僕はこのブログを書いている他に、地元徳島県で民泊やゲストハウス運営をしています。
最近はゲストハウスという名称も一般的に定着しつつあり、大学生から家族連れ、ご年配の方など本当に様々な人にご宿泊いただいています。
僕自身の運営スタイルはゲストさんと交流するスタイル。
ですので、ほぼ100%ゲストハウスに宿泊いただいたゲストさんとお話します。
その中で、最近お会いした自転車で旅をしているゲストさんがすごかったので、少し紹介したいと思い今回のブログを書いています。
この記事を読み終えると、『健康を考えて自転車もありかも!?』と思って頂けると思います。
自転車で旅をする男性ゲストさんは超健康でした
先日ご宿泊いただいた男性ゲストさんは、本当にびっくりするぐらい健康でした。
まず、その方のご年齢ですが約80歳。
そして、どれくらい健康かというと、1人で自転車で旅に出て数日経つと自宅に戻られるという生活が出来るくらい元気です。
ご宿泊いただいたときも、高松から徳島へ自転車でお越しで、その距離なんと72.4kmもの道を1日で走行されてきました。
もう1度書きますよ。
約80歳ぐらいの男性です。
びっくりするぐらい体力がありますね。
このように書くと、『命が危なのでは?』と考える人もいるかもしれません。
確かにそうかもしれません。
ですが、見た目はかなり肌ツヤが良く、気さくでダンディな男性でした。
年齢的にはおじいちゃんと呼ばれてもいいと思うのですが、全くそんな感じには見えなかったですね。
頭の回転も早いですし、普通に歩くこともできる。
さらに言うと、会話も面白く、共有スペースで一緒になったマレーシア人の女性ゲストさんと僕との3人での会話は英語で会話をされていました。
聞くところによるとフランス語も話せるとのこと。
このような話しが面白くて健康な人は、僕のプライベートな知り合いの人の中では1人。
また、ここにお越しになるゲストさんでも今まではお会いしたことはなかったです。
例えば、以前ご宿泊いただいた同年代のゲストさんの中には『もう余命宣告されている。最後に先祖の墓参りに来た』という方もいました。
そこで、その男性にこのような質問をしてみました。
『どうしてそんなに健康なんですか』と。
健康を維持できる秘密は自転車とジムと旅行
では、どうして健康を維持できているのかというと以下の理由からでした。
- 自転車
- ジム
- 旅
とのことでした。
では、1つ1つその男性の考え方を紹介したいと思います。
自転車に乗ることによって脚が鍛えられる
自転車に乗ることで脚が鍛えられるとおっしゃってました。
確かに、ご年配の方がよく無くなる1つの過程として、
- 脚を骨折する
- 寝たきりになる
- お亡くなりになる
ということが多いと思います。
事実、脚が動かなくなると寝たきりになるため全体の筋力も衰えていきますよね。
さらに、ふくらはぎにはポンプの役割もあり、心臓へ血液を戻す効果があります。
そのため、ふくらはぎは第2の心臓とも言われています。
つまり、脚を鍛えるということは、健康を維持するためには非常に重要なことであると言えますね。
特に、ご年齢が高い人にとっては。
そして、それが自転車では可能であるということです。
週3回のジム通いで新しいことに挑戦している
男性の方の1週間は、7日のうち3日はジムへ通い、2日休み、週末は自転車で近郊を走るとのライフワークでした。
そして、そのジムでは、『ヨガ』と『バレトン』に挑戦されているとのことでした。
僕の含め多くの方はヨガが健康に良さそうということは知っていますよね。
ですが、バレトンという言葉は僕にとって初めて聞く言葉でした。
では、バレトンとはどのようなエクササイズかというと、『バレエをベースにしたエクササイズ』とのこと。
検索すると動画がありましたのでご確認ください。
80歳前後のおじいさんがヨガとバレトンに挑戦している。
素晴らしいですよね。
そして、ジムだけではなく自宅でも毎日ヨガをしているとのこと。
これもご本人曰く『健康に役立っている』とのことでした。
旅をすることで新しい感動を得ることができる
また、その男性ゲストさんは、年4回自転車で旅に出るそうです。
今回徳島県にお立ち寄りになったのも、その年4回の自転車の旅の途中とのこと。
その旅先で新しい景色を見たり、経験をしたことがないことを経験することがすごく面白いとのこと。
お会いしたときも、青森周辺や九州を、中国地方を自転車で旅をした話しを聞かせてくれました。
そして、そのときに撮影した写真も一緒に見せてくれました。
やはり、こういうことを繰り替えすからなのか、非常に知識が豊富な方でした。
さらに、言うと『お医者さんにも行かないし、薬も飲まない』とのこと。
お医者さんに行くのは『歯医者さんだけ』とのことでした。
あなたも見たことがあると思いますが、ご年配の方はいつも薬を飲まれていますよね。
血圧を下げるお薬なのか、どういう病気を防ぐ薬なのかわかりませんが、ほんと多く服用されています。
ですが、その男性ゲストさんは一切薬に頼らない生活をしているとのことでした。
ほんと健康そのものですよね。
そこで、僕はこういう質問もしてみました。
『なぜ、数ある趣味の中から自転車を選ばれたのですか』と。
どうして数ある趣味の中から自転車を選んだのか?
