本日待ちに待ったあの元アンセムやアニメタルの坂本英三さんと一緒にライブをしました。
『一緒にライブした』とはどういうことかというと、坂本英三さんがボーカルで僕がドラムということですね。
つまり、僕のドラムにあわせてあの坂本英三さんが歌ってくれたということなんですね。
僕はアニメタルの曲を担当していて、
- 宇宙戦艦ヤマト
- チャラヘッチャラ(ドラゴンボールZ)
- 愛を取り戻せ(北斗の拳)
- ペガサスファンタジー(聖闘士星矢)
の4曲を演奏しました。
他にも洋楽バンドやアンセムバンドの方もいました。
本当は『君をのせて(ラピュタ)』もしようかと話が出たんですが、時間の関係でなくなってしまいました。
たった4曲。
されど4曲。
MC入れて約20分程度でしたが、非常に貴重な時間を過ごすことができました。
そして、今回ライブを一緒にして、そしてライブハウスという超至近距離で坂本英三さんを見て感じたプロはどうしてプロなのかということを僕なりに解説したいと思います。
歌が上手いのは当たり前であり僕のレベルでどうこういうべきことではない
まず、歌がめちゃくちゃ上手いのは当たり前。
その点を僕のレベルでどうこう言っても意味はないですよね。
だから飛ばします。
ちなみに、これは裏話ですが坂本英三さんは僕たちアニメタルを始め、セッションバンドとのリハーサルは一切していません。
ご自身のアコースティックライブのリハーサルを少しされただけでした。
つまり、ぶっつけ本番でアニメタルを始めあのクオリティの歌を披露したんですね。
だから、僕ぐらいのレベルでどうこう語るなんておこがましいかなと。
では、その歌以外の部分で感じたアマチュアとプロの違いは以下の通りです。
- お客さんを楽しませる技術
- 体型維持
- 髪の長さ
などが、アマチュアのボーカルさんとは大きく違うところだと思いました。
では、1つ1つ僕が感じた内容を書いていきますね。
坂本英三さんのお客さんを楽しませる技術は本当にすごい
まずは何と言ってもこれ。
『圧倒的にお客さんを楽しませる技術がずば抜けている』ということ。
本当に素晴らしいです。
もちろん、音楽が素晴らしのですが、それ以上に坂本英三さんの盛り上げ方がすごい。
これはアマチュアのボーカルには無いレベルだと感じました。
- ステージ上での動き
- お客さんを煽る技術
- MCの面白さ
ステージ上の動きは僕が一緒にしてきたボーカルと比較して1番
ステージ上の動きとか本当に完璧かと思うぐらい最高にかっこよかったですね。
『おいおい何をいまさら』と思うかもしれませんが、そう思う人に聞きたい。
『あなたは坂本英三さんのステージングを後ろ側から見たことがありますか』と。
これはドラマーだけの特権なんですよね。
そして、ここからが重要。
あなたは、『坂本英三さんを見ているお客さんの顔を見たことがありますか』と。
これはバンドマン側からしか絶対に見れない光景。
ライブ会場にいた、老若男女問わず全員が憧れと感動という表情で坂本英三さんを見ている。
少なくとも坂本英三さんの後ろで演奏しているドラムの僕にはそう感じました。
いや、マジで本当にかっこいいんですよね。
このお客さんを魅了する動きは計算されつくしているのか。
そう思ってしまうぐらいお客さんを魅了する力を坂本英三さんは持っていました。
歌うときはもちろんのこと、ギターソロ等の間奏のところでも、その動きが本当にかっこいい。
このような動きはテレビではなかなか伝わらないライブハウスならではかと思います。
もちろん、ドラム側から見た光景も。
だから、まずお客さんを魅了する圧倒的なステージング。
僕はアメリカのハリウッドでもライブ演奏をしていたので、相当多くの白人ボーカルの人たちを見てきましたけど、ずば抜けてましたね。
さらに、動きだけではないんですね。
お客さんをあおる技術はピカイチ。
坂本英三さんお客さんをあおる技術が本当にすごい
本当に今までいろんなバンドでボーカルの人たちと共演してきましたが、『こんなにプロはすごいのか』と思うぐらい、すごかったですね。
