このようなお悩みに回答しています。
今回の記事を読んでわかること。
- ゲストハウスを開業する時に気をつけるポイント
- ゲストハウス経営で失敗する人の特徴
この記事を書いている人。
元サラリーマン。34歳で独立したのち、ゲストハウス、投資、ブログ運営等のビジネスをしています。
また、民泊やゲストハウスは地元新聞やTV(NHK)を始め日本経済新聞にも民泊の実践者として紹介されています。
ゲストハウスを経営していると、多くのゲストさんからこのようなことを言われます。
- 『ゲストハウスって最近知りました』
- 『ゲストハウスに泊まるのは初めてなんです』
- 『すごく楽しい人生を送られてますね』
僕としては好きなことを仕事としてやっているのですが、羨ましく思ってくれる人が多くびっくりしています。
ですが、このゲストハウスの経営を好きという感情だけでは続けていくことができません。
なぜなら、経営力がないとすぐに経営破綻するからですね。
そこで、今回のブログは『ゲストハウス経営で失敗する人や物件の特徴』について、僕が考えているいことをお伝えしたいと思います。
結論からお伝えすると、ゲストハウス経営で失敗する人は
- 『旅が好き』というだけでゲストハウスを経営している人
- 物件にお金をかけすぎている人
- 人を多く雇って経営している人
- ゲストハウスの周辺に観光スポットがない物件を選んだ人
- ゲストハウスのみの収入だけで経営している人
ということになります。
特に、この記事は
- これからゲストハウスを開業を考えている人
- ゲストハウス経営が上手くいっていない人
にとって有益な内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ゲストハウス経営で失敗する人や物件の特徴とは?
結論、ゲストハウス経営で失敗する人の共通点は以下の5つです。
- 『旅が好き』というだけでゲストハウスを経営している人
- 物件にお金をかけすぎている人
- 人を多く雇って経営している人
- ゲストハウスの周辺に観光スポットがない物件を選んだ人
- ゲストハウスのみの収入だけで経営している人
僕は四国にある徳島県でゲストハウスを経営しています。
収益の計算から、接客、掃除まですべて僕1人でこなしているため、1年で相当な経験を得ることができました。
そして、その経験から具体的に1つ1つ理由を解説したいと思います。
ゲストハウスの経営を『旅が好き』というだけでしている人
結論、旅好きというだけではゲストハウス経営は上手くいきません。
なぜなら、そこにお金が絡むからですね。
もちろん、僕自身も旅が大好きです。知らない場所に行って僕が知らないことを知るというのは本当に楽しいです。
実際、ヨーローッパを放浪の旅もしていました。アメリカにも21歳から4年半住みました。
では、どうして僕がゲストハウス経営が上手くいっているかというと、余分なコストカットをして、収益に基づいて運営しているからです。
このように書くと『当たり前じゃないか』と思うかもしれませんが、この当たり前が出来ない人が多いのです。
ゲストハウスは経営です。確かに旅の経験は活かされますが、それよりも数字が大切です。
そして、その数字を安定させるために、日々試行錯誤し改善する必用があります。
例えば、ゲストハウスを経営していくにあたり、
- マーケティングの知識も必用
- 自分で接客するなら営業力や英語力も必用
- コミュニケーション能力も必須
になるでしょう。
つまり、旅好きだけでは経営は出来ないのです。
ですので、ゲストハウスを経営するなら、経営者としての能力を向上させることが必須だと考えています。
ゲストハウス経営で失敗する人は物件にお金をかけすぎている人
結論、ゲストハウス経営で失敗するということは資金が回らなくなるということです。
豊富な預貯金がある人は大丈夫でしょう。
ですが、ゲストハウスを経営する人の中には借り入れをして始める人もいます。
そして、そのお金の多くを内装にかけてしまっている人も多いです。
こういう人はゲストハウス経営に失敗する人になる可能性が高いと考えています。
なぜなら、その借入した資金は返済しないといけないからですね。
借入した時点で毎月の固定費になっているのです。
この固定費は馬鹿になりません。
だから、僕は『集客して売上が上がることにお金を使った方がいい』と考えています。
内装はその手段の1つであって絶対ではありません。
その配分を間違えると、一気に経営破綻のリスクが高くなります。
オシャレなゲストハウスを経営したい気持ちは痛いほどわかります。
