そこで、木内さんの好きな女性ドラマーの人を教えて欲しいです。
このような質問に回答しています。
この記事を読んでわかることは以下通りです。
- 僕が全力でおすすめする女性ドラマーさん
- なぜその女性ドラマーさんが好きなのかその理由
- 僕が好きなドラマーの特徴
この記事を書いている人。
13歳からドラムを始める。
プロドラマーを目指し21歳で単身渡米。現地でオーディションを勝ち抜きアメリカ人バンドに所属。
ハリウッドでライブをしていましたが、残念ながらプロにはなれず帰国。その後サラリーマンを経て独立し現在にいたる。
今回のブログは僕のが10代からずっと大好きな女性ドラマーさんを紹介したいと思います。
この人はもっともっともっと評価されてもいいと思っているんですが、残念ながら一般的な知名度は少ない。
ドラマーの人なら知っている人は知っていると思うんですけどね…。
先に結論からお伝えすると、その女性ドラマーさんは
- ジッタリンジンの入江美由紀さん
になります。
特にこの記事は、
- ドラマーじゃないけどドラムが大好きな人
- ドラムの演奏が伸び悩んでいる人
- 実力がある女性ドラマーを知りたい人
- とにかくドラムLOVEの人
に参考になるのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ジッタリンジンの女性ドラマー入江美由紀さんがすごすぎる!
結論、つべこべ言わずとりあえず入江美由紀さんのドラムを聞いて欲しい。
早速ジッタリンジンの演奏動画を貼るので聞いて欲しいと思います。
僕は入江さんのスネアドラムの音が本当に好きなんですね。
だから、自分のスネアの音をそれっぽくチューニングしたり、PAさんにお願いしてライブの時にスネアだけ『ゲートリバーブ』をかけてもらったりしていました。
ちなみに、スネアドラムがわからない人のために画像を貼っておきますね。
ヘッドを変えたり、スナッピーを変えたりして様々な音を研究していましたね。
ちなみに、ヘッドはこれですね。
スナッピーはこれ。
ドラムのヘッド緩めたり締めたりして音の高さの調節をしたり、スナッピーをタイトに張ってみたり、ゆるくしてみたりしてサスティーンの調整をしたり。
サスティーンとは、音の伸びのことだと思っていただいて大丈夫。スナッピーをタイトに張ると音は伸びず、ゆるく張ると音が伸びます。
でも、これだけだと『意味がわからない!』という人も多いと思うので、ドラムのチューニングの動画貼っておきますね。
イメージわからない人は下の動画で確認してみてください。
外音(そとおと)とは、お客さん側で聴く音のことですね。つまり客席側という意味です。
自分のこだわりよりもお客さんにどう聴こえるかの方を重要視しています。
ちなみに、初めて聴いたこの曲の入江さんのスネアの音に僕は見事にやられてしまいました。
かなり有名な曲なので、ドラマーじゃない人でも知っている人は多いはず。
他の日本人女性ドラマーさんのことを僕はどう思っているのか
結論、皆さん本当に上手な人が多いですね。僕が意見するのが恥ずかしくなるぐらい。
最近(2021年現在)は以下の女性ドラマーさんが有名ですね。
- 川口千里 さん
- むらたたむ さん
- SATOKO さん
- 川北奈緒 さん
- Marina さん
- ほないこか さん
- シシド・カフカ さん
- 佐藤奏 さん
- よよか さん
- 小川友希 さん
- CHITAA さん
- 富田京子 さん
- 森高千里 さん
このあたりが有名な女性ドラマーじゃないでしょうか。
注目の女性ドラマー①:川口千里さん
まず、何と言っても現在の女性ドラマーという単語を有名にしたのは川口千里さんではないでしょうか。
こちらの動画で一気にブレイクしましたね。
いいドラムですね!
