僕は徳島県の鳴門市で『うずしおゲストハウス』という宿泊施設を運営しています。
ありがたいことで、僕が運営し始めてから
- 収益性が数倍にアップ
- booking.comの口コミランク地域No.1
- リピーターのゲストさん数のアップ
- 鳴門市のふるさと納税返礼品に選ばれる(他は2つの高級ホテルのみ)
- 日本経済新聞に僕が掲載される
ということがありました。
このように書くと『建物がおしゃれで立地がいいんでしょ』と思うかもしれませんが、そうではありません。
- 建物は築30年くらい、一部のトイレは今でも『和式』
- 洗面台やキッチンも10〜15年ぐらい前の商品でおしゃれではない
- 洗面台からはお湯も出ない
- 断熱材が悪いため夏は暑いし冬は寒い
- 山の近くなので、虫が出る
- 立地も悪く最寄り駅から徒歩1時間
という現状です。
でも、先ほども書きましたがBooking.comでは地域No.1の口コミ評価をいただいております。
では、どうしてこのような結果になったかというと僕が意識していることが上手くいっているからと考えています。
それは以下の2つですね。
- 女性目線のゲストハウス
- 遊び心のあるゲストハウス
です。
そこで、今回のブログはこの『女性目線の考え方』について僕が実践している方法を掲載したいと思います。
[box class=”blue_box” title=”この記事を読んでわかること”]
- 女性目線の考え方に至ったきっかけ
- 女性目線をするために実践したこと
- 女性ゲストさんに安心感を与えるための方法
[/box]
なぜ女性目線のゲストハウスをするようになったきっかけとは?
女性目線のゲストハウスを目指すようになったきっかけは大きくわけて2つあります。
それは以下の2つですね。
- ターゲット層を女性にしたから
- 僕の人生経験より
では、1つ1つ解説していきますね。
ターゲット層を女性に設定したから
僕がこの『うずしおゲストハウス』を始めてから色々データを取っていくうちに、女性のゲストさんが多いということに気づいたんですよね。
『あれ?意外と女性のゲストさんが多い・・・』って。
僕の勝手なイメージだったんですが、ゲストハウスって男性ゲストさんが多いってイメージがあったんですよね。
でも、6割ぐらいは女性のゲストさんが泊まる。
なぜこんなことに気づいたかというと、僕自身はゲストハウス以外にもマンションの一室で民泊もしているから、そことの比較からですね。(もちろん許可を取って合法でしている)
民泊は海外の人が7割で男性・女性は半分ずつぐらいでしたが、『うずしおゲストハウス』に関しては女性が多い。
少ない予算でやりくりするためには、『ターゲット層を絞った方が良い』と考え、思い切って女性が泊まりやすいゲストハウスへ方向転換したというのが、きっかけですね。
また、もう1つのきっかけである僕の人生観についても話ますね。
元バンドマンのため音楽などの芸術やおしゃれなものが好き
これは、ゲストハウスというよりも僕の人生がそうなのかもしれません。
僕はもともとプロミュージシャンを目指していたので、芸術関係が好きなんですよね。
ちなみに、楽器はドラムです。
⇒2018年にXJAPANの『紅』を演奏したので興味のある人は見てくださいね
※Facebookの友達申請はwelcomeです。一言添えてくれると嬉しいです。
また、僕の仕事歴も大きく影響をしています。
僕が東京・徳島で働いていた会社は住宅・不動産関係の仕事。
営業マンだったんですね。
だから、数多くのおしゃれなお家を見てきました。
特に、徳島の会社は本当に素晴らしく、その『全て』と言っていいぐらいの家が、女性が家事が楽に出来るうえにかなりおしゃれで素敵なお家だったんですね。
※徳島の会社の家は規格住宅ではなくほとんど注文住宅で、お客さんの要望を汲み取りご予算内で可能な限り理想的なお家を一緒に建てるというもの。
細部にこだわりがあり、本当に多くのお客さんに喜んでいただきました。
なかにはお引渡しのときに『涙を流して喜んでくれるご家族も・・・』。
だから、今でも徳島の会社の社長のことは尊敬していますし、会社を辞めて独立・起業した現在でも交流もあります。
つまり、もとから『おしゃれな物が好きで数多くの女性目線の家を建ててきた』という経験が、思い切って女性目線のゲストハウスを目指すことができたきっかけになります。
だからと言って、ゲストハウスと注文住宅は全然違います。
そもそも、築30年ぐらいの建物です。
では、どのようにして女性目線のゲストハウスを作っていったのか次の項目で解説したいと思います。
女性目線のゲストハウスをつくるために僕が実践し続けていることとは?
