こんにちは。
木内(きのうち)です。
昨日書いた記事が思ったより反応が良かったので、もう1つ英語関係の記事を書いてみようかなと。
まだ昨日の記事を見ていない人は読んでみてくださいね。
それは、日本人なら誰しも考える『英語を話せるようになりたいな』っていう思いと『英語が話せない現実』はどうして起こるのかという疑問について。
色々の考え方がありますよね。
- 教育方法が悪いから
- 日本語の文法と英語の文法が違うから
- 日本語にはない発音だから
とか言われていますが、僕が考える英語が話せない原因の本質はこれですね。
『その人にとって英語が必要ないから』
という理由ですね。
つまり、『多くの日本人にとって英語は必要ないから話せない』と僕は考えています。
考えてみると、ほとんどの人は普段の生活で英語を話さなくても生活はできますよね。
全く問題なく。
むしろ『英語が話せなくて困った』という経験は、普段普通に日本で生活していたらほぼ経験しないぐらいですね。
よく『海外の人に道を聞かれたら・・・』という人もいますが、都会ならいざしらず、田舎では1週間に1度も聞かれるでしょうか。
聞かれないと思いますよ。
だから、日本人の多くが英語が話せないのは英語が必要がないからだと思います。
実際僕もアメリカで4年半生活して地元の徳島で英語を使ったことはほぼないですね。
英語を使い出したのは民泊やゲストハウス運営を始めてからですね。
東京で生活していたときも、英語を使う機会はほとんどありませんでした。
使った記憶があるのはフィリピン人にマンションの販売をするときとかですね。
※僕は元マンション営業マン。
必要性という話でいうと、あなたはこういう経験はないでしょうか。
海外に旅行に行ったときに、お店に入ると片言の日本語で店員さんに話かけられた経験ですね。
特にアジア圏ですね。
日本語で声をかけられたので、僕は気になって聞いたんですよね、『どうして日本語話せるの?』って。
そうすると『仕事のために覚えた』っていうんですよね。
つまり、彼らにとって日本語を覚えることは、働いて収入を得るために必要だったということですよね。
また、以前ウズベキスタンの人と話をしたのですが、同じことを言ってました。
彼は日本の九州地方へ留学をしているのですが、日本人は英語が話せなさすぎると。
で、ウズベキスタンの彼は言うわけです。
『ウズベキスタンは貧しい。だから稼ぐために英語を覚えた。英語が話せないと仕事がないから死んでしまう』と。
さらに、『でも日本は日本語だけで生活ができる。だから英語できないのは当然』と。
逆に海外に行くときは日本人も最低限の英語を覚えようとしますよね。
それは、やはり英語が必要と感じているからですよね。
また、よくある間違いを1つ。
英語を話すためには『留学する必要がある』って言う人もいます。
僕自身もアメリカへ留学する前は同じように考えていたのですが、現在の考えは『英語は留学しなくても話せる』という考えです。
留学は確かに英語を学ぶ上で有利ではありますが、『留学=英語が話せるようになる』とは関係ありません。
僕の経験上本人が勉強したかどうかです。
実際、留学経験が全くなくても僕より英語を話す人はたくさんいますからね。
単純に努力の差です。
アメリカ留学時代に日本人ばっかりでグループを作って日本人と行動する人達を見てきました。
そして、アメリカにいるのに日本語で会話をする。
だから『留学=英語が話せるようになる』ではないのです。
では、なぜこういう状態になってしまうかというといくつか理由はあります。
- 日本人同士だと安心する
この日本人に日本語が通じるっていう経験は海外では非常に安心するんですね。
差別される、満足に英語が話せずもどかしいという状態から、人種だけで差別されないし英語が満足に話せなくてもコミュニケーションに困らないという環境に身を置きたくなります。
この気持ちはすごくわかります。
ただ、その後2通りの人に分かれます。
- 1人は英語のレベルをもっと向上させようと努力する人
- もう1人は日本人のコミュニティに入る人
ですので、結果的に言うとその人次第になります。
- 英語がある程度話せるとそのレベルで満足してしまう
これも『留学=英語が話せる』にならない理由の1つになります。
実際日常会話に困らなくなったらみんな勉強しなくなります。
なぜなら、それ以上のことを覚えなくても生活できるようになるからですね。
僕も現在はこの民泊・ゲストハウス運営で問題ないレベルの英語力で止まってしまってますね。
だからこれは僕にも当てはまります。
だから、もし本当に留学で英語を勉強したいのであれば、日本人がいない環境に身を置くか、英語の宿題がたくさん出る4年生の大学とかに行くべきだと思いますね。
つまり、絶対英語が話せなければいけない環境に身をおくことです。
これが英語を話すという意味での近道になります。
そうすると、あなたにとって英語は生きていくために必須のものになりますので、勉強するようになります。
間違うとか関係なく、必死で英語を話すようになります。
さらにもう1つ言うと、留学でより効率よく英語を学ぶためには英語以外の目的を持つのもおすすめです。
そうなると、英語は目的から手段になるんですよね。
つまり、道具になるわけです。
そうすると、目的を達成したいという想いが強くなり、道具である英語をよりよくしようと勉強を始めるわけなんですよね。
僕の場合はそれが音楽でした。
アメリカ人とバンド一緒にするには少なくともオーディションを受けて合格しなければなりません。
ですが、僕がアメリカに行ったときは筆談でした。
英語なんて全く話せない。
英語を紙に書いてもらって辞書を引いて、その答えを辞書で引いてその言葉を相手に見てもらう。
なんとか意志の疎通をしていました。
だから、音楽を早くアメリカ人達としたいという想いのために英語を勉強しました。
僕の場合は音楽でしたが、他にもアメリカの大学に入って○○を学ぶ、アメリカ人の彼氏・彼女を作るなど何でもいいです。
英語以外の目的を作ると成長スピードが早くなるのでおすすめです。
ただ、間違ってほしくないのは、『日本人は必要ない』という考えです。
ですが、困ったときは日本人なんです。
文化や習慣が大きく違ってくると、やはりいざという時に本当に困るんですよね。
だから、困らないぐらいまで自分を高めるか、または助け合える日本人仲間を見つけておけば安心すると思います。
最後に。
英語は日本人全員が勉強するべきかという質問があったら、僕はこう答えますね。
『英語は本当に必要な人が勉強すればいい』と。
小さいうちはしっかり国語を勉強さすべきだと考えています。
ただ、今後は今よりどんどん英語が身近になっていくと思うので、英語が必要になる人は増えていくかなとは思います。
先日インターナショナルスクールに通っていた男性、 オーストラリアで看護師をしている女性、オーストラリア人と英語で話をしたことがあるのですが、やはり僕の英語力はまだまだでしたね。
僕の英語はちょっとした言い回しや単語力が弱い。
だから僕自身への戒めの意味も込めて書いてみました。