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アメリカでよく使う『What’s Up?』には英語でどう答えるべき?

アメリカでよく使う『What's Up?』には英語でどう答えるべき?

僕は21歳の時に単身渡米しドラマーとしてプロミュージシャンを目指していました。

結局4年半以上アメリカに滞在したのですが、プロになることができなくて大きな挫折を味わって帰国してきました。

 

ですが、その4年半には当然様々な経験をしました。

音楽の世界という特殊な世界にいたからか、一般の留学生では味わうことができない白人文化にどっぷりとつかっていました。

 

そこで、今回はその僕の留学体験の中から、友達同士の基本的な英語での挨拶である

  • 『What’s up?』

についてお伝えしたいと思います。

 

What’s up?』にはどのように返事をするべきか。

アメリカ人はどのような感覚でつかっているのか。

 

これからアメリカに留学しようとしている人、または、英語の勉強している人は、是非最後まで読んで覚えてくださいね。

 

僕のアメリカ留学時の英語力はレベル1

フランス人ゲストさん

今では民泊やゲストハウスを運営し、世界中からのゲストさんに対応することができていますが、アメリカ留学時の僕の英語力はレベル1ぐらいでした。

 

ドラクエ史上最も愛されていると言われている『ドラクエ3』で例えると、アリアハンを出てレーベの村へ行く途中という感じです。

 

そのようなレベルが1の状態の僕ですので、アメリカ人が何を言っているか全然わかりませんでした。

 

留学前は『少しぐらいはわかるだろう』と考えていたのですが、本当にアメリカ人が英語で何を話しているか、全くわかりませんでした。

 

では、どのように彼らと意思の疎通をしたかというと

  • 筆談

です。

 

常にノートとペンと辞書を持ち歩き(僕が留学した時はスマホがなかったので)本当に紙に書いてもらって 意思の疎通をしていました。

 

それぐらい英語がわからなかったのです。

そして、人間関係の基本である挨拶も全く聞き取れませんでした。

 

僕の中の英語の挨拶は、

  • How are you? (ハワユー)
  • I’m fine. Thank you. And you? (アイム ファイン センキュー アンドユー )

でしたし、実際英語を学校で習ったことがある人もこのように覚えている人も多いと思います。

 

事実、ゲストハウスで海外の方から『How are you?』と声をかけられた日本人の多くは『Fine』とお返事しているので。

 

ですが、アメリカ人達はこのような挨拶を一切していないということに、英語力が付いてきて気がつきました。

 

I’m fine. Thank you. And you? なんてアメリカで聞いたことがない

ドイツ人ゲストさん

僕がアメリカ留学中に驚いたことの1つに、学校で習った英語は日常会話ではあまり使われていなかったことです。

 

例えば、その代表的な言葉としてあるのは

  • I’m fine. Thank you. And you?

です。

 

そもそも、4年半以上アメリカにいましたが、

  • How are you?

もほとんど聞いたことがないですし、言ったこともほとんどありません。

 

そして、これらの体験より日本の英語教育についても疑問を覚えました。

なぜ、日本の英語教育は日常会話でほぼ使われていない言葉を勉強しているのだろうか』と。

 

では、僕がアメリカ留学中によく聞いた挨拶は何だったのでしょうか。

それは3つの挨拶になります。

 

僕がアメリカ留学中よく聞いた3つの挨拶

フィリピン人ゲストさん

僕がアメリカ留学中よく聞いた挨拶は、以下の3つの挨拶になります。

  • How are you doing? (ハワユードゥーイン)
  • How’s it going? (ハウズィゴーイン)
  • What’s up? (ワッツアップ)

です。

 

もちろんあなたがどういう人と付き合う人にもよると思いますが、本当によく聞いた英語での挨拶です。

 

バンド関係のアメリカ人の友達は常に『What’s up?』でした。

始めはこの言葉を聞いても、何のことを言っているのかさっぱりわかりませんでした。

 

すぐに辞書を使って『What’s up?』について調べても、

引用元:Weblio辞書

という意味しか(僕が持っていた)辞書にはありませんでした。

 

当然、何と返事をしたらいいのかわからなかったので、バンドメンバーであるRyanに直接質問しました。

  • What’s up?ってよく言ってくるけど、返事は何てしたらいいの?

と。

 

その微妙なニュアンスを日本語でまとめてみました。

 

アメリカ人の使うWhat’s upには大きく分けて2つの意味がある

What’s up?』の意味には大きく分けて2種類あります。

それは、

  • 挨拶
  • 質問

です。

 

では、まずはその挨拶である『What’s up?』について解説していきたいと思います。

 

What’s up = 挨拶のニュアンス

アメリカ人ゲストさん

例えば、対面した時のWhat’s upは僕のニュアンスでは

  • What’s up man? = 『よっ!』『おっす!』

というニュアンスです。

 

最後につけている『man』は男性同士、特に友達同士だと使いますが、

  • 女性の人

にはあまり使わない表現になりますので注意が必要です。

※この『man』は目上の男性に使っている人もいます。

 

少し『what’s up』から話しはそれますが、この『man』は本当によく使います。

初対面でもよく使いますので、一緒に覚えておくといいでしょう。

 

例えば、

  • Thanks man 

とかですね。

 

始めは『なんでmanを付けるのか?』と意味が全くわかりませんでしたが、『そういうもんだな』と思うようになりました。

この『man』は呼びかけ程度で深い意味はありません。

 

また、bro(ブロ)という言葉とdude(デュー(ド))も多かったですね。

(ド)はほとんど発生するかしないか程度の音です。

ちなみに、bro=brotherの略ですね。

 

例えば、

  • Thanks, man.
  • what’s up dude.
  • How are you doing bro?

などの言葉もよく使われていました。

 

『What’s up?』への英語での返事の仕方は『What’s up?』でOK

お遍路さんをしていたフランス人ゲストさん

では、本題であるWhat’s upに関してはRyanは何と答えたかというと、以下のような返事をするように言われました。

  • Not much
  • What’s up?

で返事をすると教えてくれました。

 

事実、アメリカ人同士(友達・若者)の会話はこの『What’s up?』と言われて『What’s up?』で答えている人はたくさんいました。

 

ですので、アメリカ人から『What’s up man』のと話しかけられた時は、僕も

  • what’s up
  • How are you doing?

と返事をしてました。

 

だから、もしあなたがアメリカに遊びに言ったときに英語で、『What’s up man』と言われたら『What’s up』で返事をすれば問題ありません。

 

簡単な挨拶ですので、挨拶の『what’s up?』に関しては深く考える必用はないですね。

では、もう1つの『what’s up?』に関して解説したいと思います。

 

What’s up?には質問の意味もある

オランダ人ゲストさん

もう1つ『what’s up』は質問の時です。

 

例えば電話などで、What’s up? と聞かれた時は

  • What’s up?=『何してんの?』

みたいな感じのニュアンスでした。

 

意味としては『What are you doing?』の意味に近いですね。

 

そして特に何もしていない時は、

  • chilling(くつろいでるよ)
  • nothing(特に何もないよ)

と答えていました。

 

また、電話で簡単な世間話をしたあとに、要件について聞くときも『電話の要件何?どしたの?』って聞く時も

  • So what’s up?

と使ってました。

 

会話での例を上がるとすれば、

  • I was so surprised to get your call.(あなたから電話がかかってきて超びっくりしたんだけど)
  • What’s up?(どうしたの)

という感じですね。

 

ですので、『what’s up』 の考え方としては、

  • 『よっ!』『おっす!』
  • 『何してんの?』
  • 『どうしたの?』

と考えておいて大きくは違わないと思います。

 

これは言葉で伝えるより実際に留学して体験した方がわかりやすいと思います。

アメリカに留学する人はこれらの挨拶を覚えておくことをおすすめします。

 

では、アメリカ人が誰にでもこの『what’s up?』という英語を使っていたかというと、そうではありませんでした。

 

『What’s up?』を使う上での注意事項とは?

オーストリア人のゲストさん

What’s up?』は非常にカジュアルな言葉なので、挨拶に本当によく使われています。

ですが、間違って欲しくないのは『What’s up?』は目上の人には使わない言葉ということです。

友達間の言葉と捉えておいて問題ないでしょう。

 

ちなみに、先程『man』を言葉の後ろに付けると書きましたが、目上の人には『man』とかの代わりにsir(サー)を使うこともあります。

 

例えば、目上の人に『ありがとう』という言葉のを言いたい時は

  • Thank you, sir.

と言います。

 

もちろん、sirを強引に使う必要はありませんが、『あなたに敬意を表している』という感じで好意的に捉えてもらうことができます。

 

最後に

ベルギー人ゲストさん

挨拶1つとっても日本の学校で学ぶ英語と全然違う印象を持ったと思います。

挨拶は『What’s up?』以外にもたくさんありますが、この『What’s up?』は日本人が英語でつまづく挨拶だと思います。

 

ですので、『What’s up?』と聞かれたら『What’s up?』と返して問題がないということを覚えておいてくださいね。

特に、その言葉に深い意味はないので、その後普通に会話を始めるといいでしょう。

 

もちろん前後の会話の内容から答える言葉を選ぶ必用がありますが。

 

もし、あなたが留学を考えているのなら、留学後に付き合う周りの人達が普段どういった言葉を使っているのか、意識して勉強を続けてみるのもいいですね。

 

最後に、より英語を勉強したい人向けにネイティブスピーカーが教えてくれた英語の勉強方法をまとめた記事があります。

もし、より本格的に英語を学びたいと考えているなら、是非参考にして欲しいと思います。

関連記事>>>英語初心者のための勉強方法とは?ネイティブ直伝のノウハウを公開!

 

この記事があなたのお役に役立つことができたなら幸いです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。