川口千里さんはYouTubeに動画をたくさん上げられているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
注目の女性ドラマー②:むらたたむさん
僕はBaby Metalが好きなのでむらたたむさんのことはこの曲で知りました。
当時はぴょん吉のT-シャツがトレードマークでしたね。
そして、本当に楽しそうに笑顔でドラムを演奏するというのも印象的ですぐに覚えました。
また、何と言ってもこの曲のカバーで一気に女性ドラマーとしての知名度が上がったのではないでしょうか。
注目の女性ドラマー③:SATOKOさん
SATOKOさんはあの手数王こと菅沼孝三さんの娘さんです。
FUZZY CONTROLというバンドのドラマーですね。SATOKOさんの特徴で、まず目につくのが何と言ってもオープンハンドでのドラム演奏。
そして、正確なドラムを叩くという印象を持っています。楽しそうな人ですね!
注目の女性ドラマー④:川北奈緒さん
川北奈緒さんはあの『マキシマムザホルモン』のドラマーです。
あの激しい音楽を演奏するのにあたって、女性ドラマーとしてのハンデもあったかと思いますが、それを微塵の感じさせない演奏をされていますね。
あと、歌を歌いながらドラムを演奏するって僕はしたことがないので本当にすごいと思っています。
注目の女性ドラマー⑤:MARINAさん
こんな書き方をすると気分を悪くするかもしれませんが、僕がMarinaさんを知ったのは彼女のお父さんの影響からです。
そうです、Marinaさんは世界の超一流ドラマーであるテリー・ボジオさんの娘さんなんです。
これを知ったときは本当にびっくりしました。
そこからTwitterをフォローしたのですが、彼女のツイートはドラマーの気持ちをよくわかっている内容ですごく共感することが多いですね。
そして、こちらは彼女が所属しているバンド『Aldious』の曲。ぜひ聞いてみてくださいね。
注目の女性ドラマー⑥:ほないこかさん
ほないこかさんはゲスの極み乙女のドラマーさん。僕も過去『私以外私じゃないの』という曲だけコピーしたことがあります。
独特の手癖があり個人的には少しコピーしくかった印象を持っています。
この『私以外私じゃないの』は有名な曲なので多くの人が知っているのではないでしょうか。
注目の女性ドラマー⑦:シシド・カフカさん
シシド・カフカさんは僕はテレビで見たことがあります。
具体的な演奏内容は僕はそこまで知らないのですが、テレビに出る=知名度あるということで書いてみました。
Wikipediaを見ると、歌う+ドラムを演奏するということ。そしてモデルという経歴が業界人の目に留まったとのこと。
天は二物を与えず、ではないですね。
注目の女性ドラマー⑧:佐藤奏さん
僕が佐藤奏さんを知ったのはYouTubeですね。当時小学生か中学生だったように思います。
『この年齢にしては上手だな』という印象を持っていたのですが、一気に上手くなりましたね。すごい!
最近の動画を貼り付けておきますね。
注目の女性ドラマー⑨:よよかさん
よよかさんは大注目している女性ドラマーですね。
やはりYouTubeで知りました。
よよかさんが8歳の時に演奏したLed Zeppelinの『Good Times Bad Times』を見て度肝を抜かれました。
『こんな8歳日本にいる???』という感じでした。
そして、叩き方も荒削りで良い意味で型にはまっていなくて好きですね。
その演奏を貼り付けてますのでぜひご覧ください。
注目の女性ドラマー⑩:小川友希さん
僕は小川友希さんのことは正直このブログを書くまで知りませんでした。
他のドラマーのことを調べていくうちにYouTubeで『へーこういう人がいるんだな』という感じで知りました。
その動画のタイトルが『Hit Like A Girl Contest 2018 Champion☆Yuki Ogawa -Japan- Unebi Mizuyama』。
『Champion??チャンピオン??』という感じで興味が出て演奏を聞いてみました。
すると、始めのハイハットの音がとても美しくいいなと思ったんですね。
さらにいうと、年齢も当時13歳とのことで将来が楽しみだなということでブログに書いてみました。
最近の演奏動画を貼り付けておきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
注目の女性ドラマー⑪:CHITAAさん
CHITAAさんも僕はこのブログを書くまで知りませんでした。
ですが、女性ドラマーを調べていくうちに『海外で活躍している日本人女性ドラマーがいる』と知ったんですね。
その動画のタイトルが『10歳少女ドラマー!!ドラム世界大会で!!ドラム女子世界一になりました!!』。
その動画を貼っておくのでぜひご覧になってください。
ちなみに、最近はドイツのCMでもドラム演奏しているとか。すごいですね!
