アメリカ留学時代には本当に様々な人にお世話になりました。
思い出すだけで本当にたくさんの人達です。
- 宿泊していた場所のマネージャーのおばちゃん
- 不動産屋さんの社長さんと社員さん達
- お寿司屋さんの社長さんと社員さん達
- ジャズバーのマスター
- 日本料理屋さんの社長さん
- 車の輸出業をしている社長さん
など、ごく一部ですが本当に色々お世話になりました。
その中で、今回はジャズバーのマスターさんのことについて書いてみたいと思います。
もう亡くなってしまったのですが、本当にお世話になった人ですね。
では、どのようにお世話になったのかというと、『この人のおかげで僕は仕事を真面目にするようになった』ということですね。
つまり、この人に出会わなければ、僕はずっとドラマーで中途半端にしか仕事をしてなかったと思います。
そして、その人の口癖が『ケン坊、仕事は真面目にしろよ』という言葉と『心やで』という言葉ですね。
僕はこのジャズバー好きでよく入り浸っていました。
本当に色んなミュージシャンの人達の演奏を聴くことができました。
有名ミュージシャンのリハーサルとかにも特別に入れていただきました。
そのジャズバーのマスターの方はMさんという方なのですが、すごくダンディという言葉が似合う人でオシャレでした。
商売人ですごくみんなから慕われていて、リトルトーキョーの活性化に尽力されていました。
リトルトーキョーっていうぐらいだから日本人が多く行くのかというと、白人が多かったですね。
白人のイベントとかも行っており、僕もそこで仲良くなった白人の人もいます。
その人と一緒にセッションしたりとかですね。
だから、そのMさんと一緒にいることができて僕自身はすごく嬉しかったんですね。
そして、色々人生について教えていただきました。
そして、その中で出てきた言葉が先程の『ケン坊、仕事は真面目にしろよ』という言葉と『心やで』という言葉だったんですね。
それまで、僕自身は『怒られない程度に仕事をすればOK』という感覚だったんですね。
でも、その人と一緒に行動していくうちに考え方がどんどん変わっていきました。
色々人生についての考え方を聞かせていただくうちに、その人の考え方に影響を受けていったんですね。
そして、その人から『一生懸命仕事をすれば楽しくなる』ということを学びました。
仕事がイメージできない人もいると思うので、スポーツやゲームに例えるとわかりやすいと思います。
例えば、スポーツではどんな人でも素人ですよね。
当然、始めは出来ないことが多いのでストレスやイライラすることもあると思います。
でも、練習していくうちに少しずつですが出来ることが増えていく。
すると、その出来ないことが出来るようになっていく過程が楽しくなっていきますよね。
これは、仕事でも同じだと僕は考えています。
確かにブラック企業というのは存在しますし、かつて東京で働いていたときは僕はブラック企業に勤めていました。
そういう企業を見極めることは大切だと思いますが、それでも仕事は一生懸命すれば楽しくなると感じています。
※この会社はダメだと思ったら逃げることも大切ですが。
そして、その仕事が楽しくなるきっかけというのは、結果が出ることですね。
だから、せめて結果が出るまでは仕事に対して一生懸命努力をすることをおすすめします。
スポーツと一緒ですぐに結果は出ません。
ですが、正しい方法で努力を継続すれば、僕は必ず結果が出ると信じています。
そして、そのMさんが言っていたことというのは、そういうことじゃないかなと考えています。
真面目にするからこそ、仕事が楽しくなる。
是非、仕事が憂鬱だ感じている人がいたら、まずは目の前のことに努力してみてください。
そして、結果が出ると本当に仕事が楽しくなるのでおすすめです。
また、同じように僕の考え方に影響を与えた言葉の1つがMさんが常に言っていた『心やで』という言葉です。
この『心やで』という言葉は本当に意識しています。
何かあったら『ケン坊、心やで』という言葉を常におっしゃっていました。
真心を込めて接する。
もちろん、まだまだMさんの基準に達してはいませんが常に意識をしている言葉ですね。
たまに怒ったりすると忘れますが・・・。
ですので、キレイ事と思うかもしれませんが、是非『心やで』という言葉を覚えていただければと思います。
何かある度に思い出すとすごく考え方が変わります。
『これは本当に相手のためになっているのか』という点ですね。
是非意識して行動してみてくださいね。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。