ゲストハウスや民泊を経営しているため、毎日のように多くの人と会って話をしています。
僕の経営スタイルは人会うことなんですね。
だから、様々な人の悩みや考え方を会話を通して吸収しています。
もちろん、質問も多くきます。
最近特に多い質問は『起業するときに気をつけることは何ですか』という質問。
そこで、今回のブログは『起業するときに気をつけること』について僕の考え方を解説したいと思います。
起業するときに大切なこととは?
結論から伝えると、
- 安易に経費を増やさずに今あるものを使うこと
です。
なぜなら、
- 資金がなくなると精神的な安定を失う
- 資金がなくなると倒産してしまう
からです。
その結果、あなたのビジネスにどういう影響を与えるのでしょうか。
資金がなくなると精神的な安定を失ってしまう
資金がどんどん減っていくと、あなたはどんどん精神的に追い詰められていきます。
『なんとかしなければいけない・・・』このように毎日考えてしまい、思考がお金儲けのことばかりになってしまい、冷静な思考ができなくなっていくんですよね。
なぜわかるかというと、過去の僕がそうだったからです。
資金が底をつきかけてくると、常に目先のお金を追いかけるようになります。
もちろん、必死にお金を稼ぐことが悪いわけではありません。
ですが、何の戦略もなく行動していても稼げないのです。
だからこそ、こういう状態におちいる前に健全な資金を確保して欲しいと考えてます。
資金がなくなると倒産してしまう
当たり前ですが、資金がなくなればこれ以上事業を続けていくことはできなくなります。
その結果、個人や法人は廃業したり倒産してしまいます。
『せっかく今まで頑張ってきたのに・・・』とどれだけ後悔したとしても、後の祭りです。
夢や希望を持って、独立・起業したのにもかかわらずです。
だから、あらためて気づいて欲しいのが『資金の重要性』です。
では、どうして資金が減ってしまうのでしょうか。
それは、
- 事業に必要な商品等を購入してしまったから
- 借り入れがあるため毎月一定金額が口座から引き落とされるから
という理由が考えられますよね。
逆に言えば、手元にあるものを有効に使って起業すれば、資金が減らないということですよね。
起業で失敗しないために!購入するのではなく今あるものを使うこと
個人でビジネスを始める場合は、今手元にあるもの『どうすれば自分のビジネスに有効に使えるか』ということを考えることが必須です。
もしあなたが手元にまとまった資本がない場合は、特にです。
間違っても始めから大きなお金を使うことはおすすめしません。
そうすることによって、手元の資金の減りがぐっと少なくなります。
また、安易に固定費を増やすこともやめましょう。
自宅で起業できるのであれば、自宅を有効に使う。
人を雇うのではなく、今やっている手順を見直すなどして、毎月固定されてしまうであろう費用を極力抑えます。
こういうことコツコツ行うことで無駄な固定費を抑えることができます。
見栄を張る必要はありません。
あの経営破綻したJALを黒字企業として復活させた稲盛和夫さんも、『固定費を削減することの重要性』について社員に繰り返し伝えたと言われています。
だから、僕の経験上、まとまった資本がない人は本当に小さく小さくビジネスを始めることをおすすめします。
【具体例】起業するときに今あるものを有効に使い成功する
①:店舗は本当に必要なのか
店舗は本当に必要かどうか。
オンラインで代用することができるのではないか。
店舗を持つメリットはどうなのか。
自宅でSkypeやZoomを使って店舗を持つ代わりに起業することはできないのか。
僕は、独立したときに不動産をいきなり購入して始めました。
これは今振り返って考えると大失敗です。
ですが、独立・起業=店舗という考えに固執していたんですね。
そして、それは見栄のためでもありました。
ですので、実店舗以外でオンラインで代用できるのであれば、ぜひ代用することをおすすめします。
②:高価な機材は本当に必要なのか
これも僕の実体験です。
独立するにあたって、それなりに良い新品のコピー機も購入しました。
机や椅子も片っ端から新品で揃えたんですね。
でも、コピー機はほとんど使いませんでした。
机や椅子は現在タダで人に貸しています。
僕の大切なお金を使って購入したのにもかかわらずです。
本当に椅子は必要だったのか。
椅子が必要だったのであれば、なぜ中古品を購入しなかったのか。
見栄えは多少悪くても、形が揃わなかったとしても無料でもらうという選択肢はないのか。
など、色々考えればお金をかけずに起業することも可能だったでしょう。
だから、あなたにも僕のような失敗をしてほしくないため、できるだけお金をかけない方法というのを考えて欲しいと思います。
③:アルバイトは本当に必要なのか
僕の3つ目の失敗です。
アルバイトを雇ってしまったんですね、早めの段階で。
ちょうどその頃は売上が上がってきたときだったので、一気に勝負をかけようと考えアルバイトを募集し雇いました。
ですが、そのビジネスで失敗し一気に資金不足に。
でも、固定費としてアルバイト代は毎月払わなければいけない。
『苦しくて払えない』ということは言えず、毎月何よりも優先して払っていました。
人を雇うということはその人の人生にも大きな影響を与えます。
だからこそ、お給料は必ず払わなければいけません。
でも、売上があがっていないときの固定費ほど恐ろしいものはありません。
だから、先程書いたように起業は『小さく小さく』始めることを本当におすすめします。
まとめ:起業ときはできるだけ今手元にあるものを使って起業しよう!
今回は起業するときに気をつけることを僕の実体験を交えてお伝えしました。
この記事をまとめると、
- 起業するときは資金を減らさない
- いま手元にあるものを有効に使う
- 固定費は安易に上げない
- 起業は小さく小さく始める
- 見栄なんか気にしない
ということですね。
そして、ぜひこの記事もあわせて読んであなたの独立・起業に役立てて欲しいと思います。
それは、『ホリエモンの起業4ヶ条』です。
関連記事>>>ホリエモン4ヵ条!小さく始めるビジネスこそ『失敗しない』要因です
少資本のあなたが独立・起業するときに役立つのは資金を豊富にもっている大手の戦術ではありません。
ぜひこの記事を参考に行動して欲しいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。