注目の女性ドラマー⑫:富田京子さん
富田さんはあの伝説のバンド『プリンセスプリンセス』のドラマーですね。
富田さんとこのあとに紹介している森高千里さんのおかげで『女性ドラマーでも演奏が問題なくできる』ということを多くの人に認知させましたね。
また、少しマニアックな話になりますが、Mの途中のおかずはすごくセンスが良いと個人的には感じています。
本当に心地よいグルーヴですね。
注目の女性ドラマー⑬:森高千里さん
『女性でもドラムを叩けるんだ』という女性ドラマーの知名度を一気に高めたのが森高千里さんじゃないでしょうか。
僕は当時おそらく小学生。
ドラムを叩く森高千里さんをテレビで見て『すごいな!』って思った記憶があります。
もちろん、本業でされているわけではないので、テクニック的には今回紹介した他の女性ドラマーさんには劣るかもしれませんがドラムってそれだけじゃないんですよね。
初心者ドラマーの人やドラムをしたことがない人にとっては、テクニックがすごい=素晴らしいドラマーと勘違いしがちです。
もちろん、それは否定しません。テクニックも大切。
でもそれ以上に気持ちの良いグルーヴを奏でることができるドラマーは本当に素晴らしいドラマーだと僕は考えています。(演奏する音楽によりますけどね)
有名な男性ドラマーさんのことを僕はどう思っているのか
大好きですよ、YOSHIKIさんのドラミング。特に、ドラムのセンスが大好きです。
一般の人にはわかりにくいかもしれませんが、曲に対するアプローチは本当に好きです。
YOSHIKIさんはドラムは本当におしゃれで、『えっ!そうくるの!さすがだなー』という良い意味でも意外性で僕は虜にされていますね。
以前L.Aに住んでいたときに、YOSHIKIさんのマネージャーの人と話す機会がありました。
その人曰く『YOSHIKIさんは全然寝ない!』って。ずっとスタジオにこもりっきりで(当時は)2日間ぐらい寝ないで曲を作っていたと。
やっぱり、たゆまぬ努力を続けている人なんだなと尊敬しています。
YOSHIKIさんの動画はこちら。
ポンタさんの演奏動画はこちら。
東原力哉さんですね。こんなエピソード聞いたことがあります。
直接会って本人に確認したわけじゃないけど、トニーウィリアムズ(東原力哉さんが尊敬しているドラマー)が死んだ時に『やっと俺の時代がきましたよ』って言ったみたいですね。
内心かなりショックだと思いますが、それでもそこを笑いに変えるセンスが好きです。
※先程も書きましたが、本人に聞いたわけじゃないですからね。ドラマーの友達からそう聞きました。
東原力哉さんの動画はこちら。
本当に惜しい人を亡くしました。青山さんのドラムは本当に大好きでした。
1つ打ちばっかりが有名になっているけど、青純はもともとテクニックがバリバリある人。
そのテクニックがあるのにもかかわらず、1音に魂を込める演奏。最高すぎですね。
以前L.Aに住んでたときに青山さんを知っているって人と話しをしたことがある。
すごく陽気なおっちゃんだよと。ほんと早すぎますね…。
以前1mぐらいの距離から山木さんのライヴ演奏2時間ぐらい拝見しました。そのあとローディーさんと話しましたね。
