ホリエモンさんが提唱する起業4ヵ条をあなたは知っていますか。
会社から独立して起業する志がある人は1度は目にしたことがあるのではないでしょう。
事実、僕自身もホリエモンさんが提唱する起業4ヵ条に則って起業しました。
ただ、同時に『ホリエモンの起業4ヶ条』に追加したいアイデアを4つ実体験を通して見つけました。
そこで、今回のブログは合計8個のアイデアをまとめて解説してみました。
是非最後まで読んで今後起業するときの参考にしてみてくださいね。
ホリエモンが提唱する起業4ヵ条とは?
ホリエモンさんが提唱する起業4ヵ条についてまずは解説したいと思います。
これは、『起業してからこの4ヵ条を守るとほぼ成功する』と言われているルールです。
その4ヵ条とは以下の内容になります。
- 利益率が高いビジネス
- 在庫を持つ必要がないビジネス
- 毎月安定収入があるビジネス
- 小資本で始めることができるビジネス
では、この内容を1つ1つ解説していきたいと思います。
起業するときは利益率の高いビジネスに取り組むべき理由
ホリエモンさんが提唱する起業4ヶ条 の最初は『利益率が高いビジネスに取り組むこと』です。
ですので、まずは利益率の計算方法から解説していきたいと思います。
利益率は以下のように計算し求めることができます。
- 利益=売上ー費用
- 利益率=利益÷価格 × 100(%)
では、具体的な数字を用いて計算してみますね。
- 売上:8万円
- 費用:7万円
- 価格:5万円
まず、このビジネスの利益は以下の通りになります。
- 8万円(売上)ー7万円(費用)= 1万円(利益)
そして、この数字をもとに以下の計算によって利益率を出すことができます。
- 1万円(利益)÷5万円(価格) x 100 = 20%(利益率)
つまり、この商品を1つ売ると、その価格の20%が利益になるということになります。
では、以下のような商品が合った場合はどうでしょう。
- 売上:8万円
- 費用:7万円
- 価格:2万円
これを先程と同じように計算してみます。
- 8万円(売上)ー7万円(費用)= 1万円(利益)
- 1万円(利益)÷2万円(価格) x 100 = 50%(利益率)
こちらは利益率が一気に50%まで上がりましたね。
利益率が低いビジネスをするデメリット
『利益率が低いからたくさん販売して利益を上げよう!』と考えるかもしれません。
ですが、2つのデメリットがあります。
- 商品を販売するためには仕入れる費用がかかる
- 売れなかったら在庫になる可能性がある
あなたが多くの資本を持っているなら問題ないかもしれません。
ですが、これから起業しようとしている人が多くの資金を持っている可能性は低いと思います。
また、売れなかったら在庫になり、あなたビジネスを圧迫していきます。(後述しています)
つまり、この『薄利多売』の戦法は大企業の戦法であり、資本力勝負になると起業したばかりのあなたでは勝負になりません。
ですので、ホリエモンさんは利益率が低いビジネスではなく、利益率が高いビジネスをすることを起業4ヵ条の1つとして提案されています。
起業するときは在庫を持たないビジネスから取り組むべき
ホリエモンさんが提唱する起業4ヶ条の2つ目は『在庫を持たないビジネスに取り組む』ということです。
在庫を持つと以下のデメリットがあなたに訪れます。
- 売上が上がらず経費が増える
- 在庫を保管する場所が必要になる
まず、在庫を持つということは、その在庫を仕入れる資金が必要になります。
資金が豊富でない状態の場合は、仕入れる在庫の量にもよりますが、一気に経営を圧迫する可能性があります。
また、その在庫が販売できればいいですが、販売できなかったら起業したとしても、一気に廃業になってしまうでしょう。
さらに、販売できたとしても、その売上で再度仕入れをしなければなりません。
これでは、なかなか手元にお金を増やすことは難しいと言えるでしょう。
あともう1つあるのが、在庫を置くためのスペースが必要ということです。
これはあなたが取り扱う商品によって違うので、どれくらいの広さが必要なのかは一概に言えません。
お家の一室でいいのか、それとも倉庫を借りなければいけないのか。
ですが、どちらにせよそのスペースは何の利益も生まない無駄なスペースとなります。
ですので、以上の2点から在庫を持つビジネスは起業始めはやめた方がいいでしょう。
