『起業して理想の人生を手に入れたい!』と考え挑戦する人は多いと思います。
ですが、残念ながら個人事業主として起業した方の3割が、法人の場合はその6割が1年以内に廃業しているというデータがあります。
その半面、1年以内に事業を軌道に乗せ、順調に売上を上げている人もいます。
同じ人間なのに、1年以内に結果を出す人、1年以内に廃業する人、この違いは一体何になるのでしょうか。
そこで、今回のブログは僕の経験も交えながら起業で失敗する人の共通点20を紹介したいと思います。
原因を知るからこそ対策ができるのです。
是非最後まで呼んで参考にしてみてくださいね。
- 起業で失敗するとは?
- 起業で失敗する20の原因とは?
- 事業ビジョンの欠如が失敗をもたらす
- 正確な事業計画の欠如が失敗をもたらす
- 資本力の欠如が失敗をもたらす
- 『自分1人で何でも』するというこだわりが失敗をもたらす
- 事業を選択のミスが失敗をもたらす
- 自分の力を過信しすぎると失敗をまねく
- 計画の実行力不足が失敗をもたらす
- 雇用した人材が間違った場合は失敗をもたらす
- マーケティングの知識不足が失敗をもたらす
- Giveする精神がなくTakeだけになっているマインドの人は失敗をまねく
- 最低限のITリテラシーがないと失敗をまねく
- 適切な利益を求めなければ失敗をまねく
- あなたの商品に強みがない場合は失敗をまねく
- 結果を分析改善せずに盲目的に行動する起業家は失敗することが多い
- 初期投資にお金をかけすぎると失敗をまねく
- ビジネスの拡大が早急すぎると失敗をもたらす
- ライバルを侮ると失敗をもたらす
- 友達と起業することは失敗する原因となりやすい
- 変化への適応能力がない人は失敗をまねきやすい
- あきらめが早すぎると失敗をもたらす
- 最後に
起業で失敗するとは?
では、いつものように言葉の定義から書いていきたいと思います。
どのブログでも書いていますが、定義があやふやであればどうしても理解するのに時間がかかるからですね。
または、間違った解釈をしてしまうからですね。
では、早速解説したいと思います。
起業とは新しく仕事をつくること
辞書で起業という言葉を調べると『新しく事業を始めること』とあります。
これは他の記事でも書いているので、よく知っている人も多いと思います。
ですが、事業とは何でしょうか。
多くの方がニュアンスで理解し、わかった気になっている人も多いと思います。
事業も辞書で調べると『生産・営利を目的として経営する仕事』とあります。
つまり、起業とは、『新しく生産・営利を目的として経営する仕事を始めること』と定義できますよね。
では、次は『失敗』について定義をしたいと思います。
失敗とはあなたの望んでいる結果が得られないこと
失敗を辞書で調べると『方法がまずかったり情勢が悪かったりで、目的が達せられないこと』とあります。
つまり、『あなたが望んでいる結果が得られないこと』と言えますよね。
以上のことより、起業で失敗する定義を『新しく生産・営利を目的として経営する仕事を始めたが、あなたの望みどうりの結果にならなかったこと』と定義して今後の解説をしたいと思います。
では、是非最後まで読んで今後の起業の参考にしてみてくださいね。
起業で失敗する20の原因とは?