山木さんは練習では1つ打ちをずっと練習しているとのこと。
特に僕が印象に残っているのが音のダイナミクス。僕のレベルでは到底出せない音でした。
ここでドラマーじゃない人のためにドラマーの豆知識を。
一般の常識で言えば『スティーブ』といえば、『ジョブズ』かもしれませんが、ドラマー界では『スティーブ』といえば『ガッド』なんですよね。
スティーブガッドという世界の超一流のドラマーが言ったという噂の言葉。
『山木秀夫はニューヨークで通用する日本人ドラマーだ』と。
それぐらい、山木さんは日本の一流のドラマーの人なんですね。
ちなみに、芸能人で言うと福山雅治さんのバックで叩いているので演奏はYouTubeによくアップされています。
山木秀夫さんの演奏はこちら。
あれだけ叩けたら相当気持ちいいでしょうね。僕は全然叩けません。
ライブも何度か拝見させていただきました。教則本も持っています。
ちなみに、ライブのあと当時10代の僕は直接菅沼孝三さんに質問させていただきました。その時の菅沼さんの回答が僕の人生観を変えました。
僕『毎日何時間ぐらい練習をしているんですか?』
菅沼孝三さん『練習?ドラムは仕事で毎日8時間ぐらいは演奏してるけど…。
でもドラムを演奏している=練習ではないよ。
なぜなら、できることばっかりだから。練習とはできないことに挑戦することが練習だよ』と。
できることも練習時間に含めていた当時の僕の考え方を大きく変えてくれた言葉でした。
ありがたい。
菅沼孝三さんの動画はこちら。
1つ豆知識を。
先程紹介した女性ドラマーの多くが菅沼孝三さんのお弟子さんになります。
後進の育成にも力を入れており、プレイヤーとしてだけではなく先生としても一流。
先程の女性ドラマーさんの演奏を見ていれば納得ですね!
それでもやはりドラマー入江美由紀さんのドラムが好きな理由
※ジッタリンジンのライブに行きたくなる曲が2曲聴けます。ぜひ動画をご覧ください。
色々書いてきましたが・・・それでも僕は本当に入江さんのドラム大大大好きなんですよね。ほんとに大好きです、彼女のドラム。
もっと知名度が上がり、もっともっともっと評価をされていい女性ドラマーだと考えています。
初心者ドラマーやドラムを演奏したことがない人には理解しにくいかもしれませんが、音に対するタイトさや1音の重み、鋭さというかタイム感が全然違うんですよね。
その入江美由紀さんのライブ演奏の映像がこれ。ジッタリンジンではこの曲が1番有名な曲じゃないかなと思います。
入江美由紀さんの名前はドラムしている人でも知らない人が多いですが、この曲はみんな聴いたことがあるのではないでしょうか。
曲名はみなさん知ってる『夏祭り』。
ジッタリンジンがオリジナルです。
入江さんの音のキレというかタイトさというか当時このタイム感を持ってたことに対して尊敬し続けていますね、ほんと。
ちなみに、ジッタリンジンのライブは何回か見たことがあります。
僕が見たときは、ヘッドフォンしてクリック(メトロノーム)に合わせて叩いていたのが印象的でした。
先程も書きましたが、生音(なまおと)の出がいいのと、なんだろう。タイム感なのかな。
演奏内容はシンプルなんだけどほんとすごい!