起業するときは毎月安定収入があるビジネスを始めること
ホリエモンさんが提唱する起業4ヵ条の3番目は『毎月安定収入があるビジネスを始めること』とあります。
僕自身も経験しましたが、起業した直後は本当にお金のことを心配をする毎日でした。
なぜなら、起業後は会社員と違って、毎月○日が来ると給料が振り込まれるということはありません。
だからこそ、『毎月安定して収入がある』ということは、起業したばかりの人にとっては本当にありがたいことになります。
ですので、そういうビジネスを見つけるためにも、起業する前に自分と向き合いあなたが取り組もうとしているビジネスは『安定収入をもたらすのか』と熟考することをおすすめします。
小資本で始めることができるビジネスで起業する
ホリエモンさんが提唱する起業4ヵ条 の最後は『小資本で始めることができるビジネスに取り組むこと』です。
これは、本当に重要だと僕は考えています。
TVやメディアの影響で資金調達をして起業するという印象を持っている人は多いと思いますが、僕の考えはむしろ反対です。
できるだけ、小さく起業をするということが最も大切なことだと考えています。
この『小さく起業する』を具体的に言うと、
- 人件費
- 家賃
- 広告費
- 設備投資
等を削って始めるということです。
起業する人は今一度『本当にそれは必要なことなのか』と考えてから取り組んだ方がいいでしょう。
1人で出来る方法は無いのか、家賃がかからない自宅で起業する選択肢はないのか、その広告費でどれぐらいの収益を上がるのか、設備投資は本当に必要なのか。
また、僕の経験上ホームページは最低限でいいと思います。
その代わりSNSを有効に使う。(後述してます)
僕も起業の初期にプロの人におしゃれに作っていただきましたが、ほとんど集客できませんでした。
なぜなら『デザインが良い=集客できる』とは限らないということに気が付かなかったからですね。
ですので、できるだけ小資本で始めることができるビジネスに取り組むべきだと考えています。
つまり、小さく始めて大きくしていく方がリスクのない起業だと実体験から僕も感じています。
ではここから、ホリエモンさんの起業4ヵ条にプラスして、僕の実体験から得た4つの考えを紹介したいと思います。
ホリエモンが提唱する起業4ヵ条にプラスして僕の実体験から起業に必要だと感じたスキル
僕は2019年で起業して4年目。
この4年間で感じたことを追記したいと思います。
それは、ホリエモンの起業4ヶ条にプラスして『2つの能力』と『2つのマインド』があれば、より有利に起業できるというものです。
それは、以下の4つになります。
- マーケティングの能力
- 情報発信の能力
- ニッチ市場に惑わされない能力
- ビジネスモデルの改善
では、その理由を解説していきたいと思います。
起業する前にマーケティングを学び実践しておく
マーケティングとは簡単に言うと『売れるための仕組み』のようなものです。
ホリエモンさんが提唱する4ヶ条は『お客さんがいることが前提』となっているんですよね。
そして、商品は売れる前提になっていますよね。
ですが、実際起業してみて最も大切なファーストステップになるのが『誰に・何を・どのように売るか』なんですね。
つまり、商品があったとしても、販売するチャンスがあったとしても、誰に売ればいいのかわかっていない人が多いのです。
もちろん、僕もその1人でした。
だからこそ、起業してすぐに活躍するためにもマーケティングの能力は必須です。
できれば、起業する前に知識として知っているだけではなく、実践して経験を積んでおくことをおすすめします。
起業前する前に情報発信の方法を学び実践しておく
これも重要です。起業したとしても、あなたの存在を誰も知りません。
だからこそ、情報発信をすることによって、より早くあなた、またはあなたの商品の認知度を高めることが可能です。
具体的に言うと、『SNSの活用』と『ブログ』ですね。
下手な広告に何十万円と投資するよりも、僕自身の経験からこちらの方が効果が高いと感じています。
SNSは全て無料で利用できるので以下の5つはおさえておきましょう。
- YouTube
- TikTok
このSNSとブログを活用することにより、大きく収益を増やすことが可能です。
ですので、この2つの方法を起業前に学び実践することをおすすめします。
ライバルがいない業種はない!ニッチ産業に惑わされない!
