僕は2015年の末に会社員を辞めました。
そして、2016年から自分でビジネスをはじめました。
では、何のビジネスかというと、英語塾です。
ですが、僕はこのビジネスで大きく失敗してしまいました。
今でもその時に作った借金を返済しています。
そこで、今回は僕が独立起業して失敗した原因を振り返ってみました。
独立して失敗した1番の原因は自分のやりたいことしかしなかったから
結論からお伝えすると、独立して失敗した1番の原因は『自分のやりたいことしかしなかったから』です。
他の視点で言うと、マーケットの需要を無視していたからです。
やりたいことだけしても成功はしない
これは僕の実体験から書いているのですが、やりたいことだけやって成功すれば『運』がいいと思います。
もちろん、ビジネスは結果がすべてですので、運が良く成功したのも素晴らしいと思います。
ただ、再現性がないので、次のビジネスでは失敗する可能性があると思います。
僕は自分がやりたい塾を目指していました。
- 僕がやりたい運営方法
- 僕が教えたい顧客層
など、すべてマーケット需要を無視して始めたんですね。
その結果、みごとに生徒さんが集まりませんでした。
『生徒さんさえ集まれば絶対いい塾にすることができる!』と自信たっぷりだったのですが、見事にその自信とプライドを打ち砕かれました。
ビジネスはマーケット需要を無視して成功はありえない
ビジネスはマーケット需要を無視して生き残ることはできないと僕は考えています。
もちろん、これは僕のような少資本の戦略。
大企業の戦略は別になると考えています。
僕はこのマーケットを全く考えずに塾を開始したんですね。
それなりに自分の中では調査したつもりでしたが、今振り返ると全くなっていませんでした。
その結果、自分がやりたいだけの塾を始めてしまい、地域の需要を全く無視した塾になっていました。
でも、初期の頃僕自身はこのことに気づかなかったんですね。
地域の需要を無視し続けた結果自分を苦しめることに
地域の需要を無視した塾を始めた結果、全く集客できませんでした。
本当に数人、1ヶ月の売上は数万円程度。
34歳の大人の月収が数万円で、なおかつそのときの借金の合計金額は約1億円。
一気に生活が苦しくなっていきました。
本来は3ヶ月続けてダメだった場合、他のビジネスに切り替えればよかったのかもしれませんが、僕自身の変なプライドが邪魔をして、塾を辞めることができませんでした。
その結果、毎月の収支は赤字。
本当に苦しい時代が始まりました。
『このままではダメだ!新しい顧客を開拓しなければ・・・』と考え、今度は小さい子供をターゲットに選定し英語を教えはじめました。
子供相手の英語塾は好評で紹介も増えるが・・・
僕が始めた頃は中学生を対象に英語を教えていました。
ですが、幼稚園や小学生低学年を相手に英語を教えることを始めた途端、一気にお客さんの数が増えました。
今までの集客の苦労はなんだったのかと思うほどです。
授業内容も好評でお客さんからの紹介も増えました。
ですが、子供相手に英語の授業をすればするほど、僕のストレスは増えていきました。
なぜなら、子供が僕の言うことを聞かないからです。
言うことをきかない子どもたちには辞めてもらいました
僕の時間を使って英語を教えている。
だからこそ、一生懸命勉強する人に英語を教えたいという想いがありました。
ですが、子供ですよね。
言うことききません。
話をしている最中から絵を書き始めたり、おしゃべりを始めたり。
『それぐらい我慢しろよ』と思うかもしれませんが、当時の僕にはできなかったんですね。
だから、僕の言うことをきかない人達に一斉に辞めてもらいました。
その結果、せっかく収益が上がり始めた英語塾はもとの数万円程度の売上まで戻ってしまいました。
『僕は一体何をしているんだ・・・』という思いと『時間を無駄にしたくない』という考えとの葛藤が激しかった記憶があります。
ビジネスとして考えるなら英語塾はさっさと見切りをつけるべきだった
英語塾にこだわってしまったため、僕の独立後の人生は最悪でした。
もちろん、全て僕が悪い。
もっと需要をリサーチして、英語塾以外の何かを始めていればよかったのかもしれません。
もしくは、英語塾にさっさと見切りをつけていれば英語塾のための借金をせずに済んだのかもしれません。
だから、これから少資本でビジネスを始める人には僕のような失敗をしてほしくないので、いくつか独立・起業した先輩としてお伝えしたいことがあります。
少資本のあなたが独立・起業して失敗しないために
では、どのような内容かというと以下の方法になります。
- 少資本で始めるビジネスを行う
- 無駄な借金はしない
- 自分のやりたいことではなくマーケット需要にあなたのやりたいことをあわせる
- 3ヶ月やって思っている結果が出ないのであれば別のビジネスに切り替える
もし、あなたが将来独立して起業しようと考えているなら、ぜひ上記のことを意識して欲しいと思います。
僕自身現在は民泊やゲストハウスビジネス中心に活動をしています。
そして、この上記内容に沿って物件を選んだりしています。
例えば、無駄な借金をしないという意味でも、絶対に物件は買いません。
すべて賃貸にしていたりします。
ちなみに、英語塾の物件は僕の購入物件です。
英語塾を辞めた後は、企業さんが借りてくれているので、不動産投資としては収益が上がっていますが。
ぜひ、上記内容を意識して行動すると、独立しても失敗することが少なくなるでしょう。
最後に
今回は僕が独立して失敗した原因について解説してみました。
先程も書きましたが、僕のような少資本の人はマーケット需要を徹底的に見極めて欲しいと思います。
なぜなら、少ない資本のため投資する先を間違えると一気に破産する確立が高くなるためです。
ですので、あなたがやりたいことではなく、マーケット需要を見極め、あなたがやりたいことをそこにあわせていくことをおすすめします。
本当にあなたがやりたいことは、お金持ちになってからでも僕はいいと考えています。
ぜひ独立して失敗しないためにも、十分気をつけて欲しいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。