職人のように淡々と叩くけど、たまに笑顔も見せるところが、すごくギャップがあっていいですね。
ちなみに、僕は今39歳ですが入江さんのドラムは10代から変わらず好きなんですよ。
10代って言ったらアメリカに留学する前。
つまり、アメリカで世界の超一流と言われる人たちの演奏を生で見たり聴いたりしてきた経験があっても、それでも入江さんのドラムはすごいと考えています。
知名度が少ないだけでほんと日本の一流女性ドラマーだと断言できますね。
僕が好きな海外のドラマーを紹介します
僕が本格的なドラムの演奏をやめて15年。
現在は『ライブでドラマーがいないから叩いて』と言われて演奏することはありますが、バンドに入って演奏するってことはないですね。
プロドラマーを目指していた約15年前に好きだったドラマーは以下の通りです。
- フロ・モーニエ
- ジーン・ホグラン
- マイク・ポートノイ
- サイモン・フィリップス
- ラーズ・ウルリッヒ
24歳ぐらいでドラムを叩くことを辞めてから、特にドラムやドラマーのことに対して調べたり研究することがなくなったのであまり最近のドラマーは知らないですね。
今はもっと素晴らしいドラマーが出てきているのかもしれないが、ほんと1人を除いては知らないです。
その1人とは新しい『セパルトゥラ』のドラマーですね。
ちなみに、それぞれのドラマーの解説をするとこんな感じですね。
クリプトプシーのドラマー:フロ・モーニエ
僕はアメリカで様々なドラマーやバンドの演奏を見てきました。
そして、その中で1番衝撃を受けたドラマーがクリプトプシーのドラマー、フロ・モーニエでした。
それまで名前は知っていましたが、演奏を生で見ることはなかったんですね。
ちなみに、テリーボジオ、デニチェンとか当時の超一流もたくさん見てきました。
それにジャズバーに入り浸ってたんで、相当数の有名、無名問わず上手いミュージシャンの演奏も見てきましたね。
では、どうしてフロ・モーニエの演奏に1番驚いたのか。
それはギャップだと思います。
それまで、彼の演奏を見たことがなかったのである意味期待値が低かったんですね。
だから、ライブが始まりその演奏力の高さ、アイデアの抱負さに衝撃を受けました。
ちなみにフロ・モーニエの動画がこれですね。
こちらはちょうど僕がアメリカにいた時期ぐらいの映像?のような気がします。
彼らのライブに行くまで、こういうデスメタル的な音楽には抵抗がありそこまで多く聴かなかったんですがライブを見たら一気にファンになりました。
人種はライブハウス内が薄暗くてあまりわからなかったのですが、アジア人は僕だけじゃないかなってぐらいいなかったですね。白人とメキシカンが多かった印象があります。
また、僕が
- アジア人
- 服装が白
ということで目立っていたのか、ライブの最後にフロ・モーニエがステージ横へ戻って行く時に本人から彼モデルのスティックを直接もらいました。
これも彼のファンになった理由の1つですね。
僕が普段使っているスティックと比べるとかなり重く『こんなスティックであの演奏をしているのか。ドラム筋肉も相当ないと演奏できないな』と感じました。
ちなみに、『ツーバス早いねっ!』て人は、この人の動画も見て欲しいです。
15年ほど前の記憶では、当時世界最速って言われているドラマーの1人であるGeorge Kolliasの演奏。
今はもっと早い人もいるかもしれないですが…。
でも、正直に書くと早いだけでは僕は全然魅力を感じないですね。
もちろん、僕はこのスピードで演奏できないし本当に『すごいな〜』とは思いますが、単調ですしフレーズのセンスもフロ・モーニエの方が好きですね。
様々な動画をアップしているので、ぜひフロ・モーニエの演奏もチェックしてみてくださいね。
DEATHの元ドラマー:ジーンホグラン
ジーンホグラン。彼も僕のドラミングに大きな影響を与えた1人ですね。
19歳か20歳ぐらいの時に、あるバンドのベーシストから『このドラマーいいよ』って紹介されて知ったんですね。
初めて聴いた時の印象は『こんなドラムを演奏したい!』という気持ちになりました。
では、その時紹介してくれたアルバムがこちらです。
同じくこちらのアルバムも良く聴いていましたね。