この失敗原因は日本だけでなく起業大国アメリカのも合わせて解説しています。
ですので、是非日本だけでなく起業大国アメリカではどのような原因で失敗しているのかも参考にしてみてくださいね。
事業ビジョンの欠如が失敗をもたらす
ビジョンの欠如が起業の失敗の原因とされています。
そして、このビジョンこそ起業するときに最も大切なこととされています。
2年後、3年後、5年後、10年後あなたはどうなっていたいのか。
最後の文章に、『明確なビジョンは間違った方向へ進むのを止めてくれたり、事業に集中することを手助けしてくれます』とあります。
ですので、ビジネスモデルを考えるだけではなく、明確なビジョンを持つことで失敗を防ぐことができるでしょう。
正確な事業計画の欠如が失敗をもたらす
すぐに廃業する起業家の共通点として事業計画を立てずに起業することです。
その事業計画には『短期』と『長期』の視点を持って作成することをおすすめします。
ビジョンはあなたの目標を手助けしますが、事業計画はその目標達成のために非常に重要なツールとなります。
資本力の欠如が失敗をもたらす
資本力がない状態で起業しても100%といいほど失敗するでしょう。
これは火を見るより明らかです。
起業初心者の人はキャッシュフローの重要性を認識していないことが多いです。
また、そのビジネスを円滑に運営するために必要なお金を過小評価していることがあります。
必ずあなたのビジネスに必要なお金がいくらなのか認識しましょう。
『自分1人で何でも』するというこだわりが失敗をもたらす
自分1人だけで何でも完結しようとすると時間が奪われます。
もちろん、起業当初は資本も少なく自分で何もかもしなければいけないでしょう。
ですが、『あなたしかできない仕事に集中するために』不必要な仕事は外注化するまたは社員を雇うというのも必要です。
そして、起業を成功させるにはチームワークが必要です。
他の人を信頼し、共に頑張り、あなたの力を与え、彼らに協力してもらう。
だから、1人で何もかもやろうとする起業家は廃業する確率が高くなります。
事業を選択のミスが失敗をもたらす
事業の選択ミスは起業家が失敗する主たる原因の1つです。
事業を選択するときは、適切な調査が不可欠でこれを肝に命じておきましょう。
ポイントとしては、あなたが思い描くすべてのビジネスアイデアの長所と短所を書き出し、最もふさわしいものを選択することで失敗を防ぐことができるでしょう。
自分の力を過信しすぎると失敗をまねく
起業する人には様々な人がいます。
その中には『自分のサービスで世の中を変える』という期待を持って起業する人もいるでしょう。
ですが、状況が上手くいかなくなってくると、『私達の製品の良さがわからない人達が悪い』と思い出します。
こうなってくると、手の施しようがありません。
自分に自信を持つことは大切ですが、ちっぽけなプライドはさっさと捨てたほうがいいでしょう。
計画の実行力不足が失敗をもたらす
作成した事業計画書通りに行動をしないと失敗するでしょう。
では、どうして行動できないのか。
それの主たる原因はリーダーシップ不足と言えます。
新しいことに挑戦するときは、リーダーは勇気と決意を持っていなければいけません。
そして、忍耐力を持って従業員に向きあい困難を克服することが必要です。
雇用した人材が間違った場合は失敗をもたらす
適切な人材を適切なポジションに就かすことは起業家にとって不可欠です。
ですが、あなたのビジネスに適していない人材を雇用してしまった場合、資源の浪費だけではなく、あなたの会社の労働環境に悪影響を及ぼしかねません。
雇用する人材は十分に考慮する必要があります。
マーケティングの知識不足が失敗をもたらす
マーケティングはどのビジネスにおいても非常に重要な役割になります。
その言葉どおりマーケティングによる失敗は2018年に起業家が失敗する主たる原因の1つとなっています。
なぜなら、マーケティングを駆使すると、あなたのサービスや商品を必要とする顧客を獲得することができるからです。
ですので、マーケティングはあなたのビジネスの成功に必要不可欠なものとなります。
Giveする精神がなくTakeだけになっているマインドの人は失敗をまねく
世の中にはGive&Takeという言葉がありますよね。
ですが、特に個人で起業した人でGive(与えること)することをせずTake(見返りをもらう)だけしようとする人は失敗します。
なぜなら、他人に依存しているからです。
ビジネスはGiveの数だけあなたは成長すると僕は考えています。
ですので、GiveすることをせずTakeだけする人は誰からも相手にされなくなり失敗するでしょう。
最低限のITリテラシーがないと失敗をまねく
ネットには非常に有益が情報があります。
ですが、ググろうともせずに何でも人にすぐに聞く人は失敗しやすい起業家の特徴と言えるでしょう。
なぜなら、最低限の礼儀の欠如と相手の時間を奪うということがわかっていないからですね。
まずは、自分で調べる。
そして、自分の仮説をもとに質問することです。
だからこそ、ネットでググれるという最低限のITリテラシー、そして、その文章を読み解く力は起業家にとっては必須となります。
適切な利益を求めなければ失敗をまねく
個人でも法人でも事業を継続するためには『お金』が必要になります。
キレイ事では生き残ることができないのです。
適切な利益を求めることはあなたの正統な権利です。