結論から伝えると『女性に喜ばれるゲストハウスとは女性ゲストさんと作り上げているゲストハウス』ということになります。
ポイントは現在進行系ということです。
そして、これが僕が現在実践している方法になります。
では、どうやってゲストハウスを女性ゲストさんと作り上げているかというと『女性ゲストさんと仲良くなって改善点を教えてもらう』というシンプルなものです。
では、なぜ『仲良くなって』とう言葉がつくかというと、仲良くなると男性では気づかない色々な細かいポイントを教えてくれるからですね。
僕は今までたくさんの家を建ててきましたが、住んでからの
- インテリアであったり
- 女性が家で必要としているもの
- シャンプーへのこだわり
- 小物へのこだわり
等については、まだまだ勉強不足だったからです。
だから、自分で考えるということもしましたが、そのフィードバックを仲良くなった女性ゲストさんに求め続けたんですね。
[voice icon=”http://binarysupport-club.com/wp-content/uploads/2019/06/c9ff8df3-b00a-44db-846c-cf90d81f76ec-1.jpg” name=”Ken” type=”l”]こういうことをやってみたんですが使ってみてどうですか。[/voice]
[voice icon=”http://binarysupport-club.com/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-16-19.50.18.png” name=”女性ゲストさん” type=”r”]これは使いやすかったですよ?女性ゲストさんは絶対喜びますよ[/voice]
[voice icon=”http://binarysupport-club.com/wp-content/uploads/2019/06/c9ff8df3-b00a-44db-846c-cf90d81f76ec-1.jpg” name=”Ken” type=”l”]他にこういうのがあったりいいとかありますか。[/voice]
[voice icon=”http://binarysupport-club.com/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-16-19.50.18.png” name=”女性ゲストさん” type=”r”]そうですね!それだったら・・・[/voice]
などこういう会話を繰り返し今でも行っています。
つまり、今でも少しずつ進化しているということです。
では、どうしても女性ゲストさんが僕にこのように色々話をしてくれるかというと、それには秘密があります。
女性ゲストさんと仲良くなるには圧倒的な安心感が必要
僕は女性ゲストさんと話をするときは、できるだけ安心できる人という印象を持ってもらうように心かげています。
そして、そのときに意識していることは、以下の内容です。
- 対面しても不愉快に思われない程度の容姿
- ニオイに気をつける
- 清潔感を意識する
- コミュニケーション能力(特に傾聴力・質問力・共感力)
- 笑顔は最強の武器になる
- 薄っぺらくていいのでどのジャンルにも対応できる知識
- ギャップを意識する
- 適度な笑いを取るけど話すぎない
- 横柄な態度は取らない
容姿については『太りすぎない』ということを意識しています。
でも、そうは言っても『太っていますが』最近は176cm、75kgまで体重を落としたので、決して『めちゃくちゃ太い』というレベルではないと思います。
ご飯が美味しいから食べてしまうんですよね。
また、ニオイに関しては女性は非常に敏感で、そして男性の何倍も気を使っている部分だと考えています。
[voice icon=”http://binarysupport-club.com/wp-content/uploads/2019/07/スクリーンショット-2019-07-16-19.50.18.png” name=”女性ゲストさん” type=”r”]確かにクサイ人は話す気が失せますね・・・[/voice]