彼の演奏が独特で、特にライドの使い方が絶妙でどうやって演奏しているのか当時は動画を見たことがなかったのでわからなかったんですね。
でも、YouTubeが出てきて納得しました。
彼はオープンハンドでライドを両側においてしかも左スタートで演奏している(ことも多い)。
このブログを書いている段階の彼の最新動画がこちらです。
ジーンホグランは様々なバンドを転々と渡り歩いている印象があって、良い意味で彼が演奏すると彼の曲になってしまうんですね。
やはり、僕は
- 独特の演奏をするドラマー
- その曲の良さを最大限引き出すドラミングをするドラマー
が好きですね。
では、どうしてこの考え方にたどり着いたかというと、ドラマーをミュージシャンと捉えるかアーティストとして捉えるかの違いですね。
- ミュージシャンは音楽を演奏する人
- アーティストは芸術を創造する人
僕は演奏するジャンルや仕事で演奏するかなどに違いはあるかもしれないけど、ドラマーはアーティストである、として捉えています。
だから、その音楽をよりよくする、その作品に命を吹き込むというかというドラマーに惹かれます。
だから、さっきも書いたけどスピードが早いだけのドラマー、テクニックがすごい上手いだけのドラマーにはこれっぽちも惹かれません。
もちろん、これは個人の価値観だからテクニックがすごい人に惹かる人もいると思いますよ。
だから、何が正解っていうのはないと考えています。
僕は、アーティストとしてのドラマーが大好きということですね。
元ドリームシアターのドラマー:マイク・ポートノイ
マイク・ポートノイの演奏に影響を受けたというドラマーというのは多いのではないでしょうか。
特段難しい演奏はしていませんが、ドラムを聴くと『あれ!?このドラマーってマイク・ポートノイじゃない』と気づかせてくれます。
そして、何より曲に対するアプローチが素晴らしいですね。
こちらは、少し前の映像でDream Theaterに在籍していたときの彼の演奏です。
この映像は楽器だけの構成になってるけどすごい好きですね。
この感覚は少しドラムをしただけではわからないかもしれないし、ドラムをそもそも演奏したことがない人には全くわからないと思います。
でも、ドラムをそうですね3年以上している人なら共感してくれる人は多いとと思います。
ちなみに、マイク・ポートノイ自身はバークレー大学出身だから実はすごいテクニックを持っています。
でも、結局それの使い方が重要なのかなと。適切なタイミングに適切な方法で使えるドラマーが僕は好きですね。
僕はドラムのテクニックどうこうよりも、まずは曲ありきだと考えていて、その曲をよりよくするためにテクニックはあると考えています。
もちろん、ドラマーとしてテクニックの練習をし続ける必要はありますが、それを曲で演奏するかは別物。
なぜなら、テクニックは使い方を間違うと曲を台無しにしたりする可能性があるからですね。
- テクニックに走るドラマー⇒『どうだ!俺のドラミングすごいだろ』という独りよがり系
- センスのいい人⇒『その曲をよりよくするためにテクニックが必要だから使う』というアーティスト系
だから、そういうセンスのいい人が簡単なフレーズを叩いても難しいフレーズ叩いても、その信念があるからブレない。
その結果、◯◯さんはいい演奏をするなってなると考えています。
また、僕が考えているのは彼のドラムがいてこそのDream Theaterとしての音楽が成り立っていると感じています。
でも残念ながら現在は脱退しています。
そして、後任にはマイク・マンジーニというドラマーがオーディションを受けて入っているんですね。
世界でも超一流の超絶テクニシャンのドラマーなんです。
だから、ドリームシアターの曲は問題なくすんなり聴くことができます。(と僕が解説しているのもおこがましいですけどね。)
でも、僕には曲がいきいきと聴こえてこないんですよね、マイク・ポートノイと比較すると。
魂に響いてこないというかそんな感じ。
こちらはそのマイク・マンジーニの演奏です。
すごく上手いんですよ。ソツがないし逆にマイク・ポートノイはライブでは走ったりも遅くなったりちょっと不安定だったりします。
※それはあくまでもプロレベルでの話。
一般のアマチュア視点から考えるとどちらも超一流のドラマーなんですね。
