自分の意見を言うことが苦手な人は多いですよね。
もちろん、僕も自分の意見を言えずに周りの意見に同意していました。
ただ、その意見が僕の考えと同じでなかってもです。
ですが、アメリカに行ってからは『このままではいけない』ということに気づいて、少しずつ、ほんと少しずつですが自分の意見を言うようになっていったんですね。
すると、大きく良い方向へ人生が変わるようになっていきました。
そして、そのときに気づいたんですね。
それは、『自分の人生を主体的に生きるためには自分の考えをしっかり持ち相手に伝えることが重要だ』ということにです。
留学前の僕の人生は主体的ではありませんでした。
どっちかというと、他人の顔色を伺ってばかり。
そして、その時の根本にある感情は『人から嫌われたくない』という感情だったんですよね。
今振り返って考えると、この『人から嫌われたくない』という感情のせいで、どれだけ人生を損していたことか。
と、考えたりします。
ほんま、当時の僕に言いたいですね。
『お前はアホか』と。
では、どうして変わっていったのかというと、アメリカで生活をしていたからですね。
アメリカ留学中はとにかく、『あなたはどう思うのか』という質問を受けました。
英語が話せない僕に対しても意見を求めてきたんですね。
当然『自分の意見』なんて当時はないですし、『英語も満足に話せない』状態では、質問に回答することができませんでした。
その結果、質問されることがなくなったんですよね。
あとからわかったことですが、『自分の意見を言わない人=存在する理由がない』というアメリカ文化もあるとのこと。
だから、僕の場合は『自分の意見を言わなかった、または他の人と同じ意見でもその理由を言わなかった』ために、僕の存在感はなくなってしまったんですね。
だから、必要ない人になってしまったんです。
こういう悔しい思いを何回もアメリカ留学時代は繰り返しました。
そして、自分の意見を言うことの大切さに気付かさえてくれたのが、当時のバンドメンバーでした。
繰り返し、『お前はどう思うのか』と聞いてくるので、英語が間違いつつも『自分の意見を言う』ようになっていったんですね。
そして、ここで大切なことは『英語が満足に話せなくても』ということです。
つまり、彼らは僕をバンドメンバーとして迎えている時点で、僕の英語力が低いということはわかっているんですね。
だから、『英語が完璧に話せなくても彼らはそれはわかっている。彼らは、ドラマーとしての僕の意見を聞きたいだって』気づいたんですね。
それから、間違えながらも少しずつほんと少しずつ自分の意見を言うようになっていきました。
それを何年も繰り替えすと、自分の意見を言うことに対して全く抵抗がなくなりましたね。
つまり、僕が自分の意見を言えるようになったのは、訓練を繰り返したからなんですね。
それ以外の方法はなく、コツコツ勇気を出して意見を言うようにしました。
では、自分の意見を言うようになって得たメリットとデメリットについて書いてみますね。
メリットは、
- 自分の人生を生きているという実感
- 自分が主体的に物事を決めることができるようになる
- 自分の考えにあう人が周りに集まってくる
ようになりました。
逆にデメリットは、
- 嫌われることが増えた
かなと。
そして、ここで大切なのが『嫌われることを恐れない』ということなんですね。
どうしても、自分の意見を言うと、意見が合わない人からは反発があります。
それは、仕方がないんですね。
だから、話し合いをしますが、それでもあわないと感じたら僕もイライラしてしまいます。
当然、相手も。
以前のブログにも書きましたが、ある議員さんと話をして僕の意見と議員さんの意見があわずにお互いイライラしたこともありました。
基本的に僕は誰であっても自分の意見を伝えるようにしています。
でも、嫌われてもそれだけなんですね。
全く実害はありません。
それよりも、メリットである『あなたの周りにあなたの考えがあう人が集まる』ようになります。
その結果、すごく仕事も趣味も何もかも行動がしやすいんですね。
つまり、幸せな時間が増えるということを意味しています。
もう1度整理しますね。
僕が自分の意見を言うようになって失ったもの=僕のことを嫌いな人。
僕が自分の意見を言うようになって得たもの=僕の考えとよく似た人。
僕のことを嫌いな人が僕から離れて行き僕は嫌いな人と一緒にいる時間が減りましたよね。
結果、ストレスの元がなくなりました。
逆に、僕とよくにた考えの人と一緒にいるようになって、僕はより自分の目的地と同じ方向を目指している仲間と一緒になることができました。
だから、幸せな時間が増えるということなんですね。
そのためには、必ず自分の意見を言う必要があるんですね。
そして、その小さい積み重ねが人生を変えていきます。
僕の人生が大きく変わったように、訓練を続ければあなたの意見を言うことができるようになり、あなたの人生も大きく変わる可能性があります。
でも、勘違いしないで欲しいのは、アメリカ人のように『僕は僕は』という常に僕の意見が1番のいう考えは持っていないんですね。
例えば、同じ目的地に向かって走っているんだったら、色んなルートがありますよね。
Aのルートを勧めてくるAくん。
Bというルートを勧めてくるBくん。
Cというルートを勧めてくるCくん。
というように、それぞれ『目的地』は同じだけで、『ルート(手段)』が違うということですよね。
だから、自分の意見は言うけども、よりその目的地に到着するためにルートで僕よりいいルートがあれば、認めて受け入れることができます。
もちろん、その前にしっかりと意見交換はして、納得して受け入れるようにしています。
ですので、ぜひ小さいことからでもいいので、少しの勇気を出してぜひ自分の意見を言うようにしてみてくださいね。
あなたの人生をより主体的に生きることができるようになり、ストレスが軽減されますよ。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。