バイナリーオプションには様々な取引手法がありますよね。
その1つにマーチンゲール法というのがありますよね。
ですが、個人的には初心者の人にはおすすめしない手法だということも以前のブログに書きました。
あれは破産してしまうと・・・。
まだそのブログを読んでいない人はこちらから読んでみてくださいね。
⇒バイナリーオプションでよく聞くマーチンゲール法を解説してみた!
そこで、今回の記事はマーチンゲール法と一緒に紹介されることのあるナンピンについて解説してみました。
初心者目線で解説しているので、初心者の人は是非最後まで読んでしっかり学んでくださいね。
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ナンピンとは一体なに?初心者目線で解説!
私のどのブログを読んでもらっても、基本的には知らない専門用語が出てくればその用語の意味や由来から解説していますよね。
その意味は『言葉の定義を明確にすることによって理解が深くなる』と考えているから。
言葉の定義が曖昧であれば、どうしてもその言葉と説明するのに別の言葉を用いる必要があったり、下手すれば全く別の意味として捉えてしまうかもしれないから。
だから、まずは言葉の意味をしっかり理解するようにしましょう。
ナンピンとは損を均等化すること

ナンピンはカタカナで表現されることが多いと思います。
でも、漢字でも書くこともあります。
どのように書くかというと、『難平(ナンピン)』と書きます。
そして、その『難平(ナンピン)』とは以下の意味なので参考に見てくださいね。
- 難を平らにする
という意味です。
つまり、『”難”=損を”平”均化する。その頭文字をとって難平(ナンピン)』と呼ぶようになりました。
また、その歴史は古く江戸時代にはもう既に使われていたそうです。
もちろん江戸時代ですので、バイナリーオプションやFXなどではなく、米商人の間で使われていた手法になります。
ただ、辞典によるとナンピンには別の意味も含まれています。
ナンピンには愚か者という意味も含まれる

ナンピンには別の意味もあります。
それは、『愚か者』という意味です。
実際にネットの辞書で調べると上記のように出てきます。
では、1つは金融商品の手法であり、もう1つは愚か者と称されるそのナンピン。
一体その手法はどのような取引手法なるのでしょうか。
ナンピンの手法は買いましすること

ものすごく簡潔に言うとナンピンはこういう時に使います。
バイナリーオプションに例える前に、FXに例えて説明したいと思います。
例えば、あなたがドル円を100円で購入したとします。
ですが、あなたの予想に反して100円で購入したドル円は段々値段を下げていき98円まで下がったとします。
つまり、あなたは利益を得るためには100円以上にドル円が上昇する必要がありますよね。
そこで、登場するのがナンピンです。
もし、あなたが98円のときにドル円と買いまし(ナンピン)したとします。
その時の価格の計算は以下の通りですよね。
- (100円 X1+98円 X1)÷ 2=99円
つまり、99円になれば元値に戻ったという計算ができますよね。
このように、ナンピンを使うと平均購入単価を下げることができるので、あなたの予測通りドル円が上昇すれば平均購入価格が下がっているので利益が出やすくなるということになります。
これが基本的なナンピンの考え方になります。
でも、そんなにいいことばかりじゃありません。
実は、投資家の中では『ナンピンは史上最低の投資手法』とも言われているのです。
ですので、次はナンピンのデメリットについてまとめてみました。
ナンピンのデメリットは一気に資金を失うこと

先程の計算は価格が上がる前提で話をすすめていますが、もし買いまししたけど価格が下がったら・・・。
そうですよね。
一気に資金を失いますよね。
つまり、平均購入価格(さっきの話でいうと100円⇒99円)を下げたけど、さらに下落するって状況も十分起こりえます。
そして、よく初心者の人が陥る考え方に『よし!もうこれ以上価格が下がることはないだろう!』という根拠のない自信によって取引をしてしまうということです。
感情的なナンピンなど何の意味もなさいどころか、むしろ悪でしかないと私は思っています。
だからこそ、相場のことをよく知らなうちにナンピンをすることは絶対におすすめしません。
本当に一気に資金を失うことになるので・・・。
逆に良いナンピンというのもあります。
良いナンピンは根拠のあるナンピン