だから、基本的にチェックインの前には基本的にシャワーを浴びてゲストさんを迎えることが多いですね。
夏場は特に。
もちろん、忙しくてバタバタしてチェックイン後にコソッとシャワーを浴びることもありますが。
清潔感に関しては、ヨレヨレのシャツを着ないようには意識していたりします。
ちなみに、僕はアイロンがけが大好きなんですね。
これは、アメリカ時代のあるエピソードがきっかけで好きになったのですが。
ただ、現在は髪を伸ばしている途中なので、かなり中途半端な状態で、清潔感からはかけ離れていますが。
これは他の部分で補う必要があると考えています。
コミュニケーション能力(傾聴力・質問力・共感力)は特に重要だと考えています。
もちろん、笑いも笑顔も大切ですし意識している部分ですね。
また、女性ゲストさんが嫌がる会話は絶対に自分からはしないようにしています。
例えば、エッチな話ですね。
一気に警戒心を持たれますので、しないようにしています。
でも、シングルマザーや独身の女性ゲストさんから振ってこられるときもありますが(笑)。
または、仕事の話も男性ゲストさんと違って女性ゲストさんは嫌がる人も多いです。
だから、表情や雰囲気を見つつ会話をしていたりします。
あとは、薄っぺらくていいので、どのジャンルにも対応できる知識も持っておくと共感力と質問力が上がるので大切なのかなと考えています。
もちろん、知らないことは真剣に聞くと答えてくれるので、この点でも仲良くなれたりします。
横柄な態度はありえないですね。
男性が上、女性が下とか全く考えていないですね。
それよりも、宿泊していただくゲストさんがどうやったら喜んでくれるか考えていますね。
ギャップも意識していたりします。
笑いだけでなく真剣な話にも対応し『この人だったら安心できる』と思ってもらうようにしています。
そして、ふとこれを書きながら思ったのですが、これらの行動はすべて『営業マン』時代につちかわれたということですね。
住宅の話は何千万円という大きなお金が動くため、真剣にお客さんの話をききます。
これが僕の原点なのかなと。
だから、初対面のゲストさんが、応援してくれる意味を込めて僕に色々『アドバイス』をくれたりします。
そして、そのアドバイスに従って愚直に実践する。
行動こそがすべてを変えることができる唯一のものなので、実践してゲストハウスの改善を続けています。
もちろん、失敗することもありますが、それも1つの経験。
ただ、少ない資本でしているので、大きな失敗はしないように経営者として意識していたりしますね。
最後に
今回はどうやって僕が女性目線のゲストハウスを作っているのか実践している内容について解説してみました。
[box class=”pink_box” title=”今回のブログのまとめ”]
- 女性が喜ぶゲストハウスとは女性ゲストさんと一緒に作っているゲストハウス
- 女性ゲストさんと仲良くなりアドバイスをもらい改善する
- 女性ゲストさんと仲良くなるためには安心感が必要
[/box]
ターゲット層を定めるからこそ具体的な行動が見えてきます。
そして、そのターゲット層の人が喜ぶ内容のゲストハウスをしているからこそ、宿泊してくれる人の口コミも高くなるということです。
例え、建物や設備が古く立地が悪くても・・・です。
もちろん、これは僕が実践していることの1つ。
その他にも注意している点は色々あるので、また解説していきますね。
ちなみに、もしあなたが民泊やゲストハウスのことをより詳しく知りたいならこちら記事がおすすめです。
- 宿泊者側の視点から
- 経営者側の視点から
という2つの視点で記事をわけているので、参考になると思います。
ぜひあわせて読んでみてくださいね。
[box class=”green_box” title=”あわせて読みたい”]
⇒民泊・ゲストハウスが好きな人へ!絶対読むべき人気記事のまとめ!
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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。