ドラマーとして後ろで演奏していて、お客さんが本当にノリノリで最高に楽しかったですね。
もちろん、僕たちも頑張って演奏はしていますし誰でも知っている有名な曲というのはある。
でも、それだけでは絶対にあそこまで盛り上がらない。
多くのお客さんが手を上げ頭をふりシャウトしたり歌ったり。
男性だけでなく女性の方もヘッドバンキングしている。
あの光景はなかなか見ることができないかなと思うぐらい本当に素晴らしかった。
ちなみに、ヘッドバンキング(略してヘドバン)がわからない人のためにこちらの動画を。
この動画を見た人、笑ったでしょ今。
あの黒い長髪の人の動きに。
でもね、これライブハウスの会場とかですると、すごいさまになるんですよね。
ドラマーの僕としてもすごく嬉しいんですよね。
なぜなら、僕が奏でるリズムにあわせて頭を振ってくれているから。
でも、、、、僕は長髪ですが基本的ヘッドバンキングはしません。
なぜなら、しっかりと音楽を聴きたいから。
あんなに動いていたら絶対に音楽きちんと聴けないでしょ(笑)。
話を戻しますね。
だから、いかにお客さんをあおってのせることができるのか。
坂本英三さんはこれを計算してやっているのか、それとも様々なライブを経験して自然とできているのか。
僕の考えはおそらく両方だと思う。
坂本英三さんも初心者の時代があったはずですよね。
だから、ライブを始めたころはどんなことを話すのか決めていたと思う。
でも、ライブの数が増えるにつれて、自然にお客さんが喜ぶ言葉やタイミングを見つけていったため、現在は自然にできるようになったのではないのかなと。
本当にあんなボーカル今まで見たことがないですね。
MCの面白さのギャップでお客さんを楽しませる
また、MCの面白さがありますね。
ちなみに、MCとは『Master of Ceremonies(マスターオブセレモニーズ)』のことで、曲と曲の間に話しをすることですね。
それが楽しいんですね。
お客さんが坂本英三さんの言葉でゲラゲラ笑っている。
でも、曲が始めるときはスイッチが入りバンドのボーカルとして最高の仕事をしている。
こういうギャップもお客さんが楽しめるポイントになるのかなと思いましたね。
そして同時に、アマチュアにはなかなかない技術だなとも思いました。
逆にいうと、
- MCが面白く
- お客さんをあおることができ
- ステージ上の動きがセクシー
であるならば、ライブのプロになる可能性はあるのかなと思いますね。
もちろん、最終的は曲次第ですけどね。
プロとしての意識なのか体型がボーカル
リハーサルで始めてお会いしたときの第一印象は『細い』です。
坂本英三さんはすごく細かったですね。
冬だったのでダウンジャケットを着ていらっしゃったのですが、そのジャケットを脱いだときに思いましたね。
でも、それがねステージに立つと見栄えがするんですね。
同じ系統でいうとイエローモンキーの吉井和哉さんとかも。
少し失礼な言い方ですが、あの不健康そうな細い体型が『Theボーカル』という感じで色気を出していると僕は考えています。
だから、坂本英三さんも吉井和哉さんもすごく映えるというか、本当に素敵だと僕の目には映りました。
※イエローモンキーのライブにも行きましたが、吉井和哉さんは坂本英三さんほどのステージングをしていませんでした。
ですが、もしこれがお腹の出ていたボーカルだったらどうでしょう。
あそこまでステージングにセクシーさを感じたでしょうか。
絶対に感じないと思います。
お腹が揺れが気になりそれどころじゃないでしょう。
だから、その体型をロックバンドやメタルバンドのボーカルとして維持しているというのは、本当に大変なことだと思いますし、プロ意識の高さを感じました。
おそらく、食事にも相当気をつけているんじゃないでしょうか。
おそらく・・・ですけどね。
髪の長さはロック/メタルバンドのボーカルにセクシーさを生み出す