こちらは能力というよりはマインドです。
マインドとは考え方と解釈していただいて問題ありません。
よくビジネスで『ニッチ産業を攻めろ』ということを聞きます。
ですが、僕の経験上これだけ情報化社会になっているのにライバルがいない産業なんてないと考えています。
あと、ブルーオーシャンとレッドオーシャンとかですね。
どちらにせよ、必ずライバルはいますし、ライバルが少なかったとしても必ず後からライバルが参入してきます。
では、どのように生き残ればいいかというと、ビジネスを継続し続けることです。
『そのビジネスの継続方法がわからないから困っている』という声が聞こえてくるので、きちんと解説しますね。
顧客に価値を提供し続ける企業が生き残ることができる
では、生き残るための方法とは『圧倒的な価値を顧客に届ける』ことです。
それ以外生き残る方法はありません。
つまり、顧客のことを考え、『どうすれば満足ではなく感動していただけるか』『どうすればこの人の悩みが解決できるのか』を考え続け、実践していく人(企業)が生き残るのです。
『たったこんなこと?もっと即効性があるものが欲しい』と考えているかもしれませんが、これが現実です。
このことを真剣に問い続けることによって、あなたのマインドが代わり、技術やサービスが向上します。
その結果、自然とライバルが淘汰されていなくなり、○○といえば〇〇というように言われるようになります。
だから、大切なのは『顧客に価値を提供する』ということを、意識して取り組んで欲しいと思います。
ビジネスモデルの改善方法は顧客が知っている
先程書いたように、ホリエモンさんは起業4ヵ条で『初期費用を少なくしてビジネスを始める』と提唱していますよね。
僕もできるだけ小さく始めることは大賛成です。
ただ、『ずっと小さいままでは終わりたくない』、『もっとビジネスを発展していきたい』と考えている人も多いですよね。
では、どのようにビジネスを発展させていくかというと、『お客さんの声を意識してビジネスを発展させていくこと』が有効な方法となります。
関連記事>>>ビジネスが成長するためのヒントは顧客との何気ない会話の中にあり!
なぜなら、ときどき経営者の人はよかれと思って商品をアップグレードしたりします。
ですが、それは本当にお客さんが望んでいることなのでしょうか。
例えば、昨今よく言われているのが、TVのリモコンの機能の多さですよね。
その機能は本当にお客さんが望んでいるサービスなのでしょうか。
要注意!経営者は過去の成功体験から『独りよがり』になりやすい
経営者は過去の成功体験から『独りよがり』になりやすいと考えています。
ですので、この『お客さんの声を聞き、サービスや商品を発展させる』ということは大切です。
ただし、注意点があります。お客さんの声を何でも聞けばいいというわけではありません。
ポイントは、話をしている中で『お客さんが本当に困っていることや、こういうサービスがあればいい』と言ったことを数字から判断し実行するということです。
資本が少ないうちは尚更数字で判断するべきだと思います。
もちろん、失敗しても余裕な資金があるなら『直感で』挑戦しても問題ありませんが、起業初期では博打のようなことはやめた方がいいでしょう。
お客さんのことを考え、あなたのビジネスやサービスをコツコツ発展させていく。
これを繰り返すことによって、あなた唯一の商品やサービスができあがるでしょう。
まとめ:ホリエモンの起業4ヵ条は独立起業するなら絶対に覚えよう!
今回はホリエモンさんが提唱する起業4ヶ条にプラスして僕が実体験から得たアイデア4つをご紹介してみました。
この記事をまとめると、
- 利益率が高いビジネスを行う
- 在庫を持つ必要がないビジネスを行う
- 毎月安定収入があるビジネスを行う
- 小資本で始めることができるビジネスを行う
- 起業前にマーケティングの知識を持ち実践を積んでおく
- 起業前にSNSやブログを使っての情報発信を学んでおく
- 顧客に価値を届け続けることによってライバルが淘汰されていく
- お客さんの声を大事にしてビジネスを発展させる
ということですね。
ホリエモンさんの起業4ヶ条と僕の4つのアイデアを実践して、是非失敗しにくい起業をして欲しいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。