ですが、いくらそこにお金をかけても、肝心の集客が出来なければ意味がないのです。
ですので、収益を上げるという目的と手段を間違わないようにすることをおすすめします。
ちなみに、こちらは新規開業した民泊やゲストハウスに手っ取り早く集客する方法についてまとめた記事です。
ぜひあわせてご覧ください。
関連記事>>>新規開業した民泊やゲストハウスに手っ取り早く集客する方法
ゲストハウス開始初期から人を雇って経営している人
結論、賛否両論はあると思いますが、僕は小さく始めて大きく育てることが少資本で商売をする上では重要だと考えています。
その考え方の基になっているのは、『リーンスタートアップ』という本に書かれている考え方です。
この本の内容を簡単にまとめると、
- 仮説を立てる
- その仮説を基に小さくシンプルに始める
- 顧客に商品を試してもらいフィードバックを得る
- そのフィードバックを基に商品を改良する
- この仮説と検証を繰り返し行う
というものです。
本当はもっと細かく書いていますが、ざっくりとした考え方はこのような考え方です。
この本はゲストハウスとか関係なく、将来独立しようと考えている人には本当に読んでほしい本です。
そして、この小さくシンプルに始めるという考えに反しているのが、始めから人を雇って始めるということです。
ゲストハウスの売上単価は1人数千円。
その数千円の売上を得るためには、たくさん集客する必用があります。
または、宿泊日数を増やす必用があります。
ですが、その集客するために資本を投じずに、いきなり最大の固定費である人件費を増やしてしまう人。
これは、資本が少ない人が取る戦略ではないと僕は考えています。
資本が豊富にある大手の戦略ですね。
ですので、まずは本当に小さくシンプルに始め、ゲストハウスに宿泊していただいたゲストさんの感想を基に改善する。
そして、常に仮説と検証を忘れずに行動することをおすすめします。
ゲストハウスの周辺に観光スポットがない物件を選んでいる人
結論、開業しようとしているゲストハウス周辺に集客力のある物件がないゲストハウスもなかなか厳しいでしょう。
僕はサラリーマン時代は住宅・不動産の営業マンでした。だから、物件の位置の選定は他の素人の人よりも詳しいです。
でも、旅好きな人が経営しているゲストハウスはこのような物件が多かったりします。
- サーフィンが好き⇒波がある海辺の近くでゲストハウスをオープン
- 実家がもったいない⇒実家を改装してゲストハウスをオープン
- 空き物件がある⇒とりあえずゲストハウスをオープン
例えば、サーフィンを例にあげてみましょう。
サーフィン好きにはいいかもしれませんが、それ以外の人はその物件に泊まる理由はあるのでしょうか。
- 駅からの距離は
- 交通手段はどうやって
- 近隣には何があるのか
- 他に観光資源はあるのか
- 競合他社はどうか
- 1年中通して集客は可能か
など、事前に考えてからここにゲストハウスをオープンするかどうか決めます。
でも、それをせずに『とりあえず好きなことが出来るからゲストハウスをオープンした人』は、集客が出来ずに苦しんで経営が破綻してしまうでしょう。
ですので、そのゲストハウス周辺に『売りとなる何か』があるのか十分検討する必用があります。
ゲストハウスのみの収入だけで経営している人
結論、ゲストハウスの収入のみを当てにしている人は、ゲストハウス経営において失敗するリスクがあります。
なぜなら、僕自身はゲストハウスも経営しつつ他のビジネスもしてリスクヘッジをしているからですね。
例えば、
- このブログからの収益
- 不動産や太陽光発電への投資
- バイナリーオプション投資
- 仮想通貨への投資
などです。
もし、万が一ゲストハウスビジネスを運営していて地震が起こったらどうなるのでしょうか。
また、去年多かったのですが、自然災害ですね。台風や洪水でゲストさんがキャンセルしてしまったらどうするのでしょうか。
つまり、収入の柱をゲストハウス経営だけに依存せず、資本が少ないうちはリスクヘッジの意味も込めて他の収益を得ることが必須かと考えています。
そして、その行動こそがゲストハウス経営を安定して継続させる秘訣です。
ですので、ゲストハウス経営もしながら、空いた時間は他の収入も得るための行動をすることをおすすめします。
2021年2月追記:コロナ禍におけるゲストハウス経営状況
結論、かなり厳しい状況で経営しています。
厳しいとはお客さんが減ってしまい、ゲストハウスだけでは赤字の連続です。
詳しい収益はこちらの記事に記載しています。
関連記事>>>ゲストハウスは儲からないという記事を見たので経営体験をまとめてみた!