もともと自転車を始めたのは52歳、または53歳の頃。
どのような考えで自転車を趣味として選んだのか教えてくれました。
それは、
- 自転車は1人でできる
- 金銭的にかからない
- 素晴らしい景色を見ることができる
- 脚を鍛えることができるため健康に良い
という理由からとのことでした。
自転車は1人でいつでも好きなときに楽しむことができるというもの。
ですが、ゴルフはコースに出るためにはある程度人数がいるのと、金銭的に負担が大きいから選択しなかったとのことでした。
そして、先程もお伝えしましたが、素晴らしい景色を見れること、場所によっては新鮮な空気を吸えること。
最後は、やはり脚を鍛えることができるから健康でいることができるという理由から自転車を選ばれたとのことでした。
また、退職後にTVばかり見る生活についてはこのように教えてくださいました。
TVばっかり見ていると人間ダメになる
男性ゲストさんが言うには『退職してTVばっかり見ていると人間ダメになる。もちろん、TVは見ることはあるが、それでも最低限』とのこと。
さらに、『ある程度年齢が高くなってくると車に乗ると脚が弱くなる。だから自転車に乗ることは本当に健康にいい』とおっしゃられてました。
確かに、TVや車は脚を鍛えないですね。
僕自身この言葉は思い当たることがあります。
それは、PCの作業を毎日しているので、びっくりするぐらいふくらはぎの筋肉が無くなっていたことです。
これには、本当にショックを受けました。
だから、僕も含めて年齢は関係なく健康のために脚を鍛えることを意識的に始めることをおすすめします。
そして、最後にこのような質問をしました。
『同窓会とか行くと歩くことが出来ない人もいると思います。何が健康で長く生きるコツなのですか』と。
健康で長生きするコツは?
先程もお伝えしましたが、『薬は一切飲んでいない』とか『病院には行っていない。行くのは歯医者だけ』という男性ゲストさんはどうしてそんなに健康でいることができるのか。
その質問の答えがこちらです。
『生きる目的を持つということが本当に大切』とおっしゃられました。
自転車を始めようと思ったのも退職後の人生を考えてとのこと。
退職後の第2の人生を有意義に生きるため、考えた結果自転車だったのです。
つまり、『健康で長生きするためには?』という疑問を感じ、その仮説が『生きる目的を持つこと』ですよね。
そして、それが本当かどうか検証するための手段として『自転車』を選ばれたということですね。
この仮説と検証の話しは、ちょうどこのブログの1つ前に書いたブログの内容だったので、本当にびっくりしました。
そのブログはこちらです。
[kanren2 postid=”4454″]
⇒仮説検証を繰り返し行えない人は人生で損をしている⇒その理由とは?
ですので、『自分らしい人生を生きるためには何が必用なのか?』。
この問に対して、真剣に考え仮説を立て、その仮説を検証するために行動することによって、あなたの理想の人生に近づくことができますね。
もちろん、それには健康は外せないですけどね。
最後に
この男性ゲストさんの方法が医学的に正しいのか僕にはわかりません。
ですので、全員に『自転車をして健康になりましょう』ということを伝えるつもりはありません。
ですが、『こういう方法もありますよ』ということはお伝えしたいと考えています。
なぜなら、その男性ゲストさんは本当に元気だったからですね。
世の中寝たきりで介護が必用な方が多いのにもかかわらずです。
体の不自由もない、頭も冴えてる。
改めて、『生きる目的を持つことは人生において本当に大切』だと今回のお話から感じました。
こういう普段会うことができない人と会うことができるのは、ゲストハウスを運営している良さですね。
ゲストハウスは、ある意味知らない人同士だからこそ、色んなことが話せるというのもあります。
実際、マレーシア人の女性と3人でのお話も非常に楽しく、その女性ゲストさんは最後に一緒に男性ゲストさんと写真を撮影されていました。
こういう出会っていいですね。
そして、ゲストハウスには様々な出会いがあります。
この出会いについてはこちらの記事に詳しく書いているので、ゲストハウスの出会いについて興味がある人はあわせて読んでみてくださいね。
[kanren2 postid=”2148″]
⇒ゲストハウスで出会いはあるのか?ゲストハウス運営者が裏側を告白!
このブログを読んでいるのも何かの縁なので、『ちょっと体がなまっているな』と感じている人は、この機会に自転車を始めてみてはいかがですか。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。