民泊ビジネスをしていると『どうして始めたんですか?』ってよく聞かれるので、今回はそのことに付いて書いてみようと思います。
こういう答えって当たり前のようにキレイ事を書く人が多いけど、せっかくなので当時の本心を覚えているままに書き綴ってみますね。
結論から言うと理由は2つ。
1つは、お金です。
そして、もう1つは僕は旅好きだから、ですね。
では、正直に書いていきますね。
まず、僕が民泊ビジネスを始めたのが2016年の6月からなんですね。
2015年の末に独立をして、始めたビジネスが2つ。
- 英語塾
- インターネットビジネス
その2つを選んだ理由は、ホリエモンさんが提唱する起業の4ヵ条を参考に考えたんですよね。
知らない人のためにシェアしておきますね。
- 小資本で始められるビジネス
- 在庫を持たないビジネス
- 利益率の高いビジネス
- 毎月安定して収益が上がるビジネス
この内容に当てはまるビジネスであれば、起業で失敗することが少ないということですね。
社長に会社を辞めるということをお伝えしてから、本当に真剣に考え出したんですよね。
逆に言うと、社長に辞めると報告する前はまったくもって何をしたいかがわからなかったんですよね。
ほんと。
よく『起業したいけど何を始めていいかわからない』って言う人多いと思うんですよね。
これ、当時の僕だったんですよ。
まさしく、こんな感じのことがずっと頭の中でぐるぐる回っていたんですよね。
でも、社長に辞めるということを報告をしてから『食べていかないといけない!』ってことにスイッチが入って考え抜いた結果が英語塾だったんです。
つまり、僕もそうだったんですんが、結局『何を始めていいのかわからない』って人は、会社に甘えているという人なのかもしれませんね。
かつての僕自身がそうだったように。
もし、何をしてもいいかわからない人は、始めは儲けることができる仕事で起業し、軌道に乗せることに全力になってもいいと考えています。
※理由は後述しています。
ちょっと話を英語塾に戻すと、英語って自分の知識の売買だから小資本できる。
知識を売ることになるので、特に在庫を持つわけではない。
どこかのフランチャイズでするわけでもないので、利益は経費を除いた額が100%自分の利益となる。
そして、月謝制なので毎月安定収入がある。
英語塾を起業4ヶ条にこういうふうに当てはめ始めたわけです。
そして、インターネットビジネスはというと、これは純粋に好きだったし、ものすごく将来性のあるビジネスだなと感じたわけです。
だから、この2つを軸に展開しようと。
それで、英語塾を始めたんですけどね、でも起業当初に最も肝心なことを考えるのを忘れていたんです。
そうです。
お客さんです。
僕自身全く集客ができなかったんです。
ほんと、びっくりするぐらいお客さんが全然集まらなかったんですね。
当時、僕がシミュレーションしていた数字よりも全然集まらない。
広告費をかけたけど全然集まらない。
赤字ではないが、利益も毎月3万円程度。
30代前半の男の英語塾の収入が3万円てヤバすぎますよね。
この収益が3万円のヤバさをさらに感じて頂くために、当時の僕のバックグラインドを説明したいと思います。
- 借金が約1億円
- 子供が3人
- 借金の支払いと毎月の生活費を合わせると100万円以上の出費
- 毎月みるみる減っていく貯金
その状況での英語塾の収入は3万円。
インターネットビジネスなんて、1000円未満。
次の月も英語塾の収入は4万円。
インターネットビジネスの収入は1000円ちょっと。
でも、やっぱり毎月口座から100万円以上のお金が出ていく。
これマジで自己破産するってすぐに思ったわけなんですよね。
そこで、何か始めなければって思ったのが民泊ビジネスなんですね。
だから、キレイ事抜きにして民泊を始めた理由はお金が欲しかったからなんです。
よく、雑誌とかを読むと『地域貢献をしたかったから』とか『地元を活性化させたかったから』とかありますが、僕は『お金が欲しかったから』始めました。
もし、これがね、ほんとサラリーマンをしながらだったらこういう『貢献』っていう言葉を使えるのかもしれなかったですけどね。
僕だって『貢献』したいですよ、ほんと。
でも、正直『貢献』という言葉は、自分を満たしていない状態では考えられなかったっていうのが僕の本心ですね。
みるみる貯金が減っていく中、家族のことを思い自己破産を考えている僕が、どうやって他者に『貢献』するのだろうか。
だから、本当にお金を稼ぎたかったんですよね。
幸い僕はずっと住宅・不動産関係の仕事をしていたので民泊を始めたとしても他の人よりは知識はある。
そして、アメリカで4年半滞在していたので、英語も話せるし英語も書ける。
ヨーロッパやアフリカで放浪の旅をしていたので、旅行者の気持ちもわかる。
立地の良し悪しも不動産の仕事をしていたため、普通の人よりもわかる。
内装のコーディネートもできる。
だから、お部屋の見栄えもよくする方法を知っている。
その結果、できるだけ民泊ビジネスを低予算で始めると覚悟し民泊業界に参入したわけです。