でもね、僕にとって大切なこと。それは、魂を震わせるかどうかなんですね。
残念ながらマイク・マンジーニの演奏では全然僕のドラム魂は震えなかったんです。
だから、結局僕の価値観は、
- 情熱を持った人
- それを熱く語る人(今回はドラムなので熱く演奏する人)
に僕の魂が共鳴し徐々にファンになるのかなっ気づきました。
オールラウンドプレイヤー:サイモン・フィリップス
今まで僕が紹介してきたドラマーと比較すると、サイモン・フィリップスは違う系統のドラマーですが、僕は彼の演奏が大好きです。
彼を始めて知ったのは僕が中学生のときですね。もうぶっとびでした。
彼の魅力は何と言っても圧倒的なテクニックに裏付けされた音をコントロールする技術から演奏されるグルーヴ。
スネアのタイミングやバスドラムのタイミング、ハットの音などがすべて美しい。
フィージョンやジャズ、ロックまで何でもこなすオールラウンドプレイヤーですね。
本当に素晴らしいドラマーだと僕は考えています。
さらに、サイモン・フィリップスは熱いドラムを叩くんですよね。
職人のように淡々としているんですけど。
最近ではTOTOというバンドのメンバーとしても活躍していました。
そのTOTOの演奏がこれ。これは有名な曲だよね。
ドラマーとして、もっと別の意味で深い曲ならこっちですかね。
名曲ロザーナですね。
この曲をオリジナルドラマーであるジェフ・ポーカロ級のグルーヴを奏でるのは彼ぐらいではないでしょうか。
ほんと僕は彼の音とグルーヴが大好きですね。
メタリカ:ラーズ・ウルリッヒ
世界で最も成功したメタルバンド『メタリカ』。そのドラマーがラーズ・ウルリッヒです。
僕が彼の演奏を初めて聴いたのはこの曲で、たしか中学2年生か3年生の時だったように思います。
聴いた瞬間から『これだ!これを求めていた!』という感じになり、その後の人生に大きく影響を与えた曲となりました。
ほんと、それ以降毎日学校に行く前に自宅で練習した記憶がありますね。
僕はラーズ・ウルリッヒの最大の特徴は、音または音質かなと考えています。(もちろんPA等の話は別)
正直今まで紹介したドラマーの中では、テクニック的には劣るかもしれません。
でもね、音の存在感が違うんですよ。
先程の曲はスピードが早いので僕の言っていることがわかりにくいかもしれないので、こちらの曲を聴いてみてください。
少し昔の映像ですが、スネア1発、バスドラム1発ですべてを納得させてしまうことができる存在感。
ほんとすごすぎますね!
先程紹介した挙げたドラマーのマイク・ポートノイも『ラーズ・ウルリッヒは俺のヒーロー』と答えています。
この言葉から『ドラマーはテクニックだけじゃない』というのが理解していただけたら嬉しいです。
テクニックはその音楽をよりよく表現するためのもであって1番ではない。
大切なのは気持ちなんですよね。その気持をより上手く相手に伝えるための手段の1つがテクニック。
でもこれに気がついていない人は『テクニックが下手』とか『体が動きすぎ』とかピントがずれた批判をする人が多いんですね。
また、そのドラマーの良し悪しは、その音楽を聴いている人が判断することじゃないかなとも思っています。
ドラマーとして判断したい気持ちもわからないわけではないですが、それだけだとすごく視点が狭くなってしまうんですね。
大切なことを見失うというか。
ドラマーの人って日本の人口の割合でいってもほんのわずか。
そのわずかな人数の中でテクニックの実力を競ってもいいけど、それを武器に他人を批判するのは僕の価値観じゃないですね。
ちょっと話が脱線しましたが、ラーズ・ウルリッヒはほんとに尊敬しているドラマーの1人ですね。
まとめ:それでもやはり入江美由紀さんのドラミングはすごい!
・・・と色々書いてきましたが、結論はほんとに入江さんのドラミングはすごいと考えています。
先程名前を挙げたドラマーたちは世界の一流ドラマー達ばかり。
その中で入江さんの名前を書いてるということで、僕がどれだけ彼女のドラミングを尊敬しているのかわかっていただけると思います。
また、ライブで入江美由紀さんの演奏を聴ける日を楽しみにしています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。