまり聞きませんでしたが僕は言っていました。
意味は『お願いがあるんだけど』という意味になりますね。
もっと丁寧に言うときは『Could you do me a favor?』となり、僕はこの言葉を使っていましたね。
では、ここからちょっと表現が悪いスラングを紹介します。
ただ、よく僕が一緒にいた白人達はよく言ってた言葉なので、使われているスラングになります。
Damn it
『クソ!』『ちくしょう!』って言葉のスラングですね。
これもよく聞きました。
サウンド的には『デミッ』とか『ダミッ』って聞こえると思います。
son of a bitch
サウンド的には『サノバビッチ』と聞こえます。
よくハリウッド映画でも使われている言葉ですよね。
基本的には『相手を罵るとき』に使う言葉ですが、友達同士で笑いながら冗談で言ってたりしますね。
つまり、人を選ぶ言葉になるのでノンネイティブの人は使う時は注意が必用です。
なぜなら、場合によっては、ノンネイティブが冗談で使うと怒る人もいるからですね。
bad ass
これも本当によく聞きましたね。
badは『悪い』という意味でassは『お尻』という意味なので、本来は褒める言葉ではないようですが、完全に褒め言葉として使っていました。
これを英語の辞書ではどのように説明されているかというとこんな感じですね。
Someone or something that you admire or find impressive
とありますね。
つまり、あなたが『かっこいい』とか『すごく良い』と思う人や物に使う言葉です。
このようなスラングを覚えるとネイティブの表現がわかるので、あなたの英会話のレベルも必然的に上がります。
なぜなら、ネイティブ同士の会話ではスラングが頻繁に使われているからですね。
ですが、それでも英語初心者の人は基本的な英語を勉強することから始めることをおすすめします。
では、どうして英会話でよく使うスラングではなく、基本を勉強するべきなのでしょうか。
英会話で使うスラングより基本的な英語をまず学ぶべき理由とは?
英会話では頻繁に使われるスラング。
ですが、やはり以下の3つの理由から、僕は基本的な英語をまずはしっかりと覚えることをおすすめします。
- スラングは覚えても使わないから
- スラングを使う場所が限られる
- スラングは使う人が限られる
では、1つ1つ僕の考えを解説していきます。
スラングは覚えても使わないから
英語初心者の人はその憧れから大量にスラングを覚えようとしますが、残念ながらスラングを使いこなせません。
なぜなら、英語自体がわかっていないから、そもそもどういう話しをしているのかわからないからですね。
いきなり何の話しかわかっていない状態でスラングを使っても『何こいつ?』ってなりますよね。
また、あなたが少し英語が理解できる人だったとしても、大量にスラングを覚えたとしてもそもそもの会話が成り立ちません。
なぜなら、スラングだけで会話をしている人はいないからですね。
基本的な英語の表現があり、その中にスラングは存在します。
ですので、スラングよりも基本的な英語や英会話でよく使うフレーズをまずは覚えることをおすすめします。
スラングを使う場所が限られる
スラングは使う場所を選びます。
先程1番始めにスラングの定義を解説しましたね。
その中の1つに
- ある特定の生活集団に用いられる特注な言葉である
というのがあったと思います。
つまり、人前で話すとき、雰囲気のいいレストラン等で使う言葉ではないのです。
これも日本語に置き換えて考えてみるとよくわかります。
例えば、日本に来ている留学生が自身の研究を大勢の前でプレゼンする機会があるとします。
これは『もう定期だけど、この数値はマジ卍です』などと言うでしょうか。
もちろん、ウケ狙いで言う可能性もありますが、プレゼンではふさわしくない言葉ですよね。
当然成績にも響く可能性があります。
ですので、基本的には正しい言葉を学ぶことで、どこでも使える英語・英会話になります。
スラングは使う人が限られる
実は、これが1番かもしれませんね。
場合によっては相手が怒る可能性が十分あります。
これも日本語で考えるとわかりやすいですね。
例えば、大学の試験の結果が悪かったとして、教授に向かって『ワンチャンある?』って言うでしょうか。
または、初対面の仕事の取引先の人に対して、『よっ!』とか発言するでしょうか。
絶対しないですよね。
むしろ、仕事相手によっては怒ってしまい『失礼な担当者を変えてくれ』というクレームにもつながるかもしれません。
スラングは使えるとネイティブのように話せるため非常にかっこいいよく聞こえる言葉です。
ですが、スラングは仲間内だけで使う言葉と理解し、英語・英会話が苦手な初心者の人は、まずは基本的な英語を繰り返し勉強することをおすすめします。
最後に
いかがでしたか。
今回は英語のスラングに対して留学時代に感じたことをまとめてみました。
スラングを多様できればネイティブのように話すことが出来るので、憧れる気持ちもわかります。
もちろん、仲間内だけの英語を目指すのであればスラングを勉強しても問題ないでしょう。
ですが、仕事で活かすとなると話しは別です。
むしろ、スラングは使ってはいけない英語・英会話の部類に入る場合もあります。
ですので、英語初心者の人は、まずは基本的な英語・英会話を勉強することをおすすめします。
そして、その状態になってから始めてスラングというのを学び始めても問題ないと僕は考えています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。