ですが、1年以内で廃業する起業家に共通するポイントとしては、利益を追求せず理想を追い求める傾向があります。
ここは本当に注意が必要なポイントになりますので、適正な利益をいただくことを意識しましょう。
また、利益を求めることができない理由としても次も失敗する原因となるでしょう。
あなたの商品に強みがない場合は失敗をまねく
利益をもらうことに負い目を感じるのは、もしかしたらあなたの商品に他社の商品を上回る魅力がないからなのかもしれません。
良いものだから売れるというわけではありませんが、それでも顧客が代金を支払ってでも購入したいと思える価値がないと残念ながら起業しても失敗してしまうでしょう。
あなたの商品の強み・弱みをしっかり理解し、強みをさらに伸ばせば起業しても失敗しにくいでしょう。
結果を分析改善せずに盲目的に行動する起業家は失敗することが多い
起業したいと思う人は普通の人よりも行動力があります。
ですが、その行動の結果から何も得ずに同じ行動を繰り替えす起業家は失敗する可能性が非常に高いです。
行動し、その結果を分析し、行動を改善し、よりよい結果を求める。
盲目的に行動だければ失敗する原因なるので注意が必要です。
初期投資にお金をかけすぎると失敗をまねく
これもよく失敗する起業家にある共通点です。
利益が出てないうちに莫大な費用を投資し、結局回収できないまま借金を背負う起業家がいます。
起業初期こそ無駄な固定費を削減し『本当に売上に必要なのか』を吟味しながらお金を使うことをおすすめします。
特に、個人事業主として起業する人はとにかく小さく始めるほうがいいでしょう。
ビジネスの拡大が早急すぎると失敗をもたらす
起業したらあなた自身のビジネスを成長させ拡大させたいと思うと思います。
ですが、早急な拡大は確実にあなたを苦しめるでしょう。
ですので、拡大するときはすべてのビジネスのデータを慎重に分析してから決定するようにしましょう。
なぜなら、拡大したビジネスを管理することは、以前と比べてはるかに困難になるからです。
適切なタイミングで拡大は適切な範囲で行うことをおすすめします。
ライバルを侮ると失敗をもたらす
廃業する起業家の共通点に、競合他社を過小評価するということがあります。
競合他社を詳しく分析し、相手を脅威と捉える必要があります。
そして、相手の長所と短所を知ることによって、あなたがするべき行動が見えてきます。
友達と起業することは失敗する原因となりやすい
誤解を恐れずに書くと、起業は友達としてはダメです。
必ずあなたがビジネスをする上で信頼・尊敬できる人と一緒にするようにしましょう。
なぜなら、『友達だから』という理由だけで起業したとしても、あなたの行動にその友達が付いていけず途中で離脱するからです。
なぁなぁの関係はビジネスにおいて何も生みません。
つまり、価値がないのです。
ですので、起業をビジネスとしてしっかり捉え信頼できるパートナーと起業することをおすすめします。
もちろん、その友達が優秀なビジネスマンなら問題はありません。
変化への適応能力がない人は失敗をまねきやすい
これは過去の成功体験にしがみついている人がよく陥るパターンです。
時代は変化していても、当時のやり方でそのまま突き進もうとすると、必ず壁に当たります。
つまり、起業してもその後が続かないということになります。
時代は常に変化しています。
その時代に合わせた行動をしない人は、起業しても残念ながら失敗する確率が高いでしょう。
あきらめが早すぎると失敗をもたらす
廃業する多くの起業家はあきらめるのが早すぎます。
成功するまで続けることこそが、成功する唯一の方法です。
ただ、僕自身の個人的な見解としては起業から3ヶ月経ってあなたのビジネスが事業計画通りに進まないのであれば、1度立ち止まってみることも大切だと考えています。
その事業計画書が悪いのか、それともあなたが選んだビジネスが悪いのか見極めることは大切です。
もし、ビジネスそのものが悪いのであれば、さっぱりそのビジネスを辞め他のビジネスに取り組むべきだとも思います。
なぜなら、創業時に儲からないビジネスに固執することは、僕は『悪』だと考えているからですね。
ですので、その見極めができない起業家は廃業していくでしょう。
最後に
いかがでしたか。
今回は起業した人が失敗する20の原因についてまとめてみました。
起業する人は夢を持って起業します。
それが、『お金持ちになりたい』のか『社会に貢献したい』のか『モテたいという動機から』なのか『世界を変える製品を作りたい』のか様々です。
誰も始めから廃業するとは思っていないでしょう。
ですが、記事の始めにも書きましたが現実は個人事業主の場合は3割が、法人の場合は6割が1年以内に廃業します。
ですので、今回の失敗する原因をよく読んで、あなたのビジネスに役立ててくださいね。
結局行動するかしないかはあなた次第。
行動こそが現状を打破する唯一の方法です。
ちなみに、起業する年齢は何歳がベストなのか、様々なデータをもとに検証しています。
また、若い人や資本があまりない人でも起業しやすい業種も紹介しています。
ですので、起業についてより詳しく知りたい人は、こちらの記事も合わせて読むことをおすすめします。
⇒起業する年齢は何歳がベスト?様々なデータと経験から分析してみた!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。