この髪の長さもかなりセクシーさを出していると思います。
普段は髪の毛って濡れていないですよね。
坂本英三さんがリハーサルでスタジオに入ってきたときも、もちろん髪は濡れていません。
このブログを読んでいる人でどれだけバンドマンがいるかわかりませんが、ステージ上ってめちゃくちゃ暑いんですね。
客席とは全然比べ物にならない。
理由は、ライトですね。
もちろん、演奏しているから汗をかくというのはあります。
ですが、それ以上にライトが暑いんですね。
本当に暑く、その場所で激しい動きをしているためさらに汗をかいてしまいます。
ですが、これが上手く髪の毛を濡らしてかなりセクシーさ醸し出しているんですね。
『だからバンドのボーカルは髪を伸ばしているのか』と思うほど、本当にセクシーでした。
この気づきは、坂本英三さんを近くで見ることができるライブハウスならでは体験だったのかもしれませんが、髪の毛の長さは人に与える影響は計り知れないと気付きましたね。
僕も現在髪の毛を伸ばしています。
だから、たまにシャワーを浴びたあととか髪を結ばずにいると、ゲストさん(僕は宿泊施設を経営しています)から『その髪型素敵ですね』とお声をかけられることもあります。
なるほど、そういうことだったのか。
意図的に髪の毛を濡らす行動もしていこうかなと思いましたね。
(汗以外で)
最後に
最後に裏話をもう1つ。
楽屋の坂本英三さんは本当に腰が低くて丁寧な方でした。
ライブ前はやはり準備があるため、少しだけ楽屋で一緒になる機会があり、そこで一言二言だけお話をさせてもらいました。
気さくに話をしてくれて感激しましたね。
やはり、プロとして長く第一線で活躍するためには、技術的なことはもちろん、それと同時に人格も非常に重要な要素だと感じました。
一時的に有名になってすぐに消える人がいる中で、長く第一線で活躍するための秘訣なんだなと。
僕も現在自分でビジネスをしています。
ですので、この丁寧さや腰の低さ、そしてお客さんを楽しませることを考えて実践していきたいと思います。
プロのすごさをこんな近くで感じることができた1日だったので、人生観が変わった日となりました。
あらためて、こんな素晴らしいステージに参加させてもらいありがとうございました。
主催者のDaruさん感謝しています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
追記※坂本英三さんはファンを大切にしている
ファンを大切にする。
これもプロの美学なのかなと。
なぜ、一度公開したこのブログに追記しているのかというと、僕のこのブログを坂本英三が見つけてくださり、リツートしてくれたんですよね。
しかもコメント付きで。
それが、このツイートになります。
徳島でご一緒させていただいた木内健介さんのブログに紹介していただきました。
音楽を続けてきて
ステージを共にした方が
このように見て感じていただけたのかと思うと嬉しい限りです。すべてがモチベーションに繋がります。
ありがとうございます。 https://t.co/htE9FiqsqU— Sweet Miracle@坂本英三 (@eizosakamoto1) November 18, 2019
しかも、コメント付きで。
また書いちゃいましたね。
もう1回書きますね。
しかも、コメント付きで。
僕の嬉しさが伝わりますかね。
これは、ファンの僕にとっては本当に嬉しいことなんですよね。
と、そこで気づいたんですね。
『そうか、プロとはやはりファンあってのプロ。こういう細かいところも気にかけてくれるからこそプロなんだ』と。
プロがプロであるために。
坂本英三さんが坂本英三さんであるために。
プロとしての美学をまた感じることができました。
ぜひ、ライブに行ってみてくださいね。
どうして僕がこのように感じているかわかっていただけると思います。
最後に、坂本英三さんの公式ホームページを掲載しておきますね。
⇒https://www.eizosakamoto.tokyo/