現在2021年2月ですので、コロナによる大規模キャンセルが始まって約1年が経とうとしていますが、まだまだ人々のマインドが下火のままで予約が入りません。
僕の知り合いの知り合い(友達の友達みたいなもの)の人でやはり耐えきれずにゲストハウスの経営をやめてしまった人もたくさんいます。
それでも僕が生き残っているのは、
- コロナ融資を受けたから
- 他からの収入源があるから
です。
ゲストハウス経営は水商売です。水商売とは人の人気に左右される商売という意味。
絶対にゲストハウス1本だけの収入で生活を賄おうとしてはいけません。
収入の分散をし、厳しいときこそ固定費を見直して耐え忍ぶことをおすすめします。
また、こちらの記事は民泊やゲストハウス経営者が行った方がいい、コロナ禍での売上を伸ばす方法についてまとめています。
こちらもあわせてご覧ください。
関連記事>>>民泊経営者はコロナで廃業に追い込まれる?生き残る対策を考えてみた
まとめ:ゲストハウスの経営は簡単ではないが楽しい
今回はゲストハウス経営で失敗する人や物件の特徴について僕の考えをまとめてみました。
この記事をまとめると、
- 経営者としての能力を高める必要がある
- 内装は最低限で始めはいい
- 人を雇うと固定費が増えて経営を圧迫する
- その場所の売りは何か、ということを考え物件を選ぶ
- 収入を分散させてゲストハウスを経営するとより安心できる
ということになります。
ですので、残念ながら
- 旅が好きだから
- 人と話すのが楽しいから
というだけでは、ゲストハウス経営は失敗してしまうでしょう。
そして、多くの人がゲストハウスをオープンしそして、辞めたくても辞めることができずに苦労しています。
現在はゲストハウス開業ブームです。ですが、今後はゲストハウス廃業ブームが必ず来ると思っています。
なぜなら、流行りだけでオープンしたために、経営が悪化するところが多いからですね。
ですので、将来あなたがゲストハウスを経営したいと考えているなら、是非今回紹介した内容のことは注意する必用があります。
また、他の収入の柱という考えも是非実践して欲しいと思います。
よくある例が、カフェを併設している。または、食事を提供している。
そのほかには、体験を売っているなどですね。
つまり、ゲストさん1人あたりの単価を上げる行動ですね。
ちなみに、僕がしているブログからの収益を上げたいと考えている人はこちらの記事がおすすめです。初心者向けです。
関連記事>>>【2021年】ワードプレスブログの始め方を画像で解説!初心者向け
投資にも興味があるという人は、1000円から出来るバイナリーオプション投資もおすすめです。
バイナリーオプションはこちらの記事から読むといいですね。
関連記事>>>バイナリーオプションの始め方を7つのステップで解説!【初心者必見】
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。