その時支払った合計金額は『20万円ちょっと』です。
この金額の中には
- 家賃2ヶ月分
- 保証料
- 不動産屋さんへの仲介手数料
- 火災保険
- 2段ベッド等
- シーツ等のリネン関係
- 小物
- 洗濯機
- 冷蔵庫
- wifi設置費用
など基本的なセットを全部合わせての金額。
そう考えるとこの20万円という数字がとても安いと感じていただけると思います。逆に言うと、20万円以内で始めたかったっていうのが本心です。
なぜなら、さっきも書いたけど毎月貯金が自分の想像以上に減っていっているから。
だから、低予算で早くお金を生み出したかったんですね。
ただ、この20万円は始めてから3ヶ月目で全額回収できたのでそれ以降はずっと利益ですね。
そして、多い時には3物件同時に運用していました。
※その後最大で5物件まで増えました。
始めは全て自分でしていましたが、慣れてからはパートのおばちゃんを雇って僕はメール対応だけ。
本当はこれも任せたいけど英語ができる人が徳島に少ないので・・・。
ただ、メールの対応以外は全て自動化したので、勝手にお金は入ってきます。
でも、僕は旅が好きだから時間が合えば旅行者の人と交流を持っていたいんですね。これが、もう1つの理由である僕が旅行好きということにつながるんですよね。
ほんとね、僕は旅が大好きなんですよね。放浪の旅をするのが。
見ず知らずの街に行って現地を歩くだけでも楽しいですし、現地の人と話すのも本当に楽しい。
でも、やっぱり仕事があるし子供の生活もあるから放浪なんてできない。
だったら世界中から来てもらおうと思って民泊を始めたっていう思いもあります。
それぐらい、自分の知らない人と話したり知らないことを知るのが大好きなんですね。
言い換えれば僕って好奇心が旺盛なんですよね。
僕にとってはお金と自分の好きなことが上手いことマッチングしたのが民泊ビジネスだったわけなんですよね。
この結果、1年ちょっとで1000人以上の方に宿泊していただいてますし、普段の生活ではなかなか体験できないことをしました。
今回も長くなりましたが、最後にまとめを1つ。
結局僕が独立した時に本当に困ったことはお金です。
もし、当時の起業する前の僕に今の僕が起業のアドバイスをするなら間違いなくこう言いますね。
『まずは利益を得ることができる(即金性のある)ビジネスをしろ。利益が安定的に入るような仕組みができてから好きなことをしろ』と。
もし、あなたが独立するのに悩んでいるなら、絶対にまずは利益に集中するべきです。
もちろん、このアドバイスは自己資金が大量にある人には響かないかもしれません。なぜなら、バックグラインドはひとそれぞれ違うから。
そういう人は、毎月の生活費に怯えることもないから好きなことができるかもしれない。
でも、おそらくサラリーマンの多くの人は相当な覚悟を持って独立すると思うんですよね。今ある預貯金から、ビジネスプランを頭を使って必死に考え取り組むと思います。
そして、独立したあとは通帳を毎日眺める日が続くと思います。でも、なかなか入金がされないのが現実なんですよね。
僕がそうだったように・・・(苦笑)
その結果、世の中の多くは起業に失敗して廃業してしまいますよね。
当然、僕もその気持はよくわかります。
だからこそ、キレイ事なんて抜きにして利益にこだわることが本当に大切になります。
もちろん、独身だったらこの限りではないかもしれません。
でも、家族がいるならましてや子供がこれからという人にとっては毎月のお金は必須。
こういう意味でも、独立を考えている人は独身のうちにするべきだとも思いますね。
もしくは、副業で何か他の収益の柱を作ってからの独立をおすすめします。
副業という意味では、民泊ビジネスは収益性も高いし即金性もあるのでいいですよ。
また、僕がしているビジネスでサラリーマンのうちからできるビジネスもあります。
その1つがブログですね。
ブログでどうやって収益を得るのかはこちらの記事に詳しくまとめているのであわせてご覧ください。
関連記事>>>【2021年】ワードプレスブログの始め方を画像で解説!初心者向け
また、より民泊のノウハウを詳しく知りたいという人は是非僕のメルマガに登録してみてくださいね。
今回の記事をまとめると、
- 起業当初は利益にこだわるべき
- 収益が安定してからでも自分のしたいビジネスに取り組むことは可能
- 収益が安定しなければ自己破産の可能性がある
- サラリーマンの人は将来を見据えて副業で別の収入を作るのもいい
ということですね。
ちなみに、もしあなたが民泊やゲストハウスのことをより詳しく知りたいならこちら記事がおすすめです。
- 宿泊者側の視点から
- 経営者側の視点から
という2つの視点で記事をわけているので、参考になると思います。
ぜひあわせて読んでみてくださいね。
関連記事>>>民泊・ゲストハウスが好きな人へ!絶対読むべき人気記事のまとめ!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。