良いナンピンとは簡潔にいうと戦略的であり根拠があるナンピンになりますね。
過去の経験や分析から確固たる自信があって取り組むナンピンのことです。
ただ、バイナリーオプションの場合は不幸中の幸いで売買の時間が決まっています。
ですので、FXのような含み損というのがありません。
これは、別のブログでもお伝えしていますが、この『損失が始めからわかっている』とうことはバイナリーオプションのメリットでもありますよね。
だから、例え通貨が大暴落したとしても、エントリーしている金額だけになります。
ただ、損失は損失ですので、注意が本当に必要です。
バイナリーオプションにおけるナンピンの考え方とは?
では、今回のテーマであるバイナリーオプションでのナンピンについて考えをまとめたいと思います。
まず、ナンピンの特徴である『購入価格の平均化』というものが、そもそもバイナリーオプションには適用されません。
なぜなら、FXのように為替が上がったり下がったりして利益を得るのではなく、『エントリーしたタイミングより上がったか下がったか』が利益に関わってくるからです。
ですので、バイナリーオプションにおけるナンピンの考え方はFXのナンピンとはそもそも違います。
バイナリーオプションにおけるナンピンの手法

バイナリーオプションは自動的に出口が決まっているのが特徴ですよね。
FXのように自分で損切りや利益を確定するタイミングを考える必要なありません。
それを利点を利用する方法があります。
例えば、『High』を選択しエントリーしたとします。
その時、あなたの予測に反してエントリーしたポイントより『Low』になったとします。
通常のナンピンのように買いましする方法も1つの方法です。
ですが、逆にこういう買い方もできます。
バイナリーオプションのメリットをいかしたナンピンがある

それは、『High』でエントリーした場合『Low』を買いましするという方法です。
結局、バイナリーオプションは為替がいくら上がったとか下がったとかは利益に全く関係ありません(※転売は除く)
『Low』にエントリーし損失を減らすということも可能なのです。
つまり、こういうこと。
ペイアウト率180%の取引条件で10000円を『High』でエントリーしたとします。
この時負けると10000円の損失になりますよね。
ですが、反対側にLowでエントリーしたとします。
- 10000円 (エントリー金額)X 1.8(ペイアウト率)=18000円(払い戻し額)
- 18000円ー10000円=8000円(利益)
- 10000円(損失)ー8000円(利益)=ー2000円(損失)
となりますよね。
本来ならば10000円の損失が出るところを2000円の損失で抑えることもできます。
こういう取引方法も、バイナリーオプションならではの取引方法で損失を減らすという意味では有効な方法となります。
ですので、バイナリーオプションならではの利点を使って取引するという方法もありと言えばありです。
でも、バイナリーオプション初心者の人にはあまりおすすめしませんが。
最後に

いかがでしたか。
ナンピンは私の経験上絶対に初心者の人にはおすすめしません。
もしするなら、自分の中でルールを決めて取り組むようにしましょう。
例えばナンピンは1回までとか。
もしするならですよ・・・。
ルールを決めていたとしても、自分の感情をコントロールできなければ精神的に、そしてもちろん金銭的にも非常に厳しい状態になると思います。
だからこそ、感情でエントリーするのではなく根拠を持ってエントリーするようにしてくださいね。
最後に世界的に有名な投資家ジョージ・ソロスの言葉をあなたに贈りたいと思う。
まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。
このことからわかるように、まずは生き残ることを意識する。
そのためにも資金管理とマインドセットをしっかり行う。
決して簡単なことではないかもしれないけど、生き残らなければ稼ぐこともできない。
本当に意識して取り組んで欲しいと思います。
ちなみに、バイナリーオプション初心者の多くの人が『ペイアウト率』を考えないで口座開設している人が多いですね。
これは、自然と損をしている可能性があるので、
- 先輩のおすすめの口座で取引している
- ネットの情報からとりあえず開設してみた
- コミュニティの先生から教えてもらった
という自分の意思で口座開設していない人は、ぜひ下記の記事もあわせて読んでみてくださいね。
きっと、どれだけ1回の取引で損をしているかわかっていただけると思います。
⇒バイナリーオプションの口座を適当に選ぶと